今回は「HGUCペーネロペー」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイに登場し、レーン・エイムが搭乗するペーネロペーをご紹介。
2019年発売。
オデュッセウスガンダムとFF(フィックスド・フライト)ユニットが同梱し、組み合わせる事でペーネロペーが完成します。
フライト・フォームにも変形可能。
専用のディスプレイ台座が付属し、1/144スケールながらかなり大型のキットになっています。
という事で、HGUCペーネローペーを徹底的にレビューしていきたいと思います!
HGUC ペーネロペー
第五世代MSに分類されるRX-104FFペーネロペー。
「RX-104オデュッセウスガンダム」が「FF(フィックスド・フライト)ユニット」を装着した形態がペーネロペーとなります。
単独飛行能力を有し、大気圏内におけるMSの運用に大きな変革をもたらす機体という、UC NexT 0100に相応しいモビルスーツになっているぞ!(>ω<)
まずは箱から。……めちゃくちゃデカいです。
※「100円ライター」「HGUC RX-78-2 ガンダム(REVIVE版)」と比較
ランナー数も多く、非常に組みごたえのある内容になっていました。
ホイルシールがこちら。
ツインアイやトサカ、FFユニットの機首部分を補うものなどが付属します。
パーツ数を考慮すると量は少なめといったところかな?
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「手首パーツ×5」「ビームエフェクトパーツ×2」「交換用股関節パーツ(ペーネロペー用+オデュッセウスガンダム用)」「選択式胸部ダクトパーツ」「FFユニット再現用ジョイントパーツ」「ディスプレイ台座」
手首パーツは右のみライフル持ち手が付属、あとは「握り手」「表情付き平手」が左右分付属します。
HGUC オデュッセウスガンダム
まずはオデュッセウスガンダムから見ていきます。
標準的なMGぐらいの大きさになっており、HGにしてはかなりデカいです。
RE/100を組んでいる感覚に近く、パーツ数が適度に抑えられているため(といっても十分多いですが)思ったよりも早く組み上げる事ができました。
そして実はこのキット、ポリキャップレス仕様になっています。
HGUCムーンガンダムなどと同じく、関節にはポリキャップのかわりにKPS(やわらかプラ)が使われています。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。FFユニット装着ギミックの関係で、今のガンプラ目線で見た場合肩周りはそこまで動きません。
脚はボールジョイント接続で、開脚範囲は広いです。
手足の関節も90度以上大きく曲がりますが、腰は少ししか撚る事ができません。
頭部をアップで。「トサカのセンサー部」「ツインアイ」はシールで色を補います。
頬のイエローは色分けされています。
胸部や背部にはメカニカルなモールドが細かく刻まれており、HGながらMGに近いものを感じました。すばらしい……(*´ェ`*)
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で、上部に合わせ目が出ます。
一応その他も合わせ目が出ますが、目立たない箇所にあったりパーツの合いが異常に良かったりするので素組みでも満足度が高いと思います。(凝視して探そうとしましたがほんと各所目立たない感じ)
コンポジット・ウェポン・ユニットがこちら。
両前腕部に装備する複合兵装で、「メガ粒子砲」「ビーム・サーベル」「ミサイル」をひとつのユニットに搭載しているのが特徴です。
※各種ギミックは後述
腰部。フロント・サイドアーマーともに大きく広がります。
リアアーマーもボールジョイント接続で可動します。(FFユニットを装着する際に広げる感じ)
脚部。元々のカラーデザインがシンプルというのもあり、色分けは良好です。
モモ側面に合わせ目が出ます。ここだけ目立つかもしれませんが、ペーネロペーにした場合はほとんど見えなくなります。
膝関節はシリンダーのような形になっています。
脚部の黄色いダクト部分はモールドが細かいです。
オデュッセウスガンダムの場合、補助脚(写真左)は上げた状態にします。
足裏はFFユニットを装着するための穴が空いています。
リアアーマー裏側もしっかりグレーで色分け済み。
股下には同梱するディスプレイスタンドに対応した大きめの穴が空いています。
ビーム・ライフルの色分けは優秀で、「先端の赤いパーツ」や「トリガーガード前方・機関部後方のエネルギー・パック」も別パーツにて色分けされています。
ビーム・ライフルを構えるオデュッセウスガンダム!
腰がほとんどまわらないので、ポーズ幅は限られます。
コンポジット・ウェポン・ユニットの先端にはビームパーツを装着できます。
ビーム・サーベル展開!
クリアピンクのエフェクトパーツは2本付属します。
メガ粒子砲は前方へ展開可能です。
メガ粒子砲で攻撃!
