今回は「HGUCスーパーガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士Zガンダムに登場し、エマ・シーンが搭乗したスーパーガンダムをご紹介。
2002年発売、No.35と古いナンバーのHGUCになります。
「旧HGUC版のガンダムMk-II」と「Gディフェンサー」がセットになった内容で、合体・分離のほかGフライヤー状態も再現可能です。
という事で、HGUCスーパーガンダムをリバイヴ版のガンダムMk-IIにも互換性があるかどうかを含めてレビューしていきたいと思います!
スーパーガンダムのボックスアート。
キット自体は22年前に発売された古いHGUCという事で、同梱するマーク2は旧HG版が付属します。
ホイルシールは、ほとんどGのディフェンサーの色を補うものが中心です。
まずは旧HG版のHGUCガンダムMk-IIから見ていくぞ!(>ω<)
旧HG ガンダムMk-II(エゥーゴカラー)
こちらがスーパーガンダムに同梱するエゥーゴカラーのガンダムMk-IIさん。
今の時代リバイヴ版も発売されているのでこちらは省略しようと思いましたが、わたくしこの旧HG版マーク2が非常に好き(同じモデラーさん多そう)なので長所や弱点をザザッと見ていきたいと思いますぞ!(>ω<)
REVIVE版マークIIとの比較画像は後ほどご紹介しますが、この旧版最大の魅力は劇中再現度の高いプロポーションだと思います。
これ、今のガンプラ目線で見ても普通にかっこいいよね……。
ただ合わせ目の量が多く、可動域はそこまで広くありません。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ハイパー・バズーカ」「シールド」「ビーム・サーベルの柄×2」「手首・柄・刃一体型ビーム・サーベル」「バルカンポッド」「シールド」
スーパーガンダム時では使わない、Mk-IIの武装も全て付属します。
手首パーツは右手が銃持ち手とサーベル一体型ハンドパーツのみ、左手が通常の武器持ち手のみの構成です。
可動域は悪くはないのですが、さすがに昨今の超絶可動ガンプラと比べると狭いです。
ただ腕は水平以上上がり、膝立ち可能で上半身も少し引き上げれば360度回転します。
頭部は左右はめ込み式で、トサカ(頭頂部)に合わせ目が出ます。
それにしてもめちゃめちゃマークIIっぽい造形で立体化されていると思うぞ……(*´ェ`*;)
顔の再現度はリバイヴ版より勝っているのではないかとすら思えます。
横、後ろから。
バルカンポッドが付属し、装着する事ができます。
グラつく事もありません。
上から見た場合、トサカ・胴体・肩に合わせ目が出ます。
色分けは優秀で、側面の合わせ目も段落ちモールド化されていたりします。
時代を考えるとかなり良くできているのではなかろうか。
ビーム・サーベルは取り外し可能(後述)ですが、バックパックは前後はめ込み式で全ての面に合わせ目が出ます。
腕は肩内部のサブアーマー(側面紺色のパーツ)と前腕部にびっしりと合わせ目が出ます。
このあたりはさすがに古いHGといった感じ。
肘関節は90度曲がります。
フロント・サイドアーマーはそれなりに開き、リアアーマーにはハイパー・バズーカをマウント可能です。
意外としっかり保持されます。
脚部はほとんどが左右はめ込み式で、前後・アンクルガード・関節パーツにびっしりと合わせ目が出ます。
横、後ろから。細かなサブスラスターは内部から色分けされています。
足裏はぐるりと肉抜きアリ。股下にはアクションベース用の穴は空いておらず、合わせ目が出ます。
足首は意外と傾き、接地性は悪くないです。
肉抜きがあるものの、このトゲトゲしいボリュームのあるスリッパ形状が最高にかっこいいっす……(*´ェ`*)
シールドは基本的な部分は色分けされていますが、裏側は真っ白です。
ただモールド形状は細かく、基部で360度ロール回転します。
ビーム・ライフルを構えるガンダムMk-II!
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます。
シールドで攻撃を防ぐマーク2!
一応かっこいいポーズは決まるのですが、
蹴りポーズはキレイに決まりません。
昔ながらのボールジョイント接続のため、足回りの自由度が狭めといった感じです。
フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。
ハイパー・バズーカを装備。
バズーカ、ライフルともに合わせ目が出ます。
ビーム・サーベルは手首パーツ・柄・刃一体型のホワイト1色成形のものが付属します。
形状はなかなかかっこいいですが、このあたりは古さを感じる部分。
斬りかかるマーク2!
