今回は「1/144 アルトロンガンダム」のガンプラレビューです。
新機動戦記ガンダムWに登場し、張五飛(チャン・ウーフェイ)が搭乗するアルトロンガンダムの旧キット1/144スケールをご紹介。
1995年発売。
この記事執筆時のちょい前に再販が来たので、安いというのもあり組んでみました。
もちろん全身に渡り合わせ目があり色も足りないのですが、今の目で見てどんなものなのかじっくり見ていきたいと思います!
1/144 アルトロンガンダム
まずは内容物からいってみます。
昔のガンプラらしい小さいボックスとパッと見で多めのシール、それにウーフェイのフィギュアが付属します。
こちらがウーウェイのフィギュア。
良く見ると台座には「チャン・ウーフェイ」と刻印されています。
そして完成した旧キットの1/144 アルトロンガンダムがこちら。
とりあえず合わせ目だけザザッと消してシールを貼っただけの状態でのご紹介です。(合わせ目消し雑だけど……(*ノェノ))
90年代のガンプラという事を考えると、色分けは案外出来ている印象です。
もちろん今のガンプラ基準で見てしまうとシールは多めで色が足りない箇所はかなり多いですが、実売500円ちょいで購入出来るので文句は無しです……(*´ェ`*)
この頃はCGで体型バランス等を設計していなかったと思うので、職人の為せる技ではないでしょうか。
手足の可動域は、狭いです。
ただヒザはある程度曲がり、腰は360度回転します。
口はシールで補うのですが、このキットここに限らず曲面にシールを多用するので、触っているとバンバン剥がれてきます(>ω<)
という事で、とりあえず口のレッドだけ部分塗装してみました。
特徴的なトサカのような後頭部もバッチリ再現。
ここは左右はめこみ式で、ガッツリ合わせ目がありました。
……というか全身合わせ目が無い箇所が無いくらいなので、今回のレビューでは合わせ目説明は少しだけ省略します。
胸は、レッド1色1パーツ成形です。
シールは、光沢感のあるものが付属します。
肩は「ゴールド」「レッド」「上のホワイト」部にシールを使います。
当時ものキットはシールのサイズが合っていない場合が多いので、こういう部分を塗ればかなり化けそうな気がします。
シェンロンシールドは、凹凸に合わせて取り付けるだけのシンプルな接続方式。
イエロー1色1パーツ成形です。
腕は合わせ目を消したのですが、消し方汚くてスミマセンw(しかも一回壊して直してる)
ドラゴンハングのツメ部分はシールで、下側のパーツはホワイト成形になっています。(本来口まわりはイエロー)
ハンドパーツは、ポリ製です。
ドラゴンハングは、前方に可動ギミックを搭載しています。
目はシールです。口は、何気に開きます。
そしてアルトロンガンダムの特徴である、腕が伸びるギミックを搭載しています。
腕のホワイトパーツ部はすべて合わせ目が発生、関節のポリキャップもむき出し状態ですが、展開ギミック自体はとても良く出来ています。
ドラゴンハングを展開するアルトロンガンダム!
ギュワッ!
股下にスタンド穴は空いていないので、浮かせて飾る場合は挟み込みスタンド必須です。
バックパックまわり。スラスターは別パーツになっており、色分けされています。
ツインビームトライデント(収納状態)は、かなり外れやすいので要加工です。
背部ビームキャノンは可動し、前方へ展開できます。
フロントアーマーのホワイト部は、シールで色を補います。
こちらも曲面に貼る影響で、触っていると剥がれてきます。また、粘着力が悪いので経年で取れちゃうこともチラホラ。
このあたりは、塗装推奨です。
脚部は2パーツの左右挟み込み形式で、合わせ目が出ます。
ホワイト1色成形になっていますが、ディテールの再現はバッチリ。
このシリーズ共通で、足はレッド一色です。
足裏に肉抜きは出ませんが、モールドの類はなし。モナカ構造のため、合わせ目はあります。
持たせる用のツインビームトライデントがこちら。ビーム部分は、ホワイト成形です。
旧キットながら、造形自体は迫力のある大きさで立体化されています。
ツインビームトライデントは先端片側を外し、手の穴に通すようにして持たせます。
突き!可動幅は狭いぞ!w
ツインビームトライデントとドラゴンハングでパシャリ。
腕が伸びるギミックは、今の目で見ても面白いです……(*´ェ`*)
旧キットという事で手を加えなければいけない箇所は多いですが、当時物として考えるとなかなか良い出来ではないでしょうか。
ウーフェイのフィギュアと一緒にディスプレイ。
同じ旧キットの、1/144 シェンロンガンダムと比較。
1/144 ガンダムナタクとディスプレイ。
最後に、2024年にプレミアム・バンダイで発売されたHGAC 1/144 アルトロンガンダムと比較。
アルトロンガンダムの1/144は長い間最新フォーマットが発売されていませんでしたが、2024年10月にようやく発売されました……!(>ω<)
アップで比較。HG版はプレバン限定なので入手しにくさが弱点ですが、今の時代HG版をチョイスする方が幸せになれると思うよ……(*´ェ`*)
1/144 アルトロンガンダムの感想
ということで1/144 アルトロンガンダムのご紹介でした。
1995年に発売した20年以上前の旧キットになるので、全身に合わせ目があり色分けが足りない箇所が多いです。
今回は全身の合わせ目を消して組んでみましたが、ご覧の通りプロポーション自体は良くできていると思います。
足まわりが少し短い気がするので、そのあたりや各関節のポリキャップむき出し問題を解消し、塗装すればかなり化けるキットになっているのではないでしょうか。
何より安いので、腕に自信のあるモデラーさんは改造の練習台にでも是非、といったところ。
ただ前述したとおり、今の時代HGAC版が発売されているので、そちらの方がオススメです!
以上、「1/144 アルトロンガンダム」のガンプラレビューでした!