今回は「HGシナンジュスタイン(ユニコーンVer.)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムUC(PS3用ゲームソフト)およびバンデシネに登場し、フル・フロンタルが搭乗するシナンジュ・スタインのユニコーンバージョンをご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
ナラティブVer.から成形色がホワイトに変更されており、「ハイ・ビーム・ライフル」「シールド」「外装パーツ一部」が新規造形で付属。
という事で、HGシナンジュスタイン(ユニコーンVer.)をナラティブVer.との違いがハッキリわかるようレビューしていきたいと思います!
HG シナンジュ・スタイン(ユニコーンVer.)
ナラティブVer.との主な違いは「成形色」「袖無しの外装」「武装」「プロペラント・タンクの長さ」です(*´ェ`*)
組み立て書は、ナラティブVer.のものに追加で白黒の紙が付属するいつものプレバン仕様です。
袖が無くなり、ホイルシールの量が減りました。
ツインアイと股間部下を補うもののみ付属します。
付属品一覧がこちら。
※「ハイ・ビーム・ライフル」「シールド」「ビーム・サーベル×2(+ビーム刃エフェクトパーツ×2)」「バズーカ(砲身2種)」「手首パーツ×6」「HGシナンジュの余剰パーツ」
青字が本キットの特徴で、ハイ・ビーム・ライフルとシールドはナラティブVer.とは別形状のものが付属。また、クリアイエローだったビーム刃がクリアレッドに変更されているのが特徴です。
余剰パーツとしてHGシナンジュのパーツが余り、ビーム・ライフルは組む事ができます。
そして完成したHGUCシナンジュ・スタイン(ユニコーンVer.)がこちら。
ナラティブVer.ではグレーだった装甲色がホワイトに変更され、装甲は袖無しのデザインになりました。
元をたどればHGシナンジュ(2010年)のランナーを使ったリデコキットとなりますが、2018年発売の「関節可動が強化されたHGシナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)」の構造を引き継いでいるため可動域は広いです。
HGUCシナンジュと比較。
成形色だけではなく、色々変化しているのが見て取れます。
それでは細かく見ていきます!
可動域はナラティブVer.と全く同じで、手足は大きく広がります。
手足の関節は90度以上曲がり、キレイにヒザ立ち可能。
上半身は360度回転します。
頭部をアップで。バルカンは内部からグレーのパーツが露出する構造で、色分け良好です。
ちなみに頭部は、色以外ナラティブVer.からの変更はありません。
頭頂部は別パーツで上からかぶせる構造ですが、基本部分は左右はめ込み式になっていて後頭部に合わせ目が出ます。
胴体は襟前部(コクピット上)のパーツが新規造形です。
ユニコーンVer.という事でエングレービング無しのデザインになっています。
腰のライトグレー部は前後はめ込み式ですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。
写真ではちょっとわかりづらいですが、バックパックは奥まった部分とプロペラントタンクの接続基部に合わせ目が出ます。
各スラスター内部はレッドで要塗装。
UC版では筒型の短いプロペラント・タンクに変更され、タンク自体の合わせ目が無くなりました。
左右のフレキシブル・スラスターは柔軟に可動します。
肩は外側へ引き出す事ができ、前後に大きく動きます。
肩のサブアーマーは可動の邪魔にならないよう可動し、大きく腕を上げる事ができます。
基本腕に合わせ目は出ませんが、ショルダーアーマーの奥まった位置には合わせ目有りです。ただ、ほとんど目立ちません。
前腕部の一部が新規造形で、ユニコーンVer.特有の袖無しデザインに変更されています。
腰部はフロント・サイドアーマーのみならず、リアアーマーも独立可動します。(真ん中をカットするいつもの仕様)
脚部の合わせ目は少ないです。ただ、ヒザを曲げた際に一部合わせ目が露出します。
あとはカカト上のフレーム部に合わせ目が出ます。モモ側面は段落ちモールド化されていないように見えますが、設定画でもモールドになっているのでそのままでOKといったところ。
バックパックまわりもそうですが、合わせ目は全体的に見て目立たない位置に配置されています。
脚部スラスターは回転します。また、ふくらはぎのカバーも展開可能です。
足裏に肉抜きは無く、色分け良好。リアアーマー内部は別パーツで色分けされていて、モールドが細かいです。
股下は少し奥まった位置にスタンド穴が配置されています。魂Stageなどのスタンドとは少し相性が悪いです。(一応展示は可能です)
シナンジュ・スタイン(ユニコーンVer.)、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
新規造形のハイ・ビーム・ライフルがこちら。シンプルな4パーツ構造で、機関部はモナカ構造で合わせ目が出ます。
ナラティブVer.では下部にバズーカをマウントできましたが、ユニコーンVer.では取り付け不可でシンプルなデザインに変更されているのが特徴です。
シールドも新規造形で、基部で360度ロール回転します。
νガンダムのシールド風デザインになっており、裏側には4発のミサイルとビーム・キャノンが造形されています。
ハイ・ビーム・ライフルをぶっ放すシナンジュ・スタイン!
