今回は「MGデュエルガンダムアサルトシュラウド」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場し、イザーク・ジュールが搭乗するデュエルガンダム アサルトシュラウドのMG版をご紹介。
2012年発売。
アサルトシュラウドは全装甲パーツの着脱が可能で、素のデュエルを再現することができます。
各種武装のほかに、携帯リニアキャノン「ゲイボルグ」も付属。
ということで、MGデュエルガンダムアサルトシュラウドをレビューしていきたいと思います!
MG 1/100 デュエルガンダム アサルトシュラウド
MG版のデュエルガンダムアサルトシュラウドさん。
1/100スケールのデュエルは2003年に無印版が発売されていたので、今回のMG化は1/100スケールとして、実に9年ぶりにリニューアルされたことになります。
MG化にあたりMSデザインやメカ設定はMG用に新規描き下ろしされていて、密度感の高いディテールでメカ表現が演出されているぞ!(>ω<)
価格は4,620円(税10%込)です。
ホイルシールとマーキングシールのほか、ガンダムデカール(ドライデカール)も付属します。
1/100 イザーク・ジュールのフィギュアがこちら。忠実にオカッパが再現されているよ……(*´ェ`*)
デュエルガンダム
まずはアサルトシュラウド未装着時のデュエルガンダムを見ていきます。
ご覧のように未装着状態での再現度も高く、スリムでスタイリッシュなスタイルも楽しめる内容になっているのが嬉しいポイントですね。
2012年製のMGということで古さは感じませんが、関節フレームはABS樹脂が使われていて、塗装に不向きだったり後述する股関節の可動がキツ過ぎるなどの弱点もあります。
反面、関節強度が強めに設計されているのでフニャつくことがなく、カッチリと動く印象です。
接地性、自立性ともに良好です。それでは各部細かく見ていきます!
可動域はそこそこ広く、手足は大きく広がります。
足はもっと開脚できるのですが、腰アーマーが引っかかる感じ。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
腰を撚るのは苦手です。上半身を少し引き出せば横を向けるかもしれませんが、やろうとしたら破損しそうだったので(ABSのボールジョイント接続キツ過ぎて怖い……w)今回は断念しました。
頭部をアップで。トサカ中央とツインアイはホイルシールです。
イーゲルシュテルン(額左右のバルカン)は内部からパーツが露出する形で、グレーで色分け済み。砲口も細かく開口されています。
横、後ろから。アンテナ先端に安全フラッグはありません。
胴体をアップで。コックピットハッチは、上下のパーツとも開閉します。
中に組み込むイザークフィギュアも同梱します。
ショルダーアーマーは、各パーツが細かく可動。肩自体は前方向へ少し動く感じです。
腕部。合わせ目はありません。
ここに限りませんが、ABSの関節強度はキツめのテンションで設計されています。
腰部をアップで。股関節のジョイント部は上下に可動しますが、こちらもキツめのテンションになっているので動かすのに少し苦労しました。
底面にジョイントパーツを噛ませれば、アクションベースに対応します。
脚部をアップで。ヒザ装甲などはフレームの動きに合わせてスライド可動します。
もちろん、足裏に肉抜きはありません。
背部の色分けも、かなり細かいです。背面バーニアの左右に装備されたビームサーベルは根本が前後に回転し、引き抜いて手に持たせることができます。
「出撃する!そこをどけ!」
イザーク・ジュール、X102デュエル出撃!
※本キットにアクションベース1は同梱しないため、ご注意を
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
対ビームシールドはヒジ側のダボ穴に接続し、↑枠のグリップを掴んで保持させます。
グリップの差し込み角度を変え、収納した状態で保持することもできます。
高エネルギービームライフルは、銃身下部に175mmグレネードランチャーを装備したデザイン。一応着脱できますが、展示用のミニスタンドなどは付属しません。
銃持ち手の指パーツと、凹凸を合わせるようにして持たせます。
「受け取れぇぇ!」
高エネルギーライフルをぶっ放すデュエル!
デュエル、
ビームサーベルを抜刀!
こちらも武器持ち手の指交換ハンドパーツと凹凸を合わせるようにして持たせるため、ガッチリと保持できます。
攻撃!
