今回は「HG クシャトリヤ・リペアード」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムUCに登場し、マリーダ・クルスが搭乗するクシャトリヤ・リペアードをご紹介。
2014年発売。
2009年に発売されたHGクシャトリヤのランナーを使用しつつ、リペアードの特徴的な頭部パーツや大型プロペラント・ブースター、ハイパー・ビーム・ジャベリン、ビーム・ガトリングガンなどが新規造形として付属します。
バインダーもリペアード仕様にて再現されています。
という事で、HGクシャトリヤ・リペアードをクシャトリヤとの違い・比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
HGUC クシャトリヤ・リペアード
袖付きの補修作業ののち、ネェル・アーガマのクルーの本格的なサポートにより現地改修されたクシャトリヤ・リペアードさん。
艦内に備蓄されていた連邦モビルスーツの予備パーツや、ユニコーンガンダムのオプション装備を加工・転用して改修した機体となります。
ガンプラ的には2009年に発売されたHGUCクシャトリヤの一部ランナーを使いつつ、頭部をはじめ大型プロペラント・ブースターなど派手な新規造形を加えた内容になります。
ホイルシールがこちら。
エングレービング部分のほか、ハイパー・ビーム・ジャベリンのサイコ・フレーム(赤いライン)や大型プロペラント・ブースターに貼るオレンジが中心です。
手持ち武器はビーム・サーベル×2が付属。
アクションベース1に対応するジョイントパーツも同梱します。(このあたりは通常のクシャトリヤと同形状です)
余剰パーツがこちら。通常クシャトリヤのパーツがたんまりと余りますが、リペアードではないクシャトリヤに組む事はできません。
ただ、シールこそ付属しないものの通常版の頭部は丸々組めたりします。
そして完成したHGUCクシャトリヤ・リペアードがこちら。
ただでさえデカいクシャトリヤでしたが、背部の大型プロペラント・ブースターのおかげで更に全高が増しました……(*´ェ`*)
装甲部分のグリーンはクシャトリヤと同じ成形色ですが、関節パーツ(フレーム部分)はガンメタル調の色に変化しています。
そしてそのガンメタル部分にはABS樹脂が使われているので、塗装派モデラーさんはご注意を。バインダーのアームや足の付け根など、動かすとキシキシいって破損が非常に怖いモデルになっています……w
大型プロペラント・ブースターの底面には「収納可能なスタンド」がついているので、自立が安定します。
それでは各部アップで見ていきます!
新規造形の頭部をアップで。破損後に改修したデザインになっていて、メインカメラには連邦製デザインのようなバイザー(クリアパーツ)がついています。
額の白いパーツが外れやすかったので、気になるモデラーさんは接着推奨といったところ。
横、後ろから。アンテナの内側(断面のような部分)はグレーで要塗装です。
ヘッド・ユニットに合わせ目はありません。
超アップで。バイザー下にあるモノアイがうっすらと見えます(*´ェ`*)
余剰パーツで通常版の頭部を丸々組めるので、一応交換する事もできます。
上半身はほとんどが新規造形です。
4門あった胸部メガ粒子砲は、2門に減少しました。
4つあったバインダーも、前側2つに減少しています。
そのかわり、背部に大型プロペラント・ブースターを装備しています。
アームはロック構造になっているため、止めたい位置で止まってくれます。
バインダーは表面・裏側パーツともに新規造形になっていて、裏側にあったファンネルをオミットしたデザインに変更されています。
そのかわり表面のカバーパーツが開閉するようになり、改造ファンネルが搭載されました。
小型シュツルム・ファウストの弾頭部分をファンネルに加工接合した、という設定の武装になります。赤いラインはシールで、底面はグレーで要塗装です。
