今回は「HGフルアーマー・ユニコーンガンダム(ユニコーンモード)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムUCに登場し、バナージ・リンクスが搭乗するフルアーマーユニコーンガンダム(ユニコーンモード)のHGUC版をご紹介。
2013年発売。
無印のHGUCユニコーンガンダム(ユニコーンモード)のランナーに加え、ビーム・ガトリングガンや背部バックパック・大型ブースターなどが追加されています。
という事で、HGUCフルアーマーユニコーンガンダム(ユニコーンモード)をレビューしていきたいと思います!
HGUC フルアーマー・ユニコーンガンダム(ユニコーンモード)
フルアーマーユニコーンガンダムのHGUC版は、ユニコーンモードの固定となります。(RG版ではデストロイモードに切り替え可能)
固定というとネガティブなイメージがあるかと思いますが、そのおかげで無理のない組み立て構造と勝手にサイコフレームが開く事がないなど、何気に人によってはメリットを感じるガンプラに仕上がっていると思いますぞ……(*´ェ`*)
……ところで当ブログ、現時点で1200体以上のガンプラをレビューしてきましたが、こんなドメジャーなキットをレビューしていなかったので「今のガンプラ目線(2022年視点)で見るとどんなクオリティか?」という観点でレビューしていきますね!(*_*)
ホイルシールがこちら。
ユニコーンガンダムのメインカメラに貼るもののほか、武装や大型ブースターの赤いラインを補うものが付属します。
素のHGユニコーンガンダム(UCモード)と比べると、豊富な武装が付属します。
※「ビーム・マグナム」「ビーム・サーベル」「ハイパー・バズーカ」「シールド+ビーム・ガトリングガン」「バズーカのマガジン」「背部大型ブースター」「手首パーツ×5(左右の「武器持ち手」「平手」+右の「銃持ち手」)」
ちなみに素のHGUCユニコーンガンダム(ユニコーンモード)にはビーム・マグナムが付属しなかったので、そういった意味でもプレイバリューの高い内容物になっています。
余剰パーツがこちら。
今回のフルアーマーは脚部側面にハンド・グレネードを装備していますが、外して余剰パーツを使えばノーマルのユニコーンガンダム(ユニコーンモード)を再現することもできます。(シールドのマウントパーツも然り)
そして完成したHGUCフルアーマーユニコーンガンダム(ユニコーンモード)がこちら。(商品名長い……(*ノェノ))
デストロイモードへ切り替え可能なRG版と比べ、HGUC版ではユニコーンモード固定となります。
ここは人によっては好みが分かれそうな部分ではあるのですが、敢えてメリットを書くと「触っていて勝手にサイコフレームが露出しない」「ポロリが少ない」などの長所はある感じです。
基本的な本体は先に発売された素のHGUCユニコーンガンダム(ユニコーンガンダム)と同じです。
違いは豊富な武装が付属しているのと、脚部外側にハンド・グレネードを装備させるためのパーツが使われている点です。
背部の大型ブースターは、↑のミニ台座を挟み込むことにより自立の補助になります。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。手足はそれなりに開き顔もある程度上がりますが、昨今の変態可動するHGと比べると可動域は狭いです。
特に足の接続構造が昔ながらのボールジョイント接続になるため、今のガンプラ目線で見ると開脚範囲が狭く感じると思います。
ただABSレスキットになっているので、フレームにアドヴァンスドMSジョイントを使用しているRG版と比べて塗装しやすいキットになっています。
手足の関節は90度ほど曲がり、ヒザ立ち可能です。
上半身は360度回転しますが、背部バックパック周りを取り付けるとさすがに可動は制限されます。
頭部をアップで。このあたりは素のユニコーンから変化はありませんが、一応今回も解説していきます。
メインカメラに光沢感のあるグリーンのシールを使うものの、元の色分けがシンプルなこともあり色分けは良好です。
ただ、60mmバルカン砲はグレーで要塗装です。めちゃめちゃ小さいので爪楊枝とかでチョコンと部分塗装するのがオススメかもしれません。
横、後ろから。合わせ目はありません。
胴体は前後はめ込み式で、側面脇の下に合わせ目が出ます。
白の装甲だけでも複数のパーツが使用されているので、単色でもディテール感が細かいです。
肩は軸接続ですが、多少前後に可動します。
腕部とシールド+ビーム・ガトリングガンをアップで。