サーベルラックのビーム・サーベルは引き抜く事ができ、他からサーベル刃を持ってくれば取り付ける事ができます。
このキットにはクリアエフェクトパーツは同梱しないため、ご注意を。
2015年に発売されたHGUC No.193のガンダムMk-II(エゥーゴカラー・REVIVE版)と比較。
可動域と合わせ目の少なさは圧倒的にREVIVE版の勝利です。
ただ、この旧版のプロポーションも非常に捨てがたいっす。
あなたはどちらのマーク2がお好み?
RG版も混ぜて比較。
Gディフェンサー
それではGディフェンサーの方を見ていきます。
合わせ目箇所を画像で解説しようと思いましたが、ほぼ全ての面に合わせ目が出るため省略しました……w
形状再現度は素晴らしいですね。
……そこ!カツしねとか言わない!
裏側から。ただこのGディフェンサー、パーツの合いが非常に悪い部分があり、
↑のコア・ファイター左右のパーツはデフォルトでははまらないと思った方がいいです。
ピンをヤスリで削ってやっと接続できました。画像のパーツを見てピンと来られるモデラーさんも多いと思いますが、横から力強く取り付けようとすると非常に破損しやすい部分になっています。
基本的な色分けは頑張っている方だと思いますが、それでも細かな部分やウイングなどはシールで補う事になります。
ロング・ライフルは右側に接続します。先ほどと違い、こちらは少し接続強度が弱めです。
また、ミサイル・ベイのカバーは開閉します。中のミサイルは色分けされていないため、赤で要塗装となります。
Gフライヤー
それではドッキングさせ、まずはGフライヤー状態を再現してみるぞ!(>ω<)
2つともスタンド穴が空いていないため、撮影は難航を極めましたw
Gディフェンサーの各部パーツ位置を変え、
ガンダムMk-IIを接続します。バックパックのカバーを外して接続させるのですが、結構ガッチリと固定されます。
Gフライヤー状態の完成!
プロペラントを消費することなく戦線に到達できる形態になります。
Gパーツのコンセプトを継承・発展させたものなので、ファーストっぽい雰囲気も感じますね。
スーパーガンダム
スーパーガンダムを再現するには、Gディフェンサー先端のコア・ファイターを分離させます。
コア・ファイターは単体で展示可能なうえ、3mmポリキャップが露出するため昨今のスタンドに対応していたりします。
あとは各パーツの角度を変え、
ロング・ライフルを持たせて展開させれば……
スーパーガンダムの完成です。
ちなみに「スーパーガンダム」はあくまで愛称であり、正式な名称は「Mk-IIディフェンサー」だったりします。
正直組む前は古いものだと思って舐めていたのですが、今の目線で見ても十分イケるのではないだろうか……。
意外な事に、重いアーマメントブロック(Gディフェンサー)を背負った状態でも自立性が高く、安定して立たせる事ができます。
スーパーガンダム、出撃!
「カツ、ありがとう」
離脱するカツ!
そこ!カツしねとか(略
ロング・ライフルをぶっ放すエマ・シーン!
めちゃめちゃかっこいいっす……(涙
「そうよ、私は女よ!だから今ここにいる。あなたの敵になった!」
レコアさんのパラス・アテネ現る!
「レコア!」
HGUCパラス・アテネ(塗装済)と比較。
EFコレクションのエマ・シーンとディスプレイ。
REVIVE版のマークIIとの互換性
↑はリバイヴ版のガンダムMk-IIにアーマメントブロック(Gディフェンサー)を装着した図。
なんと、無改造で取り付ける事ができました。
ただ、ロング・ライフルは手首パーツの穴サイズとあっていないので他キットからサイズの合うものを持ってくる必要があります。
ここだけクリアすれば簡単に合体できるので、REVIVE版の方が好きなモデラーさんにもパーツ取りとしてオススメです。
旧版に戻してパシャリ。旧版もかっこいいよね……。
HGUC スーパーガンダムの感想
ということでHGUC スーパーガンダムのご紹介でした。
ガンダムMk-IIにしろGディフェンサーにしろ、パーツの合いが非常にきつく合わせ目が多い点はご注意を。
特にエナメルでのスミ入れは、一瞬でヒビが入ると思われます(>ω<)
長所としては今回写真をご覧の通り、造形自体は非常に良くできており迫力のあるスーパーガンダムに仕上がるのは間違いないです。
また、ロング・ライフル問題さえ解決すればリバイヴ版とも互換性があるので、Gディフェンサーのパーツ取りに購入するのも大いにアリだと思います。
余ったMk-IIはティターンズカラーで塗装すればエコだよ!(もしくはZZのエル機にまわすw)
ちなみにプレミアム・バンダイ限定品にはなりますが、HGUC 1/144 Gディフェンサー &フライングアーマーというフライングアーマー単品とセットになったガンプラも売られているので、こちらもオススメです↓
以上、「HGUC スーパーガンダム」のガンプラレビューでした!