左右合わせて12基搭載されていて、全て着脱可能です。
サブ・アームに変更はありません。
各部動き、展開ギミックが搭載されています。
左前腕部はハイパー・ビーム・ジャベリンが直接接合されたデザインに変化。
クリアピンクのビーム刃は着脱可能です。
サイコ・フレーム(赤いライン)はホイルシールで色を補います。
右足はビーム・ガトリングガンになりました。
何気にヤクト・ドーガに設定されていたメガ・ガトリングガンの機構を継承した武装になっていたりします。
フレームにはちょこちょこと合わせ目あり。
足の裏側がこちら。ガトリングの銃口は開口されていて、ディテールが細かいです。
そしてこちらが大型プロペラント・ブースター。
結構シンプルなパーツ割りになっているので、思ったほどは重くありません。
広範囲のイエロー部分はシールです。
↑青枠のように、プラ同士のシンプルな凹凸接続でガッチリと装着可能です。
濃いグリーン部分の前側(↑赤枠)には合わせ目が出ます。
上のプロペラントは上下はめ込み式で、ここにも合わせ目あり。
黒い穴はホイルシールで色を補います。
底面のスタンドは収納状態・展開状態で切り替え可能です。
パーツ強度がキツめに設計されているので、伸ばす時に爪が痛くなりました……(*´ェ`*)
股下のカバーパーツを外し、専用のジョイントパーツを噛ませれば……
アクションベース1に対応します。
「クシャトリヤ、出る!」
マリーダ・クルス、クシャトリヤ・リペアード出撃!
ハイパー・ビーム・ジャベリンを振り上げるクシャトリヤ!
前腕部から先が変わっただけなので、腕関節は大きく曲がります。
攻撃!
ファンネル射出!
大迫力だな……(*_*)
ビーム・ガトリングガンで攻撃。
側面のグリップは展開し、
手に持たせる事ができます。
ビーム・サーベルを抜刀!
通常版と同じく、グリップ・ビーム刃ともに2本ずつ付属します。
斬りかかるマリーダ!
サブ・アームも伸ばし、フル展開状態でパシャリ。
「こいつの相手は私がする。お前はネェル・アーガマの進路を開け!」
HGUCクシャトリヤと比較。
共通ランナーが使われていますが、ご覧のとおり変更箇所は結構多いです。
ここからは、各部アップで比較してみるぞ!
頭部・胸部を比較。
連邦味を感じるヘッド・ユニットに変更され、破損した胸部メガ粒子砲はフタをかぶせたようなデザインに変化しました。
襟前部のデザインも変化しています。
バインダーを比較。
カバーパーツが展開し、内部に改造ファンネルを搭載したデザインに変化しました。
左腕はハイパー・ビーム・ジャベリンに。
右足はビーム・ガトリングガンに変更されています。
「四枚羽根」から二枚羽根に減ったかわりに、大型プロペラント・ブースターが搭載されました。
頭部が連邦然としたバイザータイプに変更され、エングレービングが撤廃された事でネオ・ジオン味が軽減されているのがでかいですね。
可動域や、共通部分の合わせ目箇所は↓のレビューで解説してあります。こちらもあわせてどうぞ。
マリーダさんのMS勢揃いでディスプレイ。
RAHDX.G.A.NEOのマリーダさんフィギュアとディスプレイ。
「その生真面目な心が、他人も自分も傷つける…」
HGUC クシャトリヤ・リペアードの感想
ということでHGクシャトリヤ・リペアードのご紹介でした。
まず弱点からですが、ABS樹脂を多用したフレーム・関節構造により動かしていると破損しないかヒヤヒヤする点があげられます。(特に股関節)
また、ベースキットと同様に上半身が重いため「上半身と下半身をつなぐプラ軸(凸)」の破損にはご注意を。実際、以前1つ折った事があるのでここはマジ注意ポイントです(*ノェノ)
最大の長所はその「劇中再現度の高いプロポーション」や、バインダーカバーの展開ギミックなど見た目に関しては完璧な出来に仕上がっている点。
あまり動かさず、固定ポーズで飾っておくのがオススメのガンプラだよ!
以上、「HGUCクシャトリヤ・リペアード」のガンプラレビューでした!