FF(フィックスド・フライト)ユニット
FFユニット(フィックスド・フライトユニット)を見ていきます。
オデュッセウスガンダムのオプション装備の一つで、武装プラットフォームを兼ねた多目的装備になります。
このように単体で組む事ができるのがいいですね……!(>ω<)
ちなみに、こいつも結構でかいです。
機首センサー部は上下ともクリアパーツが使用されています。(下にブルー・イエローのシールを貼る感じ)
アンテナはイエロー・レッドとパーツ分割により細かく色分けされています。
スタンドがでかいので、安定して展示する事ができます。
HGUC ペーネロペー
それではお待ちかね、ペーネロペーを再現してみます!
早速「オデュッセウスガンダム」に「FFユニット」を装着していきます。
オデュッセウスガンダムの肩を引き出します。
股間パーツをペーネロペー用に交換します。ペーネロペー用の方が外側に広がっている感じ。
FFユニットをばらし、オデュッセウスガンダムに装着していきます。
破損しないよう、アンテナを閉じて組み込む箇所アリ。
ドドン。完成したHGUCペーネロペーがこちら。
すさまじい存在感です……w
プラスチックの塊みたいな重厚感があるものの、手に持ってみると思ったほど重くありませんでした。
プロポーションがめちゃめちゃかっこいいんですけどぉ!(>ω<;)
HGUC RX-78-2 ガンダム(リバイヴ版)と大きさ比較。
このペーネロペー、HGながらMGクラスの全高を誇っています。
顔が奥まった位置になり、デザイン上顔を左右へ動かすのが苦手となります。
肩部アーマーは差し替えにより、ファンネル・ミサイル発射口の開閉状態が再現できます。
胸部ダクトパーツは選択式です。一応商品写真では左がデフォルトになります。
肩ユニットは前後にある程度開きますが、基本ペーネロペー状態では可動が制限されポージング幅が狭くなります。
裏側も別パーツで色分けされており、素組みでも非常に見栄えがいいです。
フロントアーマーの裏側にはファンネル・ミサイルを搭載。
ただ一体パーツとなるため、取り出して飾る事はできません。
つま先とカカトは簡単に取り付け可能です。(ほとんどかぶせるだけ)
ペーネロペー状態の場合、脚部側面にある補助脚は下におろします。
足首パーツと補助脚の裏側には肉抜きがありません。モールドも細かいです。
後ろも大ボリューム。足首パーツの強度がそこまで強くないので後ろに傾きがちですが、テール・スタビライザー先端が支えになり自立します。
付属のディスプレイ台座に飾ってみました。(胸部パーツが少し上がっちゃってますが気にしないでください(*´ェ`*;))
ビーム・ライフルで攻撃!
ビーム・サーベルで。
カッケェ!!!(>ω<;)
ただ、お気付きの方もいると思いますがペーネロペー状態ではポーズ幅がかなり制限されますw(顔・腰・腕可動が特に)
ここにもビームパーツを装着可能です。
下から見ても大迫力!(>ω<;)
フライト・フォーム
フライト・フォームへ変形させてみます。
FFユニット各部や手足を動かし、テール・スタビライザーを伸ばして再現します。
フライト・フォームがこちら。変形はちょっとややこしかったです。
「オデュッセウスガンダム」「FFユニット」「ペーネロペー(MS)」「ペーネロペー(フライト・フォーム)」と4種類の姿が再現できるのがいいですね。
遊びの幅が広いです。
閃光のハサウェイのガンプラを並べてパシャリ。
HGUCクスィーガンダムと比較。
HGUC ペーネロペーの感想
ということでHGUCペーネロペーのご紹介でした。
まずはじめにこのペーネロペー、デザイン的に可動は苦手なガンプラになっていると思います。ガシガシ動かして遊ぶ系のキットではなさそうなので、そのあたりはご注意を(>ω<)
また、大型キットのポリキャップレス仕様という事で股間(脚の付け根)の関節強度が経年で弱まってきそうな気も。(肩まわりと腕関節は適度なきつさでした)
クセの強いキットに仕上がっていますが、長所はなんといっても見た目の情報量の多さだと思います。各所スミ入れするのがオススメだよ!(>ω<)
目立つ変な肉抜きが無いうえモールドが細かく、FFユニットの機首部分やビーム・ライフルの色分けなども非常に優秀です。
部屋に飾っておくととにかく目立ちまくるので、ペーネロペーファンのモデラーさんにはかなりオススメだと思います。
以上、「HGUC ペーネロペー」のガンプラレビューでした!