今回は「HGリゼル」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムUCに登場し、リディ・マーセナス等が搭乗したリゼルをご紹介。
2010年発売。
差し替えでWR形態(ウェイブライダー)に変形可能。
合わせ目が少ないガンプラに仕上がっています。
という事で、HGUCリゼルを「ジェガンD型を牽引している画像」を含めじっくりと見ていきたいと思います!
HGUC リゼル

『リファイン・ガンダム・ゼータ』シリーズとして先行開発された可変量産型MS、リゼルさん。
ジェガンダイプのSFS(サブ・フライト・システム)としての運用を想定していたため、Re-fine Zeta-gundam-Escort Leaderの頭文字からリゼルと命名されています。

ホイルシールは、主にレッド部を補うものが付属します。
また、ロンド・ベルのマークや機体番号が印字されたマーキングシールが付属。
「008」を貼ればリディ少尉のロメオ8が再現できるぞ!

付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ビーム・サーベル(柄×2・エフェクトパーツ×1)」「ハンドパーツ×3」「シールド/ビーム・キャノン」「変形用差し替えパーツ」
ハンドパーツはライフル持ち手が右手のみ、通常ハンド(サーベル持ち手)が左右分付属します。
ビーム・サーベルのエフェクトパーツは、クリアピンクの長めのものが1本付属します。

そして完成したHGUCリゼルがこちら。
股間の突起・背部ユニットがメタスを感じるデザインになっています。
造形の再現度は非常に高く、15年前のキットながら今のガンプラ目線で見ても遜色ない良プロポーションで立体化されているぞ!(>ω<)

そして、この時代のガンプラにしては合わせ目の数が少ないです。※後述
勝手なイメージで「合わせ目多そうだからまた後で作ろ……」と5年以上積んでいたのですが、こんなに良く出来ているとは思わなかった(*_*;)

足りない色はあるものの、全体的に見て色分けは優秀です。
それでは細かく見ていきます!

可動域は、腕が水平まで上がり開脚範囲も広いです。
変形ギミックの恩恵で膝関節は90度以上曲がりますが、上半身はほとんどまわりません。

頭部。目はクリアパーツが使用されています。
トサカ・左右と細かくパーツ分割されていて合わせ目が出ません。
※↑画像では頭部をヤスリがけし、クリアパーツの裏側をシルバーで塗装してあります←中途半端な事する人

バルカンはグレーで要塗装となります。
細かな赤いセンサーまわりはホイルシールで色を補います。

胴体の色分けも良好、今回はリディ少尉のロメオ8のマーキングシールを貼りました。
側面は一見合わせ目のように見えますが、ここを消すとウェイブライダー形態への変形ができなくなります。(胸部パーツを外すため)

胴体・腰部は柔軟に可動します。
それぞれ左右に傾ける事ができます。

肩の「上部」と「内部球体」に合わせ目が出ます。
※画像では消してあります

二の腕から先は合わせ目が出ないパーツ構造です。
また、細かくパーツ分割により色分けされていて色分けも優秀。

肘関節は90度曲がります。

先端の「グレネード・ランチャー兼サーベル・ラック」は前腕部と一体化パーツになっており、開閉・収納ギミックはオミットされています。

腰先端、中央の突起はメタスと似た形状になっています。
リアアーマーのダクト内や裏側もグレーで色分けされており、隙が無い作り。

サイドアーマーは腰ではなく、脚の付け根パーツ側面に接続します。
ボールジョイント接続になり、自由に動きますが少しプラプラします。
可能なら要調整といったところ。

脚部は合わせ目が出ません。

関節パーツも段落ちモールド化されています。
細かなダクトも白いパーツでしっかり色分けされています。

動力パイプの造形も細かく、足裏に肉抜きはありません。
……ほんと良く出来てるわ(*_*)

本体の合わせ目は少ないですが、背部ユニットは全箇所合わせ目が出ます。
スラスターはボールジョイント接続によりぐるぐるまわりますが、ここも少しプラプラしやすいためご注意を。

シールドは固定式で回転はせず。
側面・裏側などパーツ分割による色分けはかなり優秀です。

先端はビーム・キャノンになっているぞ!
それでは武器を持たせ、アクションポーズいってみます!

ビーム・サーベルから。
ビームエフェクトパーツは長めのものになっています。

斬りかかるリゼル!!

リゼルって結構活躍していたイメージありますよね。
バンシィ・ノルンにもダミーバルーン使って立ち回っていた思ひ出(*´ェ`*)

ビーム・キャノンで攻撃!

ビーム・ライフルを装備させてみます。
上部のチューブはホワイトで要塗装となります。
ここはシンプルな3パーツ構造で、グリップ部分のみABS樹脂が使われていますが合わせ目の出る部分はPS素材です。

設定的には「ギロチン・バースト」という、ビーム照射時間を延長した高出力射撃モードに切り替え可能です。

後ろから。

ビーム・ライフルで攻撃するリゼル!

ジム系と違い、強者感があるよね……。

余談ですが、ゼータプラスのユニコーンVer.もリゼルと同型のビーム・ライフルを装備しています。


ライフル+サーベルで。

カッケェ!

ウェイブライダー形態がこちら。
差し替えで再現できますが、結構がっつり組み替える事になります。
MS形態時の余剰パーツはそれなりに出ます。

横から。パーツが凝縮されているような見た目で、結構重みもあります。
※組み立て書での対応アクションベースは1が記載されています

下から。ビーム・ライフルを下部に取り付けます。
どの角度から見ても見栄えがいいですね。

リゼルのウェイブライダー形態はサブ・フライト・システムとしても機能します。
↑のグリップを引き上げれば、

ジェガンD型等を牽引する事ができます。(スタンド必須)

うっ……めちゃめちゃかっこいい!!(>ω<;)


クシャトリヤとバトル!



HGUCメタスと比較。

昭和生まれと平成生まれって感じですね……(*´ェ`*)


「HGUC 1/144 リゼル(隊長機)※中央」「HGUC 1/144 リゼル(ディフェンサーbユニット)※右」と比較。




リディ少尉の搭乗機でディスプレイ。



HGUC リゼルの感想
ということでHGUC リゼルのご紹介でした。
まず最大の長所ですが、合わせ目が「肩・背部ユニット・ライフル」程度にしか出ずかなり少ない点。
肩は前後に可動せず、上半身はほとんどまわりませんがその他は平均的に動いてくれると思います。
関節やグリップなどに一部ABS樹脂が使用されていますが、リゼルの場合そこまで目立つ位置には配置されていないため塗装派モデラーさんは外装部分を塗るだけでいいかもしれません。
サイドアーマーと背部スラスターの接続強度が弱いので、可能なら要調整といった感じ。
とにかく合わせ目が少なくスタイルが良いのが最大の特徴だと思いますぞ!
15年前のガンプラとは思えないほど、出来がいいと思います。
以上、「HGUC リゼル」のガンプラレビューでした!















