今回は「HGUC ジムコマンド(コロニー戦仕様)」のガンプラレビューです。
「ポケットの中の戦争」に登場した、HGUC RGM-79Gジム・コマンドをご紹介。
2004年発売。
商品名は「ジム・コマンド」表記で、こちらは「コロニー戦仕様」と呼ばれるタイプになります。
20年前に発売されたHGUCナンバー46番ながら、頭部カメラにクリアパーツが使用されています。
という事で、HGUCジム・コマンドを宇宙戦使用との違い・比較画像を含めレビューしていきたいと思います!
HGUC ジム・コマンド
スカーレット隊にも配備されていたジム・コマンド(コロニー戦仕様)さん。
生産数はかなりの数にのぼるという量産型モビルスーツになります。
スペックはゲルググに匹敵するぐらいとの事。
ホイルシールは、主に細かなレッド部を補うものが付属します。
付属品一覧がこちら。
※「ブルパップ・マシンガン」「ハンドパーツ一体型ビーム・サーベル」「シールド」「ハンドパーツ×3」
ビーム・サーベルの柄は腰から取り外せるものが別途2本付属しますが、サーベルエフェクトパーツは同梱しません。
また、ハンドパーツは右手が「銃持ち手」と「一体型サーベルハンド」のみ、左手は「武器持ち手」と「表情付き平手パーツ」が付属。
右手の武器持ち手(通常の穴空きハンド)が付属しないといった、変わった内容になっています。
完成したHGUCジム・コマンドがこちら。
コロニー戦仕様らしく、「ベージュがかったホワイト」「緑がかったダークグレー」の成形色。
成形色が設定色にかなり近いです(>ω<)
体型はカトキハジメ氏により調整されているのですが、イメージを崩さないプロポーションで立体化されているのではないでしょうか。
ジム系らしく、シンプルで簡素なスタイルが魅力的です。
バックパックはコロニー戦仕様の特徴になります。(宇宙仕様とは形が違う)
それでは細かく見ていきます!
可動域は標準やや-で、腕は水平まで上がり脚もそこそこ開きます。
腕関節は90度ほど、膝関節は90度以上曲がり上半身は360度回転します。
※回転させるには少しだけ胴体を引き上げる必要アリ
一見良く動くように見えますが、肩の取り付けが軸接続になっているため柔軟には可動しません。
頭部カメラにはクリアグリーンのパーツが使われており、見栄えがいいです。
バルカンは色分けされていないため要塗装です。
アップで。いい顔だ……(*´ェ`*)
頭部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
※頭頂部トサカ付近は設定画と同じく段差になっています
組み立て書の作例基準では合わせ目扱いになっていますが、段落ちモールドのようにはなっていません。(設定画でもモールド無し)
胴体。胸のダクトやコクピット部分など、色分けは優秀です。
ここも前後はめ込み式で側面に合わせ目が出ます。
※ちなみに青枠内は段落ちモールド化されていますが、設定画ではモールドがありませんでした
右肩のアンテナはかなり細いため、破損にはご注意を!
胴体上部に合わせ目が出ますが、肩は合わせ目が出ない構造です。
肩内部(グレー部分・写真右)も段落ちモールド化されています。
前腕部は前後に合わせ目が出ます。
この時代のジムキットの定番位置に出る感じ。
腰部は細かいレッド部をシールで補います。
フロントアーマーは可動しますが、今のガンプラのように真ん中をカットするだけでは左右独立可動せず、横方向へすっぽ抜けてしまいます。
という事で、独立可動させるには真鍮線などを通して小改造する必要があります。
リアアーマーにビーム・サーベルを2本装備しており、それぞれ引き抜いて持たせる事ができます。※サーベルエフェクトパーツは同梱せず
股下にアクションベース用の穴は空いていません。
脚部装甲は左右はめこみ式になっていて、真ん中にびっしりと合わせ目が出ます。(アンクルガードも)
ここはかなり目立つため、合わせ目消し推奨箇所だぞ!(>ω<)
※合わせ目を消した宇宙仕様の画像は後ほど
フロントスカートでほとんど見えなくなりますが、脚の付け根は色分けされていません。
後ろから見た合わせ目。
関節パーツはグレーのパーツでポリキャップを覆う構造で、合わせ目が出ません。
足裏は肉抜き無しです。
足首パーツの取り付け方が独特です。
左右にある程度傾き、接地性は標準的で最大↑まで開脚しても接地します。
こちらがこのキットの売り、コロニー戦仕様のランドセル。
ジム・コマンドの宇宙仕様には付属しないパーツになります。
スラスターは別パーツ化されていますが、内部はレッドで要塗装です。
シールド裏側には給弾マガジンが造形されています。
表面の連邦マークや◎部分などはシールも付属しないため、要塗装です。
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます!
ブルパップ・マシンガンを装備させてみます。
ブルパップ・マシンガンを構えるジム・コマンド!
肩は今どきのボールジョイント接続ではなく軸接続になるため、ポーズ幅はそこまで広くありません。
でも弱そうなジム・コマンド的な動きには困らない感じです……w
左手のみ表情付き平手パーツが付属。
マシンガンに手を添えるポージングも可能です。
ビーム・サーベルのエフェクトパーツが付属しない代わりに、ハンドパーツ一体型のビーム・サーベルが付属します。
1色2パーツ構造の固定式ですが、ご覧の通り造形的には細かくかっこいいですね。
今では見られないパーツだよね。
ビーム・サーベルを構えるジム・コマンド!
リアアーマーに収納されているビーム・サーベルの柄は、2本とも引き抜く事ができます。
サーベルを接続できる穴が空いているため、
他のキットからサーベル刃を持ってきてあげればいつもの方式で展開可能です。
※合わないものもあるのでご注意
斬りかかるジム・コマンド!
刺突!
ちなみに右手のハンドパーツは「銃持ち手」と先ほどの「サーベル一体型ハンド」のみしか付属しないため、右手に持たせることはできません。
HGUCジム・コマンド(宇宙仕様)と比較。
宇宙仕様は合わせ目を消してフル塗装で仕上げました。
合わせ目を消せばどのぐらいアップデートされるかの参考としてご覧くださいまし(*´ェ`*)
違いはコロニー戦仕様がブルパップ・マシンガンなのに対し、宇宙仕様ではビーム・ガンになっています。
※宇宙仕様はハンドパーツを交換しています
あとはランドセルの形状が違います。
合わせ目が多く色もちょいちょい足りないですが、改修にあたりそこまで難しい箇所はないのでオススメ素体になっていると思いますぞ。
スカーレット隊、発進!
スカーレット隊のHGUCジム・スナイパーII、HGUCガンキャノン量産型とディスプレイ。
HGUC ジム・コマンドの感想
ということでHGUC ジム・コマンドのご紹介でした。
今や一昔前のジム系ガンプラになるジムコマンドですが、パーツ数が少なくクセの無い造形で立体化されています。
胴体上部と手脚の合わせ目が目立ちますが、どこも簡単に処理できる箇所だと思います。
何より実売価格だとメチャメチャ安いので、合わせ目消しなど多少手を加えるモデラーさんにはかなりオススメといった感じ。
関節パーツはABS樹脂が使われているため、塗装派モデラーさんはご注意を。
※一応無理矢理塗っても破損しませんでしたが(>ω<)
以上、「HGUC ジム・コマンド」のガンプラレビューでした!