今回は「HG メッサーF02型(指揮官機)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイに登場し、エメラルダ・ズービンが搭乗するメッサーF02型(指揮官機)をご紹介。
2021年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
指揮官機のアンテナ付き頭部やリフティング・フレアを追加した脚部、左の平手パーツ、F型ネイキッドのバックパックが新規造形で付属。
更に、F02型(指揮官機)とF型ネイキッド(指揮官機)のコンパーチブルキットになっており、選択式でメッサーF型ネイキッドも再現できるガンプラに仕上がっています。
という事で、HGUCメッサーF02型(指揮官機)をF01型からどこが変わったのかを解説しつつレビューしていきたいと思います!
HGUC メッサーF02型(指揮官機)
ガンプラ的には一般発売されているHGUCメッサーF01型のリデコキットとなり、「指揮官機」としてアンテナ付き頭部が新規造形で付属。
また、F型ネイキッド(指揮官機)再現用として「肩」「脚部外装」「バックパック」が追加で付属する感じです。
同日発売のHGUCメッサーF02型と比べた場合、成形色が大幅に変更されておりF型ネイキッド再現分のパーツが入っているのでパーツ数が多少増えています。
組み立て書はいつもの白黒プレバン仕様ではなく、一部カラー印刷されている新規のものが付属するよ……(*´ェ`*)
ホイルシールがこちら。モノアイ部分をはじめ、細かなイエロー・パープル部などを補うものが付属します。
付属品一覧がこちら。
※「ロング・ビーム・ライフル」「ビーム・サーベル×2」「シールド」「ツノ無し頭部パーツ」「アクションベース用ジョイントパーツ」「F02型/F型ネイキッド交換用パーツ」
付属武器はメッサー01型の色替えなだけで変化はありませんが、左の平手パーツが新規造形で付属します。
また、F02型/F型ネイキッドに切り替えするためのパーツや一部余剰パーツも有り。
↑本キットで再現できる2形態がこちら。
商品名になっているのが左のF02型(指揮官機)で、こちらは同日発売のHGUCメッサーF02型の完全な色替えです。
右のF型ネイキッド(指揮官機)は、スパイクアーマーやバックパックなどオプションパーツを装着していない素体状態です。
素体状態とはいえスパイクアーマーやバックパックを外しただけではF型ネイキッドが再現できないので、それ用のパーツが同梱する内容となります。
HGUC メッサーF02型(指揮官機)
まずはF02型(指揮官機)から見ていくぞ!(>ω<)
F02型(指揮官機)の特徴は、パープルを基調とした成形色に変更されているほか「アンテナ付き頭部」「脚部」の2点です。(同日発売のHGUCメッサーF02型にもアンテナ付き頭部パーツが同梱しますが)
F01型と比べた場合、脚部の変化が一番デカいです。
ポリキャップ・ABSは不使用で、KPS関節を中心とした構成です。
ベースキットの時点で出来が良かったので、2021年製らしい高プロポーションで立体化されています……(*´ェ`*)
ただ足の接続関節(KPS部分)がユルいため、ベースキットの弱点も引き継いでしまっている感じではあります。
ネオ・ジオン系(ギラ・ドーガなど)を感じる良デザインだよね……相変わらず主人公側の機体とは思えないのがタマラン……。
それでは各部細かく見ていきます!
