今回は「HGブリッツガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場し、ニコル・アマルフィが搭乗するブリッツガンダムのリニューアル版をご紹介。
HDリマスターに合わせ2011年に発売されたものですが、本体の造形自体は2003年に発売されたものと同じです。
という事で、HGブリッツガンダムを今のガンプラ目線で見るとどんな感じかレビューしていきたいと思います！
HG ブリッツガンダム
GAT-Xシリーズのミラージュコロイド搭載機、ブリッツ。
組み立て書にはニコルが記載されています。
付属品一覧がこちら。
※「トリケロス」「ピアサーロック（グレイプニール）」「ピアサーロック射出用のミニスタンド＋リード線」「スタンド用追加パーツ」
今回はリニューアル版という事で、腰に挟み込むアクションベースに対応したスタンドジョイントパーツが付属します。
※写真外だとツメを開いた状態のピアサーロックのパーツもアリ
そして完成したHGブリッツガンダムがこちら。
基本的には放送当時の2003年に発売されたものと同じ造形をしていますが、アニメに近い成形色に変更されているのが特徴となります。
今回は合わせ目を消してヤスリがけした状態ですが、全合わせ目箇所は画像にて解説していきますぞ(*´ｪ`*)
HG GUNDAM SEEDシリーズとして見た場合は中々のプロポーションではないでしょうか。
ただ、アゴを引く動作はちょっと苦手です。シールで補う箇所も多めです。
それでは細かく見ていきます！
可動域は意外と広く、腕は水平ぐらいまで上がり開脚範囲も広いです。
脚の取り付け構造はボールジョイント接続ですが、中々よく動いてくれる感じです。
ヒザ関節は90度強曲がり、膝立ち可能です。
上半身を少し引き上げれば腰を撚る事ができます。
頭部をアップで。大きなアンテナ先端には安全フラッグ有りです。
ツインアイ、トサカのセンサー部はシールで色を補います。
頭部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
頭頂部は段になっているので合わせ目無しです。
胸部中央の赤い部分はシール。
胴体・腰ともに前後はめ込み式で、合わせ目が出ます。（今回腰は消してあります……汚いけど(*ﾉｪﾉ)）
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で、上部に合わせ目あり。
肩外側の赤いパーツは色分けされていますが、その他の細かな色はシールで色を補います。
肘関節は90度弱曲がります。
腕部は「肩内部ブロック」「前腕部」に合わせ目が出ます。
前腕部は一部段落ちモールド化されています。（設定画準拠）
フロント・サイドアーマーともに可動。
サイドアーマー先端の赤い部分はシールです。ただ股間中央内部の赤は要塗装です。
脚部は太もも前側に合わせ目あり。
外装で見えなくなりますが、足首パーツ付近のフレーム（↑写真でいう赤いシールの奥）にも合わせ目が出ます。
横、後ろから。太ももの後ろ側は一部段落ちモールド化されていますが、関節付近は合わせ目あり。
ふくらはぎにも合わせ目が出ます。
つま先は独立して動かす事ができます。
同シリーズの中では凝った構造をしている模様。
足裏に肉抜きはありません。股下にスタンド穴は空いていないので、浮かせて飾りたい場合は後述するスタンド用ジョイントパーツを使う感じです。
バックパック。各スラスター内は一部レッドで要塗装です。
こちらがリニューアル版にのみ付属するスタンド用のジョイントパーツになります。
上半身と下半身の間に挟み込むようにして取り付けます。
ブリッツ、出撃！
それでは特徴的な武装を見つつ、アクションポーズいってみます！
攻盾システム「トリケロス」から。
手に持たせたあと、前腕部側面の凹凸を合わせて固定させます。
シンプルなプラ同士の接続になるため、接続強度は弱めです。
表面のレッド・イエロー部はシールで色を補います。
特に赤い部分は広範囲に貼る事になるので、今のガンプラ目線で見ると塗装推奨箇所といった感じ。
ランサーダート（中に仕込まれている槍状ミサイル）は一番上のみ着脱可能です。
また、トリケロス先端のビームサーベルにサーベル刃を取り付ける事もできます。（サーベル自体を引き抜く事はできません）
※本キットにはビームエフェクトパーツは付属しないためご注意を(>ω<)
ランサーダートを射出するブリッツ！
いい感じ……(*´ｪ`*)
アークエンジェルに襲いかかるブリッツ！
当時ものとしては良く動きます。
ピアサーロック射出状態を再現してみます。
ピアサーロックを展開状態に差し替え、ミニスタンドに設置し
左腕にリード線を繋げば完了です。
ブリッツガンダム、ピアサーロックを展開！
いい感じ……(*´ｪ`*)
「もともとそちらの物でしたっけね。弱点もよくご存知だ！」
「ブリッツのトリケロス」と「ゴールドフレーム天ミナのトリケロス改」を比較。
全体を比較。
天ミナはHGCEではないものの、2013年に発売されたものなので比較的新し目のフォーマットで立体化されています。
MG 1/100 ブリッツガンダムと比較。
GAT-Xシリーズでディスプレイ。
※ストライクのみHGCE
PFコレクションのニコルと一緒に。
HG ブリッツガンダムの感想
ということでHGブリッツガンダムのご紹介でした。
当時物キットという事で、今のガンプラ目線で見るとシールと合わせ目の量は多いです。
トリケロスの接続が弱い感じなので、そのあたりも要調整といった感じ。
可動域は広く、アクションポーズは決まりやすい印象でした。
プロポーションに関しては同シリーズ（当時のHG GUNDAM SEEDシリーズ）の中では上位に来ると思うぞ！(>ω<)
総評としては、合わせ目消しや部分塗装などある程度手を加えるモデラーさんにはオススメといった感じです！
以上、「HG ブリッツガンダム」のガンプラレビューでした！
