今回は「BB戦士シナンジュ」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムUCに登場するシナンジュの、BB戦士版をご紹介。
2011年発売。
SD系キットながら、頭部を左右に振るとモノアイが連動するギミックを搭載。
また、BB戦士オリジナルギミックとしてビーストモード(ファルコンモード/ワイバーンモード)が再現できるガンプラに仕上がっています。
という事で、BB戦士シナンジュをレビューしていきたいと思います!
BB戦士 シナンジュ
BB戦士365、MSN-06Sシナンジュのボックスアート。
SD系のシナンジュはEXスタンダード版も発売されていますが、本キットの方がお値段高めな1,100円(税10%込)でパーツ数も多いガンプラに仕上がっています。
袖付きMSの宿命で、ホイルシールの量は多いです。全てのエングレービング(ゴールドのライン)はシールで色を補います。
ただ、肩やプロペラントタンクなどに貼るマーキングシールも同梱します。
内容物がこちら。
武器は「ビーム・ライフル」「シールド」「ビーム・サーベル」「ビーム・アックス」「グレネード・ランチャー」といったシナンジュの一式の装備が付属。
ビーム・アックスのビーム刃エフェクトパーツは2つ同梱するうえ、ちゃんとクリアイエロー成形になっておりスタンドまで同梱する豪華な内容になっています。
そして完成したBB戦士シナンジュがこちら。
HGUC版と同様に深みのある成形色で立体化されており、発色が良く素組み派モデラーさんにも嬉しい見た目になっています。
ただ、エングレービング部分にはホイルシールを使う仕様です。
もはや13年前に発売されたものになりますが、ご覧のとおり今のガンプラ目線で見ても普通にかっこいいです……。
シナンジュは本キットの6年後にEXスタンダード版も発売されていますが、お値段的な事情もあり今回のBB戦士版の方が色分けが良好でパーツ数も多く、クオリティが高いです。
それでは各部細かく見ていきます!
頭部をアップで 。
60mmバルカン砲はグレーで要塗装ですが、その他の色分けは良好です。特にモノアイ周りが良くできており、
顔を左右に動かすと、連動してモノアイが可動します。
上半身をアップで。エングレービングこそシールですが、腰や動力パイプなどは細かく色分けされています。
また、肩に貼るマーキングシールが付属するので情報量多めな見た目に仕上がります。
肩のサブアーマーは可動します。
下半身。足首パーツの色分けは良好で、うまくパーツ分割されています。
股関節は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
足裏に肉抜きがありますが、色分けされているうえそこまで多くないので見栄えは良好です。
フレキシブル・スラスターはボールジョイント接続である程度可動。ある程度色分けされていますが、一部はホワイト・グレーで要塗装です。
プロペラントタンクは白い成形色になっており、マーキングシールのデザインがオサレです(*´ェ`*)
クリアレッドのスタンドが同梱します。
嬉しいボーナスパーツですね。
ビーム・ライフルはグレー1色のシンプルな3パーツ成形です。
ビーム・ライフルで攻撃するシナンジュ!
HG版のように、シールド裏にはビーム・アックスとグレネード・ランチャーをマウントする事ができます。
グレネード・ランチャーは着脱でき、ビーム・ライフルの銃床下に取り付ける事ができます。
ビーム・アックスを展開!
ビーム刃のエフェクトパーツは、クリアイエローのものが2つ付属します。
SD系キットながら、豪華な内容だな……。
連結させ、ビーム・ナギナタを再現する事もできます。
また、シールド裏の先端部分に装着する事もできるぞ!
ビシュゥン……。
アクション!
ビーム・サーベルは、クリアイエロー1色1パーツ成形のものが1本付属します。
ここからはBB戦士オリジナルギミックをご紹介。
武装類を↑のように組み替えれば、巨大槍モードになります。
↑のように組み直せば、大型ボウガンモードにも変化します。
攻撃!
こういうギミックがBB戦士っぽくて面白いよね……。
さらに、本体を組み替えることでビーストモードが再現できます。
こちらはファルコンモード。
頭部や胸部、腕・プロペラントタンクの取り付け位置を変える事により再現します。
こちらはワイバーンモード。
武器類と下半身を使って再現します。
ファルコンモードとワイバーンモードを並べてパシャリ。
EXスタンダードのシナンジュ(右)と比較。
本キットは2011年、EXスタンダードは2017年に発売されました。
アップで比較。エングレービングがシールなのは一緒ですが、今回のBB戦士版は腰部動力パイプやフレキシブル・スラスターなどの色分けが優秀です。
背部を比較。
フレキシブル・スラスターは造形部分を見てもBB戦士版の方がディテールが細かいですね。
ビーム・ライフルを比較。
シールドを比較。
体型バランスは、EXスタンダード版の方が昨今の「三国創傑伝」「SDガンダムワールドヒーローズ」に近いです。
あなたはどちらのシナンジュがお好みかな……?
ユニコーンシリーズのBB戦士でディスプレイ。
※BB戦士クシャトリヤ、BB戦士ユニコーンガンダム
三国創傑伝の呂布シナンジュと比較。
HGUCシナンジュと比較。
↑はBB戦士とHGUCを使った改造品です。
ミキシングビルドし、このようなオリジナル頭身に改造してみるもの一興だと思うよ……(*ノェノ)
色々なシナンジュのガンプラでパシャリ。
BB戦士 シナンジュの感想
ということでBB戦士シナンジュのご紹介でした。
色分け良好でギミックが多彩なうえ、目立つ肉抜きも少なく高プロポーションなガンプラに仕上がっていると思います。
素組み派モデラーさんにはEXスタンダードよりも今回のBB戦士版の方がオススメですが、価格は2倍近く上がる感じです。
何はともあれシナンジュはBB戦士・SDEXどちらの出来もいいので、「好みの頭身バランス」「塗装するかしないか」で選ぶのがいいかもしれません。
以上、「BB戦士 シナンジュ」のガンプラレビューでした!