今回は「HG ジム・ガードカスタム (E-2ビーム・スプレーガン装備)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSDより、ジム・ガードカスタムのマイナーチェンジ版であるE-2ビーム・スプレーガン装備をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
一般発売のHGジム・ガードカスタムの色違いランナーを使いつつ、新たに「E-2ビーム・スプレーガン×2」が付属。
新規造形として、「胸部」「肩部」「腰部」「脚部」の一部装甲パーツも付属します。
という事で、通常版とどこがどう変わったのか比較しつつレビューしていきたいと思います!
HG ジム・ガードカスタム (E-2ビーム・スプレーガン装備)
ジム・ガードカスタムのマイナーチェンジ版で、ランドセルのほか胸部コックピット・ブロックや肩のバーニア、腰回りに脚部の一部などが改修された「E-2ビーム・スプレーガン装備」さん。
ガンプラ的には一般販売されているHGジム・ガードカスタムのリデコキットとなり、成形色が少し変わっているほか新規造形パーツが同梱する内容になります。
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
どちらもE-2スプレーガン装備用のものに変わっています。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・スプレーガン」「E-2ビーム・スプレーガン×2」「ビーム・ダガー×2」「ガーディアン・シールド」「手首パーツ×6」
通常版からは、↑青字のE-2ビーム・スプレーガンと手首パーツが変化しています。
手首パーツの数が増えているほか、成形色も設定画に準じるホワイト成形になっているのが特徴です。
こちらが余剰パーツとなります。
胸部コクピット・ブロックやランドセルなどが余ります。
黒い成形色の「ライフル持ち手(右)」「武器持ち手(左右)」は丸々組めるので、ほかに持っていってもよさそうなボーナスパーツになっています(*´ェ`*)
そして完成したHGジム・ガードカスタム(E-2ビーム・スプレーガン装備)がこちら。
「E-2ビーム・スプレーガンしか新規造形ないなら買うのやめとこうかな」と思っていたのですが、本体の装甲パーツも色々変化しているので購入した次第です(*ノェノ)
相変わらずの良プロポーションで立体化されていますね。
元キットは2018年に発売されたものなので、比較的最近のHGを使用したバリエーションキットとなります。
また、今のガンプラ目線で見てもオリジンのHGジム系はめちゃめちゃ出来がいいので、合わせ目の少なさや最新ガンプラを感じる可動域を誇るのも特徴となります。
それではまず、通常版のHGジム・ガードカスタムとどこが違うのか見ていきたいと思います!
HGジム・ガードカスタム(通常版)との比較
まずは全身から比較。(通常版は多少スミ入れなどをしている状態です)
通常版のブルーが渋めな色なのに対し、E-2ビーム・スプレーガン装備では明るめのブルーに変化しています。
白の装甲色も変化しており、画像では少しわかりにくいかもしれませんが今回は少し青みがかったホワイトになっているのも特徴です。
その他は手首パーツの色が設定画準拠のホワイトに変化しています。
細かなことをいえば、カカトに貼る白いシールも追加されていたりします。
前側を比較。
形状違いは、「胸部・コックピットブロック」「肩部先端のバーニア」「腰部中央」「フロントアーマーの黒いパーツ」「サイドアーマーの黒いパーツ(E-2ビーム・スプレーガンをマウントできる形に変化)」です。
腰部分は形こそ同じですが、成形色がブルーに変化しています。
リア側を比較。
「ランドセル」「モモ後ろ側のパーツ」「E-2ビーム・スプレーガンの有無」が違いです。
本キットには通常版の「フロントアーマーに取り付ける黒いパーツ」の余剰パーツ(F-⑩⑪)が同梱しないので、一般販売されているHGジム・ガードカスタムと同形状のものを組む事はできません。
E-2ビーム・スプレーガン装備のレビューに戻ります。
頭部のメインカメラにはクリアグリーンのパーツが使われていて、内部もメカニカルなディテールに仕上がっています。
※頭部はギミック含め通常のガードカスタムと同形状です
