今回は「HGガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島に登場するガンキャノンの、ククルス・ドアンの島版をご紹介。
2023年発売。
新規造形のランドセルパーツを差し替えることにより、「カイ機」「ハヤト機」の両機が再現可能です。
造形や成形色もククルス・ドアンの島版で表現されているほか、カトキハジメ氏デザインのプラモデルオリジナルマーキングシールが付属。
ということで、HGガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)をレビューしていきたいと思います!
HG 1/144 ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)

ククルス・ドアンの島仕様の、HGガンキャノン。
RX-78-02ガンダムやスレッガージムはプレバン限定で発売されましたが、ガンキャノンはまさかの一般発売となりました。
地味に嬉しいぞ……!(>ω<)

こちらがカトキハジメ氏デザインの、プラモデルオリジナルのマーキングシール。
胸部に貼る数字は選択式で、カイ搭乗機(キャノン砲)で組むなら「104」、ハヤト搭乗機(スプレーミサイル・ランチャー)で組むなら「109」をチョイスします。
折角なので、今回はすべて貼った状態でレビューしますぞ。

ということで、今回は「キャノン砲」「スプレーミサイル・ランチャー」の2種類が付属します。ランドセル自体を交換することで、いつでも交換可能です。
ほか、付属品は「ビーム・ライフル(後期型)」「交換用ハンドパーツ」。
ハンドパーツは左右の「握り手」「平手」のほか、右のみ「銃持ち手」が付属する感じです。

本体が2体入っているわけではないので、カイ機とハヤト機を同時に飾りたい場合は2個買いする必要がある点だけはご注意を!
キャノン砲(カイ搭乗機)

それではまず、キャノン砲を装備させたカイ搭乗機の方で本体を見ていきます。
ガンキャノンはREVIVE版のHGUCも発売されているのですが、今回はオリジンベースということでHGUC版からの流用はありません。

先に発売されているオリジン系ガンキャノン(最初期型など)のリデコキットとなり、フレーム部などには共通のランナーが使われていますが頭部や外装、武装などはククルス・ドアンの島版として新規造形を交えて立体化されています。

ガンダムとスレッガージムがプレバン発売だったので、一般で発売されたというのが嬉しいよね……(>ω<)
それでは各部細かく見ていきます!

可動域は結構広く手足はそれなりに広がりますが、肩が球体デザインになっているためデフォ状態ではそこまで上がらず。
顔をあげる動作は得意です。

手足の関節は大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。

上半身は、前後左右と柔軟に可動。真横を向くこともできます。

頭部をアップで。額左右の60mmバルカン砲は、グレー(くぼんでいるところはイエロー)で要塗装です。
メインカメラはクリアブルーのパーツを使用。口にガンダムのような赤いパーツがついていてるのが、TV版から変更された部分です。

頭部は前後はめ込み式で、頭頂部から側面にかけて合わせ目があります。

胴体も前後はめ込み式なのですが、こちらは段落ちモールド位置になっていて合わせ目がありません。

シールを貼る場合は、胸部右側に機体番号を貼ります。(番号は選択式)
左側のバルカン砲は、内部からパーツが露出する形で色分けされています。

腕部は基本筒型パーツになっていますが、肩部球体には合わせ目が出ます。
マニュピレーターは3本指から、5本指に変更された後期型のデザインになっています。

腰部は、前面と側面アーマーが可動。
底面には、スタンド用の3mm穴が空いています。

足の付け根軸は、前後にスイング可動します。
いつもよりカッチリ目に設計されており、無理やり動かすと破損する可能性があるため注意ポイントです。

脚部は付け根の球体とカカト付近に合わせ目がありますが、ほとんど目立ちません。
足裏に肉抜きはなく、接地性も良好です。

背部ランドセルをアップで。↑部分に合わせ目がありますが、細かなディテールで再現されています。

キャノン砲は機関部がモナカ構造で、合わせ目が出ます。

キャノン砲は上下に可動。

動かした際、↑のシリンダーが伸縮します。

ガンキャノン、出撃!
平手は、ライフルに添えるのに適した形になっています。

「くそ!めちゃくちゃヤバい展開じゃねぇか!」
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

ビーム・ライフル(後期型)はガンダムとは異なる形状になっていて、照準サイトは可動します。
持ち手は、右のみ付属しガッチリと持たせることができます。

ビーム・ライフルで攻撃!

