今回は「HGUC グフ・フライトタイプ」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム 第08MS小隊に登場したグフ・フライトタイプがプレミアム・バンダイ限定で発売されました。
HGUCグフ・カスタムの流用キットですがカスタムのランナーは「ガトリングシールド・腕部・大腿・内部フレームあたり」だけで特徴的な脚部ユニットの熱核ジェットエンジンのみならずほぼ全ての外装が新規パーツになっています。
総ランナー数もかなり多く、パーツ分割による色分けと合わせ目が超優秀なキットでした。
という事で今回はHGUCグフ・フライトタイプをご紹介します!
HGUC グフ・フライトタイプ
グフ・フライトタイプは1998年に発売されたHG(HGUCではなく旧HG08MS小隊シリーズ)ぶりの立体化になります。
20年ぶりのキット化……(*´ェ`*)
設定通りでもありますが、HGUCグフ・カスタムのランナーを一部流用しています。
このキットを組んでまず驚いたのが、色分けが超優秀でシールがかなり少ない点です。
↑はHGUCグフ・フライトタイプに付属する新規ランナー部です。
ご覧の通り量が多いだけでなくバッチリ色分けされていて合わせ目もほとんど目立たない構成でした。
そして組み上げたグフ・フライトタイプがこちらになります。
※今回は完全素組みでフィニッシュ。素体用として御覧くださいまし
メチャメチャ渋い成形色。ウェザリング派のモデラーさんが見たら汚したくて仕方なくなる泥臭いカラーと形状になっているのではないでしょうか。
後ろ斜めから見てもむせかえる出で立ち。
足がでかいですが内側に傾くので接地面は安定しています。
また、ポリキャップを多用しますが関節がカッチリしていて非常に安定感のあるガンプラといった感じ。
可動域は腕部がそこまで上がらず関節も90度、開脚も最近のガンプラ基準でいうと標準的もしくは少し狭いぐらいです。
ただ上半身は回転し(多少浮かせますが)、ポージングには困らない印象でした。※後述
頭部はグフ・カスタムと比べると動力パイプの角度が違い、多少スリムになっています。
アンテナ先端には安全フラッグあり。
頭部を外し下のツマミを操作すればモノアイが可動できます。
が、左右のふり幅がめっちゃ狭いのであまり動かないです。
胸部にはオレンジのクリアパーツを使用。
グフ・カスタムとは形状が違いますね。
ここだけではないですが、外装はほぼフライトタイプの新規になります。
バックパック左右のウイングは可動します。
ホワイトのラインはシールで補います。
4基あるスラスターがフライトタイプらしくてかっこいいですね。
スラスター内は色分けされていないのでレッドで要塗装です。
特徴的な肩アーマーは一部合わせ目が出ます。(側面○の部分)
スリットが入っているダクトは要塗装。
ポリキャップ隠しのパーツがあるので見栄えが良いです。
胴体内部のポリキャップが多少前に傾くので、肩まわりの可動は良好。
個体差だと思いますがわたしのはポリキャップのサイズが合っていなく、右肩のみ引き出し範囲が狭くなってしまいました……w
腕関節の可動は90度。ここはグフ・カスタムと同じデザインですね。
右手のハンドパーツは握り手、武器持ち手、平手の3種類付属します。
左手のハンドパーツは握り手と武器持ち手の2種類付属。
そしてこのキットの弱点ですが、
ハンドパーツの接続強度が緩く、プラプラになります。
ハンドパーツの凸部分に瞬間接着剤を少し使う等、要加工部分です。簡単な改修なのでそこまで弱点にはならないかな。
腰サイドのサイドアーマー(ウイング)は可動。
大きな脚部。足裏の肉抜きも無し。
個人的に一番気に入ったのはこの脚部です。
熱核ジェットエンジン(←)は別パーツになっていて形状も細かく色分けが良好。
→の前後にある赤いダクトも別パーツ、その他各パーツの色分けも良好。
この脚部ユニットですが、合わせ目がほぼ出ないパーツ構造をしている点も素晴らしいです。
後ろ側装甲最下部のベージュのみシールで補いますが、脚部ユニットに関しては色分け・合わせ目において非常に良く出来た作りになっていました。
ガトリングシールドはHGUCグフ・カスタムと同じ、成形色違いのものが付属します。
※ガトリングシールド=3連装35mmガトリング砲、ガトリングシールド、ヒートサーベルを組み合わせた状態です
HGUCグフ・カスタムは2010年発売のキットですがガトリングシールドの出来が凄まじく良いです……(*´ェ`*)
ガトリング砲部分はモナカ構造なので合わせ目が出ます。
ガトリングシールド砲撃ポーズのグフ・フライトタイプ!
フライトタイプというだけあり、浮かせると通常の3倍かっこよくなる気がする!
ガトリングシールドまわりもカッチリした作りでポロリもせず、本体の接続強度も堅実な作りをしているのでストレスフリーです。
それではヒートサーベルをシールドから引き出してみます。
グフ・フライトタイプ、ヒートサーベルを抜刀!
ヒートサーベル持つとグフ臭が際立ちますね……。
それでは3次元の戦いをプチ再現してみます。
※かっこいい音楽が流れ出す
絶体絶命のグフ・フライトタイプさん!さて結末は……(すっとぼけ
HGUCガンダムEz8(塗装済)と比較。
面積が広いのででかく感じますが、全高はそこまで変わらないですね。
イージーエイトのレビューは↓
ベースキットのHGUCグフカスタムと比較。
これはかっこいいわ(確信
HGUC グフ・フライトタイプの感想
という事でHGUC グフ・フライトタイプのご紹介でした。
パーツ数が多く、パーツ分割に寄る色分け・合わせ目の少なさはかなり優秀です。
色が足りない箇所はガトリングシールドのセンサー、スラスター内部レッド、肩部スリット入りダクト程度。
お世辞にも広いとは言えない可動域が弱点ですが、不思議なものでポージングにはあまり困らない印象です。
普通に浮かせてガトリング構えるだけでかっこよくなるのがズルいっす……(*´ェ`*)
総評としては色分け、合わせ目優秀。
フライトタイプ部分の新規ランナーがかなり多くプレバン商品としてはかなり満足しました。
以上、「HGUC グフ・フライトタイプ」のガンプラレビューでした!
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