今回は「HGUC ジオング」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムに登場し、シャア・アズナブルが搭乗したジオングのご紹介です。2001年に発売、定価1,944円。
頭部と腕は取り外し可能で、腕はリード線により腕部有線ビーム砲の展開が可能と、昔のHGUCとはいえジオングの特徴的なギミックを再現したガンプラに仕上がっています。
という事で、今回はジオングを今のガンプラ基準で見るとどんな感じかがっつり見ていこうと思います!
HGUC ジオング
HGUCナンバーでいうと22番と、初期ナンバーで立体化されたジオングさん。
立体化にあたりカトキハジメ氏がリニューアルデザインを担当。
リニューアルされてはいるのですが、劇中イメージを全く損なわない見た目で立体化されています。(というか劇中イメージまんま)
このあたりは流石といったところです(*´ェ`*)
組み立て書とシール。
シールはモノアイのピンク部分のみ付属します。
付属品はシンプルな内容になっており、「専用スタンド」「オールレンジ攻撃用リード線×2」のみです。
そして完成したHGUCジオングがこちら。
HGUC初期ナンバーなので舐めてましたが、ぶっちゃけこれ以上ないぐらいの再現度ではなかろうか(*_*)
元々がシンプルな配色……というか富野監督が描きなぐったデザイン?wなので、パーツ分割による色分けは超優秀です。
腰部メガ粒子砲(腰の黒いパーツ)内側をブルーで塗るだけでほぼ完璧な色分けが再現可能です。
また、サイズはでかいですがパーツ数が少ないのでHGシリーズとしてはトップクラスに早く組み上がるキットになっています。
可動域は顔が一回転し、腕関節は30度ほど曲がります。
上半身は回転しませんが、設定的に回転しなそうなのでOKといったところ。
再現度が高すぎる頭部。
合わせ目は無く、色分けも完璧です。
ただ、モノアイ可動ギミックのようなシャレたギミックは搭載してないぞ!
手を加えるモデラーさんはこのあたりが改修ポイントですね。
モノアイ(凸形状)は造形されていないので、シールは好きな位置に貼る仕様です。
頭部は取り外しが可能ですが、頭部の下部(写真左)はスタンドに対応しているわけではありません。
浮かしてディスプレイするには挟み込みタイプ等のスタンドが必要です。
胴体は側面に合わせ目が出ます。
パーツごとの色分けは完璧です。
胴体上部にも合わせ目。
ただショルダーアーマーは1パーツ成形で、合わせ目は出ません。
腕部の色分けも完璧。
造形も劇中ジオングの再現度がめちゃめちゃ高いです。
腕部はこのようにブロック構造になっており、完成した後でもバラせます。
塗装派モデラーさんはかなり塗りやすい構造になっているのではないでしょうか。
二の腕グリーン部には合わせ目あり。
マニピュレータはABS素材が使われているので塗装派モデラーさんはご注意。
指先にはちゃんと穴があいています。
指関節は可動しないものの、指自体は動かせるので色々な表情をつける事が可能です。
スカート部分(グレーのでかいパーツ)は男らしい1パーツ構造です。
箱開けた時、ビニールにも入っていないEパーツ(スカート)に衝撃を受けましたw
スカートバーニアは「大×2・小×5」で、取り外し可能です。
底面には動力パイプ等メカニカルな造形が。(写真右)
バーニアはフレキシブルに可動します。
組み立て書基準ではバーニアの底面がグレーで塗装されていたり、動力パイプがシルバーに塗装されていたりしました。
ファーストのMSということで、色々な解釈で塗り分けてみても面白いかもしれません。
上半身は多少前後に傾き、
専用スタンドを使えば、ここまで大きく本体を傾ける事が可能です。
スタンドはここに接続。
本体自体そこそこ重みがありますが、ガッチリとしたスタンドのおかげで安定して展示できます。
この再現度の高さよ……。
スカートバーニアの造形が際立ち、後ろから見てもニマニマしてしまうぞ……(*´ェ`*)
腕部5連装メガ粒子砲を放つジオング!
まさにラスボスの風格よ……。
前腕部を外し、付属のリード線(+ジョイントパーツ)を組み込んでみます。
リード線はそこそこ太いものを使用しているため、重さでポロリする事もなく安定してディスプレイできます。
ジオングのオールレンジ攻撃!
リード線は両手分付属します。
※正確に言えば長いリード線をニッパーでカットして組み立てます
ポロリもないし、ギミックの接続強度もちょうどいいのでかなりストレスフリーです。
シャア・アズナブルコレクションのシャアフィギュアとディスプレイ。
一番くじのシャアフィギュアとディスプレイ。
HGUCガンダム(リバイヴ版)と大きさ比較。
GアーマーセットのHGUCガンダムと比較。
こちらの方がジオングと並べて似合っている気がする……(*´ェ`*)
1年戦争でシャアが乗ったモビルスーツのHGUCでディスプレイ。
RG版のジオングと比較。
違いの比較アップ画像は↓のレビューでどうぞ。
HGUC ジオングの感想
ということでHGUC ジオングのご紹介でした。
HGUC初期ナンバーながら、元デザインのおかげか色分けが優秀です。ここは意外でした。(腰部メガ粒子砲は要塗装ですが)
色分けについては手がかからないキットといっていいと思います。
しかも合わせ目が少なく(本体側面、二の腕のみ)パーツ数も少ないので非常に組みやすい、と優良キットに仕上がっています。
昨今のHGUCシリーズに比べモールドはあっさり気味、モノアイ可動ギミックもありませんが、劇中再現度で見た場合これ以上ないジオングの造形になっていると思います。
今の時代RGジオングという選択肢もあるので、アニメ準拠ならHGUCを、最新ガンプラ感を感じたいならRG版みたいな基準でチョイスするのがオススメですぞ。
以上、「HGUC ジオング」のガンプラレビューでした!