ヒザを着いて射撃。キレイにポーズが決まるぞ……(*ノェノ)

カッケェ!(>ω<;)

キャノン砲をぶっ放すガンキャノン。

定番ポーズでパシャリ。

スプレーミサイル・ランチャー(ハヤト搭乗機)

背部を交換すれば、いつでもハヤト搭乗機(スプレーミサイル・ランチャー)に切り替えできます。
スプレーミサイル・ランチャーは左右はめ込み式で、合わせ目が出ます。

後ろから。色分けは優秀です。

キャノン砲のランドセルとは別形状になっていて、ランドセルごと交換します。
上部には合わせ目あり。側面の合わせ目は、段落ちモールドになっています。

ミサイルランチャーも上下に可動します。

印象が変わりました。

アクション!

HGUC 1/144 21stCENTURY REAL TYPE Ver.」と比較。
スプレーミサイル・ランチャーは、↑の21stCENTURY REAL TYPE版のガンキャノンにも付属します。(一般発売のノーマルHGUCリバイヴには付属せず)

ただ、造形は異なります。
また、21stCENTURY REAL TYPE Ver.の本体はHGUCのREVIVEフォーマットになっているため、別物のガンプラです。(成形色はHGUCリバイヴガンキャノンとは異なる)

HGUC版ガンキャノンとの比較

それではここから、TV版のHGUC 1/144 ガンキャノン(REVIVE)と比較していきます。
REVIVE版のガンキャノンは2015年発売でHGUCシリーズで一般発売されているほか、スタイリッシュアレンジされてはいるものの一応非オリジンシリーズの姿で立体化されています。

こう見てみると、リバイヴ版のガンキャノンはかなりのスタイリッシュアレンジがされていますね。

頭部を比較。オリジンベースのガンキャノンとの最大の違いは、口にあたる部分です。

上半身を比較。今回は、左胸部にバルカン砲を搭載しているのが特徴です。

キャノン砲を比較。

腕部とビーム・ライフルを比較。

脚部を比較。

ジークアクスの、HG 1/144 軽キャノンも混ぜてディスプレイ。




色々なオリジン系ガンキャノンとディスプレイ。
※「HG 1/144 ガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊機)」「HG 1/144 ガンキャノン機動試験型/火力試験型」「HG 1/144 ガンキャノン最初期型(ロールアウト1号機」
フレームなどは、共通のパーツが使われています。





ククルス・ドアンの島に登場した色々なガンプラとディスプレイ。
※「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(ククルス・ドアンの島版)」「HG 1/144 ジム(スレッガー搭乗機)」「EXモデル 1/144 ガンペリー」
ドアンの島版ガンダムはプレミアム・バンダイ限定品で、成形色が少し変わり水転写デカールが付属するものの新規造形はありませんでした。
ちなみにスレッガージムもプレバン限定ですが、ガンペリーの方は一般で発売されています。




「許せよアムロ!必ずまた捜しにくるからな!」
HG 1/144 ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)の感想
ということでククルス・ドアン版HGガンキャノンのご紹介でした。
カイ搭乗機とハヤト搭乗機で2個買いしたいファンの方も多いと思うので、プレバンではなく一般で発売されたのがポイント高しです。(とはいえ定価での入手は相変わらず難しいですが(*_*;))
ガンプラ自体も今までのオリジン系HGガンキャノンの長所を引き継いでいて、ディテールが細かく色分け良好、可動域も広い安定のオリジンクオリティで立体化されています。
注意ポイントというほどではないですが、最近のKPS関節を使ったポリキャップレス仕様ではなく、普通にポリキャップを組み込むタイプのガンプラではあります。
1つ思ったのは、意外と合わせ目がある点。
頭部をはじめ、肩部・脚部・キャノン/スプレーミサイル・ランチャーなど比較的目立つ部分に合わせ目がある点は、ご注意を。
ただこの点については、最近の水星の魔女HGに慣れ過ぎているせいで多く感じるだけかもしれません、昔と比べれば少なくはあります。
REVIVE版では細身スタイリッシュなガンキャノンが再現されていたので、無骨で兵器っぽいガンキャノンの方が好みな方には、今回のガンキャノンの方が気に入ると思いますぞ。
以上、「HG 1/144 ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)」のガンプラレビューでした!
































