今回は「HG ゲルググマリーネ」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場する、ゲルググマリーネをご紹介。
2000年発売。
HGUCシリーズ初期のラインアップになりますが、「MMP-80 90mmマシンガン」「ビーム・サーベル」のほか「スパイクシールド」が付属します。
という事で、古めのHGUCであるゲルググMをシーマカスタムとの比較画像を見ながらレビューしていきたいと思います!
HGUC ゲルググマリーネ
その名の通り、海兵隊上陸戦闘部隊仕様機として生産されたゲルググマリーネさん。
一年戦争に参加した機体は少なく、U.C.0083年に「星の屑作戦」を遂行したデラーズ・フリート所属のシーマ艦隊によって最も多く運用されたゲルググとなります。
ガンプラ的には、24年前に発売されたHGUCシリーズのNo.16という事で古いナンバーのガンプラです。
16番目にゲルググマリーネを持ってくるって、当時の機体チョイス面白いよね……。(ちなみにNo.1はガンキャノン、No.3はザクIII改)
ホイルシールの量は少ないです。モノアイまわりだけが付属します。
元々MS-14Fの場合設定色がめちゃシンプルなため、古いHGながら色分けがそこまで悪くないキットになっています。
付属品一覧がこちら。
※「MMP-80 90mmマシンガン」「ビーム・サーベル×2(柄一体型)」「スパイクシールド」「手首パーツ×4」
手首パーツは左右の「サーベル持ち手」、右の「マシンガン持ち手」、左の「平手」の計4つが同梱します。
そして完成したHGUCゲルググマリーネがこちら。
シーマカスタムとは違い、量産型ゲルググ(MS-14A)を彷彿とさせるグレーを主体としたカラーリングで立体化されています。
良くも悪くも古いガンプラなため、ABSが未使用で塗りやすいガンプラになっているよ……(*´ェ`*)
立ち姿は今のガンプラ目線でも通用しそうですね。
ただ合わせ目の量は多く、可動域は狭いです。そのあたり解説していきますね。
それではまず、シーマカスタムとの違いを見ていきます!
シーマカスタムとの違い
HGUCゲルググマリーネ シーマカスタム(塗装済)と全身を比較。
シーマカスタムの方は塗装(+小加工)しちゃってるので、形状の違いを見てくださいまし。
成形色のほか、パッと見でランドセルの形が変化しているのが特徴です。
頭部をアップで。シーマカスタムにはブレードアンテナが搭載されています。
※シーマのモノアイはHアイズを埋め込んであります(下手だけど(*ノェノ))
胴体と腰部を比較。
実は胸部やコクピットハッチ、腰部などの形が違っていて、変更されているパーツ数が多いです。
ランドセルは一番変化のでかい部分です。
※シーマカスタムの「リアアーマー中央のパーツ」は無くしたので、適当なものをつけてありますw
脚部装甲も変更されています。
武装を比較。
本キットの場合、マシンガンはMMP-80 90mmマシンガンのみが付属します。
シーマカスタムには巨大なサイズのシールドが付属するのが特徴です。
このように、リデコキットながら意外と変更点が多いぞ……!(>ω<)
それでは、ゲルググマリーネのレビューに戻ります。
シーマカスタム同様、可動域が狭いのが本キットの弱点となります。
腕関節は90度弱曲がりますが、ヒザ関節はほとんど曲がらずヒザ立ちは不可です。
ただ、腰は360度撚ることができます。
補足としては、頭部の上下可動が不可で足は曲げると抜けやすかったりします。
頭部をアップで。
モノアイまわりはホイルシールで色を補います。モノアイ可動ギミックは搭載していません。
頭部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
胴体・腰は前後はめ込み式で、側面一直線に合わせ目が出ます。
※画像ではパーツがうまくはまっていませんが、パーツの合いが悪いわけではありません(*ノェノ)
また、ランドセルも側面・上部に合わせ目が出ます。
↑青枠のバーニア(アポジモーター?)は別パーツになっているのですが、非常に外れやすく紛失しやすいので接着推奨です。
各バーニアの内側はレッドで要塗装。
プロペラントタンクはモナカ構造で、合わせ目が出ます。(画像右)
一応ボールジョイント接続になっているので、多少動きます。
ショルダーアーマーは肩に引っ掛ける形で取り付けます。
上から見た合わせ目箇所がこちら。
胴体~肩は昔ながらの固定式軸接続になるため、前後には可動しません。
腕は「肩内部の球体」「前腕部」に合わせ目があります。
手首付近には110mm速射砲を搭載。(両腕とも)
手首パーツは左手のみ「平手」パーツが付属します。
110mm速射砲で攻撃!
腰部をアップで。リアアーマーの内側にはバーニアが別パーツで搭載されています。
脚部は「モモ前後」「下足部」に合わせ目が出ます。
関節フレームは1パーツで合わせ目が出ないものの、動かしていると足がすっぽ抜ける事が多々あります。
足裏はカカト付近に多少肉抜きアリ。
脚部装甲の内部には、バーニアが搭載されています。
ゲルググマリーネ、出撃!
古いHGUCシリーズという事で、股下にスタンド用の3mm穴は空いていません。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
MMP-80 90mmマシンガンはモナカ構造で、合わせ目があります。
マシンガン持ち手は右手分のみ付属します。
マシンガンで攻撃!
マシンガン~手首パーツはガッチリと固定されるため、プラつく事はありませんでした。
暴れまわるゲルググマリーネ!
平手を添えて。
あまり動きませんが、何パターンかはかっこいいポーズが決まる感じです(*´ェ`*)
ビーム・サーベルは、柄一体型の1パーツクリアイエロー成形のものが2本付属します。
襲いかかるゲルググマリーネ!
斬!
マシンガン+サーベルで。
こちらはスパイクシールド。
ザクのショルダーシールドに手持ち用のマウントラッチとハンドルを増設した攻防一体の武器で、裏側は別パーツで色分けされています。
グリップを掴んで持たせたあと、前腕部に接続するためガッチリと保持できます。
スパイクシールドで攻撃を防ぐゲルググマリーネ!
攻撃!
なんだろう、今のガンプラ目線で見た場合確かに「作りの古さ」を感じるのですが、動かしているとジンワリかっこよく見えてくる不思議なキットになっていると思います。
機動戦士ガンダム0083シリーズに登場するゲルググタイプのガンプラでディスプレイ。
※「HGUCガトー専用ゲルググ(中央)」「HGUCゲルググマリーネ シーマカスタム(右)」
HGUC ゲルググマリーネの感想
ということでHGゲルググマリーネのご紹介でした。
色分けについては元のカラーデザインがシンプルな事もあり、良好です。
ショルダーアーマー側面のダクトやランドセルのバーニア内部など、細かなところをササッと塗れば大体は色分けできてしまいます。
2000年製の古いHGUCという事で合わせ目の量が多く可動域が狭いので、今のガンプラに慣れてしまっていると満足しない可能性はあると思います。そのあたりはご注意を。
ガッツリと手を加えてフル塗装して仕上がれば魅力が爆上がりする、古き良きガンプラだと思いますぞ。
以上、「HGUCゲルググマリーネ」のガンプラレビューでした!