今回は「MGブリッツガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場するブリッツガンダムの、MG版をご紹介。
2012年発売。
モールドびっしりのXフレームが採用され、ブリッツガンダムの特徴である有線式ロケットアンカー、グレイプニールは射出状態が再現できます。
ということで、MGブリッツガンダムをレビューしていきたいと思います!
MG 1/100 ブリッツガンダム
MG版のブリッツガンダム。
同時期に発売のGAT-XシリーズのMGに採用されていることが多い、Xフレームという内部フレームランナーが採用されています。
XフレームはABS樹脂製で、ポリキャップを組み込む従来の構造で再現。昨今のFULL MECHANICSシリーズのような、ポリキャップレスかつKPS(やわらかプラ・塗装も可能)構造ではない点はご注意を。
ホイルシールのほか、マーキングシールとガンダムデカール(ドライデカール)が付属します。
1/100 ニコル・アマルフィのフィギュアは、立ち姿と座り姿が付属。
コクピット内部に組み込むフィギュアも含めると、3体付属します。
そして完成したMG 1/100 ブリッツガンダムがこちら。
ご覧のとおり今のガンプラ目線で見ても通用する良プロポーションかつ色分けの良さで再現されています。
このあたりのMGになるとほとんど古さを感じないので、ブリッツファンにはたまらないガンプラに仕上がっていると思うよ……(*´ェ`*)
ブラックを基調としたカラーリングでまとまっており、成形色自体も深みのあるきれいな色合いで再現されています。
自立性、接地性ともに優秀。MGらしいフルフレーム構造により、ズシリと重みを感じ所有欲が満たされます……(*ノェノ)
ただ、今回注意ポイントがあったので、そのあたり後半で解説していきますね。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はそこそこ広く、手足は大きく広がり顔を上げる動作も得意です。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
上半身(腰回り)も柔軟に動くので、細やかな動きをつけることができます。
ただ、腰はデフォルトでここまでしかまわりません。(少し引き上げれば真横を向けるかもしれませんが)
頭部をアップで。ツインアイ周辺はクリアパーツが採用されていますが、トサカ中央含めホイルシールで色を補います。
横、後ろから。合わせ目はありません。後頭部は段落ちモールド位置になっています。
胴体の色分けも非常に細かく、コクピットハッチは開閉します。
背部の左右にあるスラスターは、微妙に動かすことができます。
ダクト部なども細かく色分け済みです。
肩部の色分けも良好。肩は引き出し式です。
ショルダーアーマーは、スライドで展開ギミックを再現できます。
中には、ミラージュコロイド発生装置が再現されています。このあたり、さすがMGクオリティといったところ。
腕部。肩内部ブロックや前腕部の合わせ目は、段落ちモールド位置に配置されています。
腰部の色分けも細かいです。アーマー内側には、びっしりとモールドあり。
股下に↑枠のジョイントパーツを噛ませれば、アクションベースに対応します。
ちなみに、股間ジョイント部は上下にスイング可動します。
脚部も色分け良好で、ディテールも細かいです。
ヒザは二重関節構造で、フレーム内部も細かく造形されています。
もちろん、足裏に肉抜きはありません。
「ニコル・アマルフィ、出ます!」
X207ブリッツ、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
攻盾システム「トリケロス」がこちら。前腕部側面にガッチリとマウントできます。
シールドの裏面には「ビームサーベル」と、「3連装超高速運動体貫徹弾ランサーダート」が搭載されています。サーベル、ランサーダートともに着脱できます。
グリップを持たせて接続します。
注意点なのですが、↑枠のランサーダートを支えるパーツがかなり外れやすいので、接着推奨です。
ブリッツ、ランサーダートで攻撃!
手足をはじめ、腰回りも柔軟に可動するため細やかな動きをつけることができます。
「ミラージュコロイド・電磁圧チェック・システムオールグリーン、行けます」
「ターゲットロック!これでどうだ!」
ビームサーベル用の、ビーム刃が付属します。
2本ついてくるので、1本は余剰となります。
ビシュゥン……ビームサーベルを展開!
アクション!
シールド裏のビームサーベルは、
外して手に持たせることもできます。
左腕には、ピアサーロック「グレイプニール」を装備。
装着部が新規解釈で立体化されているほか、ご覧のように色分けも細かいです。ただ、ここはちょっぴり外れやすい印象でした。
図太い黄色のリード線で繋げば、射出状態が再現できます。
3本のクローも展開可能。ただ、展示用のミニスタンドなどは付属しません。
グレイプニールを射出!
一応、スタンドがなくても空中で固定できました。
「狙い通り!」
HG 1/144 ブリッツガンダムと比較。
1/144スケールのブリッツはHGCE版は発売されておらず、↑画像はガンダムSEED放送当時のHGになります。
PFコレクションのニコルと一緒にディスプレイ。
「母さん…僕の、ピアノ…」
MG 1/100 ブリッツガンダムの感想
ということでMGブリッツガンダムのご紹介でした。
まず注意点なのですが、今回のMGブリッツは
↑胸部中央や腰部サイドアーマー、前腕部のパーツがかなりポロリしやすい印象でした。(他にもトリケロスシールド裏のパーツ、グレイプニールも)
素立ち状態で飾る場合には問題ありませんが、気がついたらパーツがなくなっていたという事態も考えられるので、接着して問題ない箇所は接着してしまった方が安全だと思います(*_*)
その他は超絶可動するわけではないですが、必要十分に動き、色分けも非常に細かくディテールも細かく再現されています。
多少弱点はあるものの簡単に解決できる部分ばかりなので、現状最も高クオリティなブリッツに仕上がっていると思います。ブリッツガンダムが好きなファンには、普通にオススメですぞ。
以上、「MG 1/100 ブリッツガンダム」のガンプラレビューでした!