今回は「HG クシャトリヤ」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムUCに登場し、マリーダ・クルスが搭乗するクシャトリヤをご紹介。
2009年発売。
4基の大型バインダーはフレキシブルに可動し、ポーズ固定のため基部の一部にはロック機構が採用されています。
1/144スケールながら全高15cm、バインダーを含めると20cm近い大きさを誇る大型のHGに仕上がっています。
という事で、HGクシャトリヤをレビューしていきたいと思います!
HGUC クシャトリヤ
NZシリーズという事で、NZ-000クィン・マンサをベースに小型化をコンセプトとして開発されたサイコミュ搭載機体、クシャトリヤさん。
キット同梱の解説によると、袖付き内で運用できるのは強化人間のマリーダ・クルスのみとされているそうです。
ホイルシールはエングレービング部分を補うものが中心です。
付属品がこちら。「ビーム・サーベル×2」「アクションベース1対応ジョイントパーツ」が同梱します。
そして完成したHGUCクシャトリヤがこちら。
グリーンを主体としたジオン臭を放つ成形色で立体化されています(*´ェ`*)
バインダーを含めた全高が約20cmと、1/144スケールながら大型キットになっているのが特徴です。
4基のバインダーはかなりの重みがありますが、自立は可能です。
色分けは非常に優秀ですが、袖付き系HGらしくエングレービング部分には全てシールを使います。
それでは細かく見ていきます!
意外な事に可動域が広く、手足は水平ほど広がります。
特に開脚範囲が広く、良くも悪くも基部にABS樹脂が使われているおかげで止めたい位置でピタっと止まってくれます。
手足の関節は90度ほど曲がります。
上半身は360度回転します。
頭部の上下・左右可動は苦手ですが、全体的に見て可動範囲は広いと思います。
ゲルググのような頭部。モノアイはピンクのシールを使って再現します。
頭部は上下はめ込み式で、アンテナなどにも合わせ目は出ません。
底面のツマミを動かせば、モノアイが左右に可動します。
胴体の色分けは優秀で、合わせ目も少ないです。
唯一、腰側面に合わせ目が出ますがほとんど目立ちません。
4門のメガ粒子砲(黄色いパーツ)の中心を墨入れペンで塗りつぶせば大体は色分けが完了しますが、エングレービング部分は色分けされておらずシールを使います。(シール下にモールドは有り)
マシン・キャノン(メガ粒子脳上下の中間外側にある銃口)はグレーで色分けされています。
メガ粒子砲は1つのバインダーにつき2門搭載されています。
胸部の4門に加え、バインダー4基×2門の計12門ものメガ粒子砲が搭載されているのが特徴です。
そのおかげで、死角がほとんど存在しないとの事。
バインダー裏側には「スラスター」「ファンネル」「サブ・アーム」が搭載されています。
スラスターはボールジョイント接続で、ぐるぐる動きます。
ファンネルは着脱可能ですが、3mmスタンドなどには対応しません。
1つのバインダーにつき6つのファンネルを搭載しており、合計24ものファンネルが付属するのが特徴です。
アームはABS樹脂です。↑枠の部分がロック機構になっています。
内部はこんな感じで、4つの角度で固定することができます。
この構造のおかげで、重みのあるバインダーも好きな位置でピタっと止める事ができます。
↑画像左はGジェネレーションのクィン・マンサ。
比較してみると、発展機らしく肩部デザインなどに共通点があります(*´ェ`*)
肩周りの作りが特殊で、腕はここまで上がります。
腕周りの合わせ目は多く、「肩」「二の腕」「前腕部」に合わせ目が出ます。
肩は軸接続で、前方向へ動きます。
腰回り。フロント・サイドアーマーは動きます。
股下のカバーを外し、専用のジョイントパーツを噛ませる事により
アクションベース1に対応します。
クリアグリーンを使用してみましたが、 相性度バッチリでした……(*´ェ`*)
脚部は色分け・合わせ目の少なさともに優秀です。側面のスラスターにある白いラインのみシールです。
足裏に肉抜きはありません。
↑の膝フレームにのみ合わせ目が出ます。
スラスター内部(画像右)のスリット部分は要塗装です。
「マリーダ・クルス。クシャトリヤ、出る!」
クシャトリヤ、出撃!
それでは武器を持たせ、アクションポーズいってみます!
付属する手持ち武器は、ビーム・サーベル×2のみです。
サーベル刃のエフェクトパーツは、クリアグリーンの長めのものが2本付属します。
ビシュゥン……ビーム・サーベルを展開!
片側だけブルーに塗装し、ピンクのサーベル刃を持ってくれば1話のリゼル戦が再現できそうです。
「甘いな!」
飛びかかるクシャトリヤ!
バインダーがフレキシブルに可動するので、迫力のあるポージングで展示できます(*´ェ`*)
アクション!
バインダーの裏にあるサブ・アームは展開可能です。
サブ・アームを展開!
大迫力だな……(*_*;)
リゼルを使い、インダストリアル7の戦闘を再現!

「ガンダム…ガンダムは…、敵!!」
ユニコーンガンダム現る!
※RGユニコーンガンダム

↑こちらは合わせ目を消してフル塗装してみたクシャトリヤさん。
14年前にガンダムカラースプレーのMSグリーンを使って塗ってみたものになります。
エングレービングを部分塗装するだけでも見栄えが良くなるので、プチ塗装オススメだよ……(*´ェ`*)
スタークジェガンと交戦!
「袖付きめ……!」

HGUCクシャトリヤ・リペアードと比較。
リペアードは2014年発売と、本キットの5年後に発売されたガンプラです。
本キットと共通のランナーを使いつつ、頭部・胸部・武器類や背部の大型プロペラント・ブースターなどが新規造形で付属する内容になっています。
違いのアップ画像は↓のレビューでどうぞ。

エクセレントモデルのマリーダさんフィギュアとディスプレイ。
マリーダさんのフィギュアは数あれど、個人的にはこのエクセレントモデルが一番クオリティが高いと思うぞ……(*´ェ`*)
最後に、マリーダ・クルス搭乗機勢揃いでディスプレイ。



「正しい戦争なんてない…でも、正しさが人を救うとも限らない」
HGUC クシャトリヤの感想
ということでHGUCクシャトリヤのご紹介でした。
大型キットながら可動域が広く、色分けも優秀なガンプラに仕上がっていました。
さすがにバインダーが重すぎるため肩まわりのポーズが決めづらかったりしますが、アームにロック機構が搭載されていたりサブ・アームの展開ギミックが搭載されていたりするので非常に見栄えがいいです。
シールのエングレービング部分を部分塗装するだけでも魅力が爆上がりするので、普段塗装をしない方でもマーカーなどでプチ塗装するのがオススメといったところ。
自立はしますが、アクションベース1で展示した方が安定性が高いと思うので、アクションベース1との併せ買いがオススメかもしれません。
以上、「HGUC クシャトリヤ」のガンプラレビューでした!