今回は「HG RX-78-2 ガンダム[2020年ドバイ国際博覧会 日本館PRアンバサダー]」のガンプラレビューです。
「2020年ドバイ国際博覧会」にて、日本館のPRアンバサダーとして選出された「RX-78-2ガンダム」のHGをご紹介。
2021年発売。プレミアム・バンダイやガンダムベースで購入できる限定品になります。
大河原邦男氏によりデザインされたドバイガンダムが新規金型で再現されており、日本をイメージしたマーキングシールや特別仕様のリーフフレット、限定フルカラーパッケージ仕様の内容になっています。
という事で、HGドバイガンダムをレビューしていきたいと思います!
HGUC RX-78-2 ガンダム[2020年ドバイ国際博覧会 日本館PRアンバサダー]
豪華な限定フルカラーパッケージがこちら。
ガンプラ的には新規造形とアナウンスされていますが、2015年に発売されたHGUC191 RX-78-2ガンダム(REVIVE版)の設計データを元に、色再現と組み立てやすさを両立し再構築された内容になっています。
という事で一部のデータは流用されているのですが、前腕部や腰部・脚部は結構形が違うので新規造形多めな内容になっています。
……実はただの色替え+シール追加のリデコキットだと思っていたのでスルーしていたのですが、今更新規造形と気付いて購入した次第であります(*ノェノ;)
特性リーフレットがこちら。
中身を写すのはちょっとアレだと思ったので内容をチラっと書くと、ドバイ国際博覧会日本館PRアンバサダー仕様のガンダムに関する大河原邦男氏の特別インタビューが写真付きで解説されている感じでした。
エキゾチックなイメージを与えたく、漢字デザインのエンブレムが採用されたとの事です。
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
どちらも今回のドバイガンダム仕様になっています。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ビーム・サーベル×2」「シールド」「手首パーツ」
REVIVE版に付属したハイパー・バズーカは付属しませんが、ビーム・サーベルのグリップやシールドの取り付け仕様が変更されていて同梱するハンドパーツ数が増しているのが特徴です。
特殊な平手パーツが付属するぞ!(>ω<)
そして完成したHGドバイガンダムがこちら。
日本カラーを彷彿とさせる「レッド」「ホワイト」を基調とした成形色でまとめられていて、日の丸マークや脚部まわりのカラーデザインが特徴的です。
略してドバイガンダムと呼んでいますが、日本ガンダムという方がしっくりきますね。
新規造形ではありますが、前述したとおり作り的にはHGUC191 RX-78-2ガンダム(REVIVE版)のデータを元に設計されています。
という事で、クオリティ的には2015年あたりのHGと思ってOKです。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がり顔を上げる動作も得意です。
特に、腕はかなり開くことができます。
手足の関節も大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
上半身は360度回転します。
頭部をアップで。このあたりはリバイヴ版と同じで、アンテナ先端には安全フラッグがあります。
左右の穴は開口されていません。
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部から側面にかけて合わせ目が出ます。
胴体をアップで。
前後はめ込み式ですが、合わせ目は段落ちモールド位置になっています。
マーキングシールをアップで。
右肩の後ろには、「機動戦士ガンダム」文字のシールを貼ります。このあたりめずらしいマークになっていますね。
腰はブロック構造で、上半身を前へ倒すような柔軟な動きができます。
肩はボールジョイント接続で、前後に可動します。
腕部に合わせ目はありません。前腕部のパーツ分割構造が変化していて、境界線の白いラインはホイルシールで色を補います。
腕は大きく上がります。
多彩な手首パーツが付属するのが、今回のドバイガンダムの大きな特徴の一つです。
ライフル持ち手は右のみですが、あとの「握り手」「武器持ち手」「角度付き武器持ち手」「平手」「特殊平手」は左右分同梱します。
また、ランドセルにマウントされているビーム・サーベルのグリップは細かくパーツ分割されており、赤が色分けされているのも特徴です。(REVIVE版では1パーツ)
腰部も地味に変更されており、ハイパー・バズーカが同梱しない事からかマウントギミックがオミットされています。
サイドアーマーの色分けも独特ですね。
股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
脚部はふくらはぎに合わせ目があります。
その上も合わせ目っぽいのですが、大河原氏の設定画基準だとモールド扱いでOKでした。
足裏は、つま先付近に肉抜きがあります。
足を曲げた際に露出する関節フレームにも、合わせ目がありません。
↑このあたりが変化しており、ヒザの赤は別パーツで細かな白い部分は内部からパーツが露出する構造です。
ふくらはぎは、アポジモーター?が追加されたデザインになっています。
ドバイガンダム、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
シールドは取り付け方式が変化しており、グレーのジョイントパーツを前腕部に通すようにしてシールドを接続します。
グリップは可動式で、手で握らせる事ができます。
シールドを構えるドバイガンダムの図。
やはりこの独特な日本マークがいい感じだぞ……。
ちなみにジョイントパーツをランドセルに取り付ければ、
このようにシールドを背中にマウントする事ができます。
ビーム・ライフルは特に変わっていないようでした。
照準サイトとフォアグリップは可動します。
ジャキッ……。
ビーム・ライフルで攻撃!
振り返り撃ち!特殊平手がいい感じです。
フォアグリップを動かし、両手で構える事もできます。
ヒザを着いて射撃。
ビーム・サーベルを抜刀!
角度付きの武器持ち手も左右分付属します。
HGUC191 RX-78-2ガンダム(REVIVE版)と比較。
同じデータを使いつつ、新規金型が使われているため「前腕部」「腰部」「脚部」など、変更されているところがちょこちょことあります。
装甲色ホワイトの色合いも変化しているのが見て取れますね。
アップで比較。
背部を比較。赤の色合いにあわせ、サーベルが細かくパーツ分割されています。
シールドの取り付け方式も変化しました。
リア側の腰部を比較。
脚部はヒザまわりやスリッパまわりが変化しています。
ふくらはぎも。
足裏の肉抜きも違っているので、このあたりは完全新規になっているようです。
ちなみに1/144スケールのガンダムは、↑のREVIVE版ベースのほかより新しいオリジン版やENTRY GRADEなども発売されています。
HGUC RX-78-2 ガンダム[2020年ドバイ国際博覧会 日本館PRアンバサダー]の感想
ということでドバイガンダムのご紹介でした。
手足などに新規造形がちょこちょことあるのと、特徴的な日本マークが売りのガンプラといったところ。
また、プレミアム・バンダイだけではなくTHE GUNDAM BASE(ガンダムベース)東京・福岡でも販売されている(ただし数量限定)ため入手しやすい系の限定品になっていると思います。
この記事を上げた時のタイミングではありますが、ネットで中古を見ていても結構安く買えるようなので、購入検討しているモデラーさんは中古ショップでサクっと買っちゃうのも手だと思いますぞ。
以上、「HG ドバイガンダム」のガンプラレビューでした!