基本的な可動域は標準的で、手足ともそれなりに広がります。
手足の関節は180度近く曲がります。
上半身可動に優れており、前方向へ大きく動くほか
左右方向への可動にも優れています。
ただ、腰を捻る動作は苦手です。
頭部は、指揮官機らしいアンテナがついたデザイン。
モノアイや動力パイプのイエロー部分はシールで色を補うので、可能なら部分塗装推奨といったところ。
頭部の濃い紫のパーツは上下はめ込み式のため、側面にぐるりと合わせ目が出ます。
パーツを外し、↑枠のパーツを動かせばモノアイを左右に振る事ができます。
また、ツノ無し頭部パーツも同梱し切り替える事ができます。
胴体の色分けは優秀で、エアインテークの黄色い部分はエッジの効いた造形で立体化されています。
ちなみにお腹はコクピットではなく、頭部がコクピットだったりします。(劇場版設定)
右肩のスパイクアーマーは合わせ目無し設計で、スパイクはすべて別パーツ化されています。
↑枠の内部に、ビーム・サーベルのグリップを1本収納することができます。
左肩のサブアーマーは微妙に可動します。
合わせ目はありませんが、ここの動力パイプの黄色はシールを使うためシール感がちょい目立ちます。
腕は「肩内部ブロック」「前腕部」に合わせ目があります。
関節パーツは段落ちモールド化されており、もちろんKPS仕様のため組みやすく塗りやすいです。
↑が新規造形の平手パーツ。左手分のみ付属します。
メッサーの手首パーツは特殊な大きさをしているので、嬉しい新規パーツになっていると思います。(一般販売のHGUCメッサーF01型には付属せず)
腰回りをアップで。リア側のアーマーは、アームにより細かく可動します。
底面にスタンド用の穴は空いていませんが、↑枠の専用ジョイントパーツを取り付ければアクションベースに対応します。
ただ、ここは結構抜け落ちやすいので落下による破損にはご注意を(>ω<)
脚部外装は新規造形で、後ろ側に合わせ目が出ます。
足裏に肉抜きはなく、装甲内にはスラスターを搭載しています。
メインスラスター上下のパーツは展開します。
グレーの球体パーツに合わせ目がありますが、↑のようにほとんど目立ちません。
メッサーF02型(指揮官機)、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ロング・ビーム・ライフルは合わせ目があり、色分けもされていません。(本来ライトグリーン)
右手のみライフル持ち手が付属し、ガッチリ保持する事ができます。
ビーム・ライフルで攻撃!
上半身の前後・左右可動がエグいので、ポーズ付けがうなります……(*´ェ`*)
シールドにはビーム・サーベルのグリップを2本マウントできます。
メッサーF02型(指揮官機)、ビーム・サーベルを展開!
サーベル刃は長めのクリアイエローが2本付属します。
アクション!
ライフル+サーベルでパシャリ。
HGUC メッサーF型ネイキッド
そしてこちらがメッサーF型ネイキッド。
劇場版1話でエメラルダが乗っていた状態で、スパイクアーマーやバックパックなどのオプションパーツを装着していない素体の状態となります。
こっちもかっこいいな……(*_*)
完全な組み換えが必要になるため簡単に切り替える事はできませんが、2形態が再現できるっていうのがいいですね。
先程のF02型との違いは、肩のスパイクアーマーが撤廃され両肩が同じ形状になっている点と
脚部です。F型ネイキッドでは、一般販売されているF01型の形になっています。
また、設定色がパープルなためF型ネイキッドを再現する場合は塗装必須となる点はご注意を。
バックパックも変化。F型ネイキッドのバックパックは新規造形なので、ここも本キットの売り部分です。
ギラ・ズール的なデザインになっているのが面白いです。
腰部リア側は、パーツを取り付けない事でネイキッドを再現します。
それではF型ネイキッド(指揮官機)でも何枚かいってみます!
アクション!
ビーム・サーベルを抜刀!
F02型/F型ネイキッド、どちらで組むか悩ましいガンプラになっていますね……!(>ω<;)
メッサーF02型に戻し、設計のベースとなったとされるMSギラ・ドーガと比較。
※HGUCギラ・ドーガ
色々なメッサーバリエーションで比較。
※左から「HGUCメッサーF01型」「HGUCメッサーF02型」「本キット」
F01型以外はプレミアム・バンダイ限定品になります。
HGUCクスィーガンダムも混ぜ、反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン」のモビルスーツでディスプレイ。
HGUC メッサーF02型(指揮官機)の感想
ということでHGメッサーF02型(指揮官機)のご紹介でした。
ベースキットの時点でかなりの高プロポーションを誇っていたため、本キットのクオリティも折り紙付きと言ったところ。
両肩を同じにするために一般販売のF01型を2個買いして塗装してもF型ネイキッドは再現できないので(アンテナとバックパック都合)、F型ネイキッドを再現する場合は本キットが必須となる点はご注意を。
F02型の場合指揮官機じゃないF02型も発売されているのですが、そちらにもアンテナ付き頭部が付属します。F型ネイキッドを再現しない場合はそちらをチョイスしてもいいかもといった感じです。(もちろん成形色は違いますが)
ロング・ビーム・ライフルが一切色分けされておらず、動力パイプの黄色いシール部分が気になるなど弱点もありますが、高プロポーションかつ高可動な現代風ガンプラに仕上がっているのは間違いないでしょう……(*_*)
以上、「HGUCメッサーF02型(指揮官機)」のガンプラレビューでした!