今回は「HGガーベラ・テトラ(ロールアウトVer.)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0083 Blu-ray BOXの映像特典に登場する、ガーベラ・テトラのロールアウトVer.をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
成形色が劇中イメージカラーに変更され、頭部が新規造形になっています。
という事で、HGUCガーベラ・テトラ(ロールアウトVer.)をその他のガーベラ・テトラとの違い・比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
HGUC ガーベラ・テトラ(ロールアウトVer.)
登場シーンも一瞬だったし、プレバン品の中でも結構マニアックなガンプラになっていると思うぞ……(*´ェ`*)
ホイルシールはロールアウトVer.専用のものが付属。
新規造形である頭部の「ツインアイ」「頬部ダクト」部や、肘部などを補うものが中心です。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・マシンガン」「ビーム・サーベル×2」「手首パーツ×4」「シュツルム・ブースター」「通常ガーベラ・テトラの頭部」
余剰パーツで通常のガーベラ・テトラの頭部が付属するため、色違いのガーベラ・テトラに組む事もできます。(ただ、モノアイまわりなどのシールは付属せず)
手首パーツは「左右の武器持ち手」「右のマシンガン持ち手」「左の平手」の4種類が付属します。
そして完成したHGUCガーベラ・テトラ(ロールアウトVer.)がこちら。
ベースキットのHGUCガーベラ・テトラとの違いは、成形色が濃いレッドに変更され頭部が新規造形になった2点です。
組み立て書のガイドによると、塗装する場合のレッド色は「ワインレッド60%」+「サーモンピンク40%」+「ホワイト少量」との事でした。
元に使われているキットは2013年に発売されたもので、時代でいえばHGUCフルコーンやHGACウイングガンダムあたりのガンプラです。
ご覧のように、今の目で見てもプロポーション抜群のスタイルで立体化されています(*´ェ`*)
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はHGUCガーベラ・テトラとほぼ同じで、腕は水平まで上がり開脚範囲もそこそこ広いです。
肘関節・ヒザ関節ともに90度ほど曲がり、ヒザ立ち可能です。
上半身は回転しませんが、↑ぐらいまでは回ります。
新規造形の頭部。2本のロッドアンテナは、それぞれ別パーツ化されています。
額のセンサーとツインアイ、頬部のダクトはシールです。
横から。デザイン上アゴを引く動作が苦手で、通常ガーベラ・テトラに比べ頭部可動だけがちょい下がっている感じです。
ただ、合わせ目の出ないパーツ構造をしているため非常に作りやすい(+塗りやすい)です。
超接写してみた。頬部ダクト(グレーの丸)はシール感が目立つため、可能なら要塗装といった感じですね。シール下にはモールド有りです。
余剰パーツとして通常ガーベラ・テトラの頭部も付属します。
付属品も全て揃っており、色違いのガーベラ・テトラを組む事ができます。が、モノアイまわりのシールは付属しません。
胴体と腰をアップで。合わせ目は少ないですが、腰は左右はめ込み式で「動力パイプをつなぐ中央パーツ」部分に合わせ目が出ます。
背部。青のセンサー部はシールですが、その他スラスターなどのグレー部はなかなか細かく色分けされています。
肩はボールジョイント接続で、前後に動きます。
ショルダーアーマーの上には一直線に合わせ目が出ます。
ショルダーアーマーは上がります。
ただ前後のパーツが固定式で、腕を動かす際に干渉する事があります。
腕は「肩内部の球体」「前腕部」に合わせ目が出ます。
肘のグレーはホイルシールで色を補います。
脚部はほとんど合わせ目が出ません。
厳密に言えば「脚付け根の球体」「足首パーツを繋ぐ内部フレーム部」に合わせ目が出ますが、ご覧のようにほとんど見えなくなります。
関節パーツの合わせ目は段落ちモールド化されています。
ただ、ヒザパーツの内側には大きな肉抜きがあります。
本キット最大の弱点ですが、足裏の肉抜きがかなり目立ちます。
股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
それではガーベラ・テトラ(ロールアウトVer.)のアクションポーズいってみます!
ビーム・マシンガンは機関部2+銃口1のシンプルな3パーツ構造で、合わせ目が出ます。
手首パーツ内の凹凸と合わせて持たせるため、ガッチリと保持できます。
ビーム・マシンガンで攻撃!
左のみ表情付き平手パーツが付属します。
顔が変わっただけですが……、イメージ変わるな!(>ω<;)
ビーム・サーベル抜刀!
攻撃!
カッケェ!!!
ビーム・サーベルは柄・エフェクトパーツともに2つ付属します。
むむぅ、やはり足裏の肉抜きは残念ポイントですね。
気になるモデラーさんはパテ埋め必須といったところです。
ビーム・マシンガン+サーベルで。
シュツルム・ブースターを装備させてみます。
バックパック表面のカバーパーツを外し、
シュツルム・ブースターをはめ込むだけで再現可能です。(HGUCガーベラ・テトラと同じ)
ブースターは左右はめ込み式で、上下一直線に合わせ目が出ます。
ただ、良くも悪くもモナカ構造のため自立は安定します。
下部には2基のプロペラントタンクも装備。基部はポリキャップ接続である程度動きます。
ただ、こちらもモナカ構造で合わせ目アリです。
高速移動!
めちゃめちゃかっこいいぞ……。
ただ、部屋のスペースが想像以上に圧迫されますw
HGUCガーベラ・テトラ(左)、HGBFガーベラ・テトラ キララ専用機(右)と比較。
HGUCガーベラ・テトラと頭部を比較。
本キット最大の購入判断ポイントは、このロールアウト特有の新規頭部で間違いないでしょう。
同じく映像特典に登場したドラッツェ改とディスプレイ。
HGUC ガーベラ・テトラ(ロールアウトVer.)の感想
ということでHGUC ガーベラ・テトラ(ロールアウトVer.)のご紹介でした。
HGUCガーベラ・テトラの感想とかぶりますが、弱点は足裏(+ヒザパーツの裏)にある大きな肉抜きです。
それ以外は少ないパーツ数ながら良プロポーションで立体化されており、ガーベラ・テトラファンなら満足度の高いガンプラに仕上がっていると思います。
ロールアウトVer.の売りとしては、「本キットでしか入手できない新規造形の頭部」のみならず「通常ガーベラ・テトラの頭部も付いてくる」点。モノアイまわりのシールこそ付属しないものの、両形態に切り替えできるのは嬉しい誤算でした。
頭部が違うだけでかなり印象が変わるので、再販タイミングさえ合えばオススメです!
以上、「HGUCガーベラ・テトラ(ロールアウトVer.)」のガンプラレビューでした!