今回は「HGUC マラサイ」のガンプラレビューです。
機動戦士Zガンダムに登場し、ジェリド・メサやカクリコン・カクーラーが搭乗したマラサイ。
2005年に発売という事で、10年以上前のHGUCになります。
という事で今のガンプラ基準で見たらどんな出来か、じっくりご紹介していきたいと思います!
HGUC マラサイ
という事でちょっと古めのHGUCマラサイさんですが、
シールで補う部分はモノアイ部分、バックパックのセンサーのみという事でパーツ分割による色分けが非常に優秀になっています。
正直意外でした。※色が足りない箇所は後述
素組みでパパっと組んだマラサイさんがこちらになります。
パッと見で合わせ目が目立つ箇所が多数あるものの、重量感のあるプロポーション自体は今の目で見てもめちゃめちゃかっこいいです。
これ当時の評価はヤバイ高かったのではなかろうか。
後述しますが、今のガンプラ基準で見てしまうと可動域に難はありますが素立ち状態だと最近のガンプラに負けてないと思うぞ……。
左肩のみスパイクアーマーの影響で腕がそこまで上がりませんが、肘と膝関節は45度曲がり膝立ち可能。
腰はほんの少ししか回転せず。
モノアイと周辺の黒い部分はシールで補います。
グリーンの動力パイプや顔側面のレッドはパーツ分割による色分けがされていて優秀。
ただ、口まわりは左右挟み込み構造なので真ん中にガッツリ合わせ目が出ます。結構目立つのでここは加工推奨ですね。
モノアイ可動ギミックはありませんが、ヘルメットを上からかぶせるだけなので頭頂部には合わせ目が発生せず。
頭部可動はデザイン上そこまで上下に可動しませんが、左右には動きます。
※アンテナは安全フラッグがあったのでカットしました
胴体左右は段落ちモールドのようになっているので合わせ目なし。※後述しますが上には出ます
動力パイプももちろん色分けされており、パーツ分割での色分けが非常に優秀です。
最近のHGUCにも引けを取っていない部分ではないでしょうか。
バックパックのセンサー部グリーンはシール。
スラスターは一見色分けされてないように思いますが、組み立て書基準のカラーガイドではこのままの色が正解でした。(スラスター内部はレッドかもしれませんが写真で分かり辛く確認できず)
ザクIIのような右肩に、2枚の大きなブロック構成のシールドを接続します。
裏側にはビームサーベルの柄が2本収納されていて取り外し可能。
今のモビルスーツ設定とかだと特有の名称がありそうなものの、正式名称が「シールド」って名前なのが昔ガンダムっぽくて逆に良いよね……w
このシールドですがフレキシブルに可動します。
接続強度やテンションも丁度いい感じでノンストレス。
左肩のスパイクアーマーはボールジョイントで接続。
こちらも多少動きます。
スパイクアーマーと肩側面には合わせ目が出ます。
3本のスパイクはそれぞれ1パーツ成形ではめ込むだけでOKでした。
腕部は前面に合わせ目が出ます。後ろは装甲で合わせ目が隠れる感じ。
部分的に見ていくとザクの精神が受け継がれたデザインになっているのがわかりますね。
左手のハンドパーツは↑の1つのみ付属。
形状的には悪くないのですが、ここは今のガンプラ基準で見るとものすごい交換したくなる部分w
上から見てみます。↑のバックパック、胴体上、肩部に合わせ目が出ます。
胴体内部の関節パーツは前方へ傾くので、腕をかなり前面まで持っていける仕様になっています。
当時のガンプラとしては非常に優秀……っていうか最近のガンプラ基準で見ても優秀な部分ですね。
フロントアーマーは内部接続ピンをカットすれば独立して可動。
サイドアーマーも可動します。
同様にリアアーマーも可動するのが素晴らしい(*´ェ`*)
脚部は↑部分に合わせ目。
スネは段落ちモールド風になっていますが、よく見るとちゃんと合わせ目が入っているので消すとなるとかなり高難易度な部分になっています。
足裏には肉抜きなし。組み立て書の作例では、足裏一部はブロックごとにグレー配色になっているので要塗装部分。
股下は当時のガンプラらしくアクションベース用の穴が空いていません。
脚部のアーマー内部から露出するスラスターも再現されています。
スラスター内部はレッドに要塗装です。
肘裏と膝裏の動力パイプもばっちり色分けされています。
シールド裏のサーベル柄を取り外し、装備させてみます。
↑の通り、ハンドパーツにきっちりおさまらないのでプラプラですw
HGUCガブスレイもそうでしたが、この時代のハンドパーツはこんな感じだったので別途カスタムパーツに交換推奨です。
マラサイ、ビームサーベル抜刀!!!
柄とクリアイエローのビームエフェクトパーツは各2本付属しますが、左手が武器持ち手になっていないのでこのキット単体では実質1セットしか使用できませんでした。
お次はビームライフル。銃持ち手も付属。
ハイザックや最近ではシャイアン基地に配備された迷彩ジェガンD型が装備していたものと同型になります。
このマラサイのキットで主に色が足りないのはこのビームライフルで、逆に言えば「センサー部分(グリーン)」「動力パイプ部分(レッド)」だけ塗ってあげればほぼほぼ完璧なカラーリングが再現できます。
カッコヨイ!!!
ライフルのフォアグリップは可動せず、↑状態で固定になります。
肩の前方面引き出しギミックのおかげで両手持ちはかなり余裕。素晴らしい。
再現性クッソ高いんじゃないかコレ……正直、昔のガンプラだから舐めてたんだけど普通にかっこいいぞ……(*´ェ`*)
撃墜王カミーユさんに出会ってしまったマラサイ。
くぅぅマラサイもう1体欲しくなってきた。ダメだ……こうやって積みが増えていくからここは我慢するぜ……(>ω<)
HGUCガンダムマークII(古い方)と比較。
REVIVE版のHGUCガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)と比較。
HGUCマラサイ(ユニコーンVer.)と比較。
違いは↓で!
ジェリド搭乗機でディスプレイ。
HGUC マラサイの感想
という事でHGUC マラサイのご紹介でした。
写真を見ていただければわかる通り、完全パチ組みでもここまでスタイル・色分けの良いマラサイになったのかなり満足しました(*´ェ`*)
注意点としては、今のガンプラ基準で見てしまうと合わせ目が多いです。(口、胴体上、肩まわり、脚部、ライフル)
肩の前方面可動、パーツ分割による色分けについてはかなり頑張っている印象。
「少し前のHGUCを、手を加えて作ったろ!」的なモデラーさんにはドンピシャなキットだと思いますぞ。
フェダーインライフルが付属するユニコーンバージョンもあるのでお好みで!
以上、「HGUC マラサイ」のガンプラレビューでした!