画像では見えづらいですが、ビーム・ガトリングガンの基部部分は2パーツ構造になっていて合わせ目が出ます。
センサー部はピンクのシール、砲口は開口されています。
腰部をアップで。リア側には、バズーカのマガジンを取り付けることができます。(接続強度はちょい弱め)
股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
脚部の合わせ目は少ないです。(↑画像の赤枠程度)
側面にハンド・グレネードが搭載されました。足裏に肉抜きはなく、モールドが細かいうえグレー部分は色分けされています。
ハンド・グレネードの赤は別パーツで色分け済みです。
足を曲げた際に露出する関節フレームには、合わせ目がありません。
背部バックパックまわりをアップで。
ランドセル自体の接続は、プラ同士のシンプルな凹凸接続です。
背部をアップで。
中央にはシールド+ビーム・ガトリングガン、左右にはハイパー・バズーカを装備しています。それぞれ着脱可能です。
対艦ミサイルランチャーをアップで。赤のミサイル部分は色分け済みです。
このあたり、少し合わせ目が出るためご注意を。
大型ブースターがこちら。
先端の間にミニスタンドを挟み込むことにより、自立の補助になる仕組みです。
支柱の取り付け位置は、地味に調節することができます。
接続部とバーニアをアップで。
取り付けはプラ同士でブースターを挟み込むように取り付けるだけですが、不思議と固定され勝手に外れることはありませんでした。
大型ブースターはシンプルなモナカ構造で、一直線に合わせ目が出ます。
また、赤いラインはホイルシールで色を補います。
「バナージ・リンクス、ユニコーンガンダム、行きます!」
フルアーマーユニコーンガンダム、出撃!
大型ブースターがド派手だぞ!(>ω<;)
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ビーム・ガトリングガンをぶっ放すユニコーン!
やば、すでにこれだけでかっこいい。
「足止めにはなる!」
素のユニコーン(UCモード)には同梱しなかった、ビーム・マグナムも付属します。(このあたりは合わせ目アリ)
ただ、銃持ち手は右しか付属しません。
ビーム・マグナムで攻撃!
フォアグリップは可動し、両手で構えることができます。
が、腕周りのビーム・ガトリングガンのボリュームがあるため無理矢理感は出ます。
手に持たせる用のハイパー・バズーカも付属します。
ユニコーンモードって、バズーカの方が似合うかな?
こちらのフォアグリップも可動し、両手で構えることができます。
「こんなことしてる場合じゃないんだ!フロンタルが!」
一度シールド/ビーム・ガトリングガンを外せば、ビーム・サーベルのグリップを引き抜くことができます。
サーベル刃のビームエフェクトパーツは、短めのクリアピンクが2本付属します。
いい感じ……。
ちなみに本キットの大型ブースターは、↑画像プレミアム・バンダイ限定のHGUCジェスタ(シェザール隊仕様 A班装備)に流用されていたりします。
成形色が変更され、3基に増えたパワフルなジェスタに仕上がっているよ……(*´ェ`*)
こちらも要チェックだぞ!↓
「このサイコフレームの光は、あなたの中から発している!」
HGUC フルアーマー・ユニコーンガンダム(ユニコーンモード)の感想
ということでHGフルアーマー・ユニコーンガンダム(ユニコーンモード)のご紹介でした。
↑まず、より最新のRGフルアーマー・ユニコーンガンダムのレビューは↓で解説してありますので、RG版が気になる方はこちらの記事もあわせてどうぞ。
HGUC版を今のガンプラ目線で見た場合の感想としては、HGのユニコーン系共通で、開脚範囲が狭いという弱点があります。
このあたり、気になるモデラーさんは小加工推奨といったところ。(改善改造記事はネットに結構存在しているのですぐに見つかると思います)
1/144スケールとしてはRG版のディテール感にはかないませんが、HG版最大の長所としてはユニコーンモード固定のおかげで「触っていても勝手にサイコフレームが露出しない」「RGではモロ見えだった発光状態のサイコフレームが発光していない」「ポロリ率が低い」「ABSレス仕様で塗りやすい」という長所が挙げられます。
特にユニコーンモードの場合、「RG版ではサイコフレームが常に発光状態(特にシールド内部のサイコフレームが目立つ)」という問題があるので、「デストロイモードはRG」「ユニコーンモードは今回のHG」をチョイスするというのが賢い選択かもしれません。
以上、「HGUCフルアーマー・ユニコーンガンダム(ユニコーンモード)」のガンプラレビューでした!