二刀流で。ビーム刃のエフェクトパーツは、長めのレッドが2本付属します。
アサルトシュラウド
それでは追加装備のアサルトシュラウドを装着させていきます。
組み立て書の順番も最初に未装着状態を作り、後半でアサルトシュラウドを被せていく構成です。
胸部装甲は上下に展開、MGらしい細かなギミックが搭載されています。
右肩には115mmレールガン「シヴァ」を装備。基部でロール回転するほか、上下にも動きます。
グリップが付属するので、手に持たせることも可能です。
前腕部の装甲。細かなオレンジ部も色分けされています。
組み込むときは、一度ハンドパーツを外してから装着します。
脚部に装着する追加装甲は、後部スラスターがスライド展開します。
このあたりもマスターグレードらしいギミックですね。
バックパックに設置する追加装甲は、スタビライザーの裏面スリットなども細かく再現されています。
左右には何やらパーツが着いていますが、これ何だったっけ?(*_*)設定見てもなんの武器かわからなかったです。MGのアレンジ部分かな?(無印1/100版では非搭載)
ドドン。完成したMG 1/100 デュエルガンダム アサルトシュラウドがこちら。
装着はカンタンで、5分から10分程度あれば切り替えできると思います。ただ腰部フロント側の追加装甲がカッチリとつかなかったので、ここだけ時間がかかりました。
アサルトシュラウドかっこいい……。
そんなにポロリすることはないのですが、動かしていて脚部追加装甲は何度かポロリしました。
情報量が増え、ディテール感が増した気がします。
シヴァで攻撃!
左肩の220mm径5連装ミサイルポッドは、ハッチが開閉します。
中のミサイルもしっかりと造形されているぞ!(>ω<)
「見つけたぞぉっ!」
ミサイルをぶちかますイザーク!
「出てこいストライク…でないと、傷が疼くだろうが!」
そして今回の売りの一つ、本編で未登場のゲイボルグがこちら。
設定的にはガンダムアストレイゴールドフレームに渡った武装で、ガンプラ的には1/100ガンダムアストレイゴールドフレームやレーゲンデュエルガンダムに付属していた武装となります。(今回はMG仕様としてグレードアップされています)
ドドン。本来搭載されていたはずのゲイボルグを手にしたデュエルの図。
ゲイボルグで攻撃!
ゲイボルグ、かっこいい……(*ノェノ)
旧作(無印1/100)との比較
それではここから、2003年に発売された1/100 デュエルガンダム アサルトシュラウド(左)と比較してみます。
※1/100の方は塗装+少しデカール貼りしているので、形状だけ比較シテネ
アップで比較。顔付きが鋭くシャープになり、当たり前と言っては当たり前ですが追加装甲もディテール感が増しています。
肩、腕、対ビームシールドを比較。
脚部を比較。
今回は、側面後部のスラスターが可動式となりました。
背部を比較。旧版のスタビライザーは、非可動です。
シヴァを比較。
高エネルギービームライフルを比較。
HG 1/144 デュエルガンダム アサルトシュラウドも混ぜ、色々なデュエルガンプラでディスプレイ。
1/144スケールの方も、そろそろHGCE化されるかな……?(*_*)
MG 1/100 デュエルガンダム アサルトシュラウドの感想
ということでMGデュエルガンダムアサルトシュラウドのご紹介でした。
MGに限りませんが、デュエルのガンプラはアサルトシュラウドと未装着の2パターンが再現できるので、お得度の高いキットに仕上がっていると思います。
今回の弱点は、ABS関節フレームの接続テンションがキツいため、股関節可動など細やかな動きをつけたいときに苦労する点ぐらい。無理に動かすとポッキリいきそうな気がしたので、扱いには注意した方がいい系のガンプラだと思われます。
その他色分け、ディテールは今のガンプラ目線で見ても優秀だと思います。
ゲイボルグまで付属するので、満足度が高いです。HGや旧1/100、BB戦士と比べた場合発売年が新しいので、「今から買うデュエル」としては今回のMGがオススメです。
以上、「MGデュエルガンダム アサルトシュラウド」のガンプラレビューでした!