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部から側面にかけて合わせ目が出ます。
後頭部バイザー部分の合わせ目はモールド扱いでOKです。
複合センサーが搭載された「増加装甲のバイザー」は可動します。
ブルー1色成形なので、細かなところは要塗装です。
新規造形の胸部とコックピット・ブロックがこちら。
イエロー部はホイルシールで色を補います。
腰部分の色がホワイトからブルーに変更されているのも特徴です。
こちらのランドセルも新規造形で、前方へ向いたバルカン砲が特徴です。
上半身は前後・左右と柔軟に可動します。
特に前へ大きく倒れるため、可動域がめちゃめちゃ広いです。
上半身は360度回転します。
肩先端のバーニア(黒いパーツ)も新規造形で、大型化されました。
肩はボールジョイント接続で、前後に可動します。
このバーニア部分は可動し、腕を上げる際に邪魔にならない作りをしています。
腕に合わせ目はありません。
両腕にはビーム・ダガーのラック(黒いパーツ)を装備しています。
同梱する手首パーツは設定画準拠のホワイト成形に変更され、「武器持ち手」「ライフル持ち手」「平手」が左右分、計6つ付属します。
更に「余剰パーツで黒の手首パーツが3つ組める」ので、同梱する手首パーツの数が多いのが地味に嬉しい部分です。
腰部は「アーマー中央」「フロントアーマーの黒いパーツ」「サイドアーマーの黒いパーツ」が新規造形です。
E-2ビーム・スプレーガンをマウントできますが、デザイン的に動かすと胴体か足に当たるためポロリ率は非常に高いのが弱点となります。
股関節は可動式で、股下にはスタンド用の3mm穴が空いています。
脚部に合わせ目はありません。
ただ、↑枠の細かなところはホイルシールで色を補います。
角張った面に貼るので、できたら要塗装部分といったところ。
関節に合わせ目はありません。
足裏に肉抜きはなく、オリジンのHGシリーズらしく堅実にできています。
開脚範囲がかなり広く、真横まで広がります。
ただ、腰側面にE-2ビームスプレーガンをマウントすると動きに制限が出る感じです。
腕関節は180度近く曲がります。
ヒザ関節も90度以上大きく曲がり、上半身が柔軟に動くためキレイに立ちヒザ可能です。
ガーディアン・シールドは成形色以外変化はありません。
上側のグリップは可動します。
そしてこちらが今回の売り、E-2ビーム・スプレーガン。
セールスポイントではありますが、2パーツモナカのシンプルな構造です。
2丁同じものが付属し、ライフル持ち手も左右分同梱するため2丁持ちも可能です。
E-2ビーム・スプレーガンを構えるジム・ガードカスタム!
バイザーを降ろし、射撃!
攻撃を防ぐジム・ガードカスタム!
2丁持ちでアクション!
非常にかっこいいです……(涙
普通のビーム・スプレーガンも1つ付属するぞ!
ラックから先端パーツを外し、ビーム刃とグリップを組み込めばビーム・ダガーが再現できます。
ジャキッ……。
両手に装備。ビーム刃とグリップは2つ分付属します。
アクション!
収納状態でビーム刃を展開する事もできます。
ベースキットのHGジム・ガードカスタムとディスプレイ。
今回はしょった「股関節の可動ギミック」や「シールドの重さで手首パーツが外れる対処方」など、細かなところは↓レビューの方で解説しています。
こちらもあわせてどうぞ。
HG ジム・ガードカスタム (E-2ビーム・スプレーガン装備)の感想
ということでHGジム・ガードカスタム (E-2ビーム・スプレーガン装備)のご紹介でした。
ベースキット同様に合わせ目の量が異常に少なく、可動域がめちゃめちゃ広い事から優良ガンプラで間違いないです。
素組み派モデラーさんには特にオススメかもしれません。
ただ、腰部左右にE-2ビーム・スプレーガンをマウントすると動きが制限される点はご注意を。デザイン的に本体にぶつかるので、ポロポロ落ちるのが弱点といったところです。
売りとしては、新規造形パーツがE-2スプレーガンだけではなく胸部・ランドセル・腰回りをはじめそこそこ量が多い点。まだ一般販売のジム・ガードカスタムを購入していないモデラーさんは、こちらをチョイスした方が幸せになれると思いますぞ……(*´ェ`*)
余剰パーツを使っても「通常のジム・ガードカスタムと同形状には組めない」点はご注意を!
以上、「HGジム・ガードカスタム(E-2ビーム・スプレーガン装備)」のガンプラレビューでした!