成形色がホワイトになり、袖無しの角張った装甲になったことで連邦風味を感じるデザインになりました(*´ェ`*)
可動域が広く、ヒザをキレイについて無理なく射撃姿勢をとらせる事ができます。
平手は左手のみ付属します。
狙撃するシナンジュ・スタイン!
シールドミサイルを発射!
いい感じ……!(>ω<)
前腕部のカバーを外し、サーベル柄を引き抜く事ができます。(両腕とも)
シナンジュ・スタイン、ビーム・サーベルを抜刀!
ナラティブVer.ではビーム刃がクリアイエローでしたが、ユニコーンVer.ではクリアレッドに変更されているのが特徴です。
斬りかかるシナンジュ・スタイン!
二刀流で。
ライフル+サーベルで。
バズーカを装備。こちらはナラティブVer.からの変更は無しです。
グリップとフォアグリップは可動します。
バズーカを撃ち込むシナンジュ・スタイン!
フォアグリップを掴み、両手で構える事ができます。
ナラティブVer.との違いを比較
ここからはナラティブVer.のシナンジュ・スタイン(右)と比較し、違いをスッキリさせていこうと思います(>ω<)
まずはパッと見おわかりいただける通り、装甲色が「ホワイト」「グレー」とそれぞれで変化しています。
地味に関節パーツの成形色も違い、UC版ではグレー、ナラティブ版では茶色だったりします。
胸部を比較。ここはエングレービング無し・有りの違いです。
前腕部は袖無し・袖有りの違い。
背部のフレキシブル・スラスター自体に変化はありませんが、プロペラント・タンクの長さが違います。
ハイ・ビーム・ライフルは名称こそ同じものの、形が違います。
UC版ではバズーカを取り付けられず、よりシンプルな形に変化しているのが特徴です。
シールドを比較。
違いをまとめると、「成形色」「胸部」「袖部」「プロペラント・タンク」「ハイ・ビーム・ライフル」「シールド」「ビームエフェクトパーツの色」です。
ユニコーンVer.では色を含め、よりヒロイックなデザインになっていますね。
HGUCシナンジュのバリエーションキット勢揃いでディスプレイ。
ちびきゅんキャラのフル・フロンタルとディスプレイ。
HG シナンジュ・スタイン(ユニコーンVer.)の感想
ということでHG シナンジュ・スタイン(ユニコーンVer.)のご紹介でした。
ベースキットと同様、ちょこちょこ合わせ目はありますがどこも目立たない位置に配置されています。
また、色分けが良好で可動域の広さも継承している感じ。ABSレス仕様のため塗装もしやすいと思います。ただ、バックパックのスラスター内部レッドは色分けされていないため、このあたりは要塗装です。
弱点も同じで、経年で足の付け根が緩んでくるかもといったところ。このあたりは調節しながら組んだほうが安全かもしれません。
ユニコーンVer.部分としては、ぶっちゃけ購入する前は「新規部分少ないかな……」と思っていたのですが、胸部と前腕部の袖なし外装パーツだけではなくハイ・ビーム・ライフルとシールドも違う形をしているので印象が変わって見える点はポイント高いです。
元が2018年製のガンプラということもあり、完成度は非常に高いと思いますぞ!
以上、「HG シナンジュ・スタイン(ユニコーンVer.)」のガンプラレビューでした!