今回は「MGフォースインパルスガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、シン・アスカ/ルナマリア・ホークが搭乗するフォースインパルスガンダムのMG 1/100版をご紹介。
2008年発売。
作画監督の重田智氏協力のもと、設定及び形状が徹底追及されており変形・合体ギミックが完全再現されています。
分離させた各機は、ランディングギアにより接地した状態でディスプレイが可能。
という事で、MG 1/100 フォースインパルスガンダムをレビューしていきたいと思います!
MG 1/100 フォースインパルスガンダム
MG版のフォースインパルスガンダムさん。
SEED系のMGだと「MGエールストライクガンダム Ver.RM」が2013年、「MGフリーダムガンダム Ver.2.0」が2016年に発売されているため、それと比べると古いMGに分類されます。(同時期発売のものだとMGデスティニーやユニコーンガンダム Ver.Kaあたり)
価格は4,950円(税10%込)でインパルスガンダムと各種武器、フォースシルエットが同梱します。
ホイルシール、マーキングシール、ガンダムデカール(ドライデカール)の3種類が付属。
ホイルシールを使うのは、頭部のみです。
フィギュアは「1/100 シン・アスカ」と「1/100 ルナマリア・ホーク」の2種類が付属します。
ちなみに今回のMGの組み立て書は、コアスブレンダーなど分離された状態から組み上げていき、最後にフォースインパルスに合体させる順番になっています。
という事で、まずはコアスブレンダーから見ていきますね。
とっととフォースインパルス状態を見たい方は、途中スキップして中盤あたりから見てみてくださいね。
コアスブレンダー
こちらがコアスブレンダー。
キャノピーには無色のクリアパーツが使用されています。キャノピーフレームや翼部分は一部色が足りないので、要塗装です。
翼の下部には、ミサイルランチャーを取り付けます。(合体させる時は取り外す部分)
キャノピーは開閉し、中に座った状態のパイロットフィギュアを乗せます。
下部に↑枠のランディングギアを取り付けることにより、接地状態でディスプレイすることができます。
ランディングギアを外し、↑枠のジョイントパーツをかませることでアクションベースに対応します。
チェストフライヤー
チェストフライヤーがこちら。いわゆる上半身の部分です。
ご覧のように肩まわりを前方へ倒すことができ、違和感のない完全変形を実現しています。
シールドの間にパーツをかませることにより、接地状態での展示状態が再現できます。(↑画像上)
また、そのパーツを外して普通の機動防盾(シールド)にしたあと↑枠のジョイントパーツを取り付け、浮かせた状態で展示することもできます。(↑画像下)
突撃!
レッグフライヤー
レッグフライヤーも↑枠のランディングギアを取り付けることにより、設置状態での展示が可能。
このあたりの細かなギミックはHG版やRG版ではオミットされているので、MG版の長所はこのあたりだと思います。
もちろん、レッグフライヤーもジョイントパーツを取り付けて浮かせた状態で展示できます。
ただジョイントパーツを股下に取り付けるため、少し足が開いた状態になってしまう点はご愛嬌といったところ。
シルエットフライヤー/フォースシルエット
シルエットフライヤーがこちら。
コアスブレンダーと同様に、こちらにもランディングギアとアクションベース用ジョイントパーツが付属します。
シルエットフライヤーの中身を引き出せば、
フォースシルエットとドッキング可能です。
また↑枠の台座パーツを使うことにより、設置状態も再現できます。
ウイングを折りたたむことができるので、劇中の再現性が非常に高い部分。ここもMG版の長所と言えそうですね……。(HGとRG版は翼を折りたたむことができず)
それではドッキングさせ、フォースインパルスガンダムを再現してみます。
↑枠のコアスブレンダーの機首や翼を折りたたみ、チェストフライヤーとレッグフライヤーの間に取り付けます。
ガシャコン!あとはフォースシルエットを背中に取り付ければ、フォースインパルスガンダムの完成です。
フォースインパルスガンダム
そして完成したMGフォースインパルスガンダムがこちら。
ご覧のようにスタイリッシュなスリム体型で立体化されており、RG版とはまた違った印象で再現されているのが面白いです。
ウイングが大型化されMGらしいアレンジが入っているものの、劇中に近いプロポーションで立体化されているのがMG版の魅力と言えそうですね。
ちなみに2008年製のガンプラということで、KPS不使用のABS関節+ポリキャップ構造です。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、変形ギミックの恩恵もあり肩と腕が大きく上がります。
腰部サイドアーマーを動かせば、ほぼ真横まで開脚できたりもします。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
組み立て書によると「上半身を引き出せば真横を向くことができる」的な解説がありましたが、実際は外れやすくなってしまいポーズし辛いです。
腰をひねれるのは↑ぐらいまでと思った方がいいです。(特にフォースシルエットを背負わせると上半身が重くなるため、引き出すとポロリ率が向上します)
全体的に見て、手足が大きく動くため可動範囲は広いと思います。
頭部をアップで。ツインアイとトサカ前後はホイルシールで色を補いますが、無色のクリアパーツになっており塗装派モデラーさんも安心部分。
横、後ろから。アンテナは尖っており、先端に安全フラッグはありません。
胴体の色分けは非常に細かく、中央のV字イエローは別パーツで色分けされています。
また、コクピットハッチは開閉します。
肩は引き出すことができ、上方向のみならず前方への可動も良好です。
腕部。モールドに見えるような部分でパーツ分割されています。
ハンドパーツは、「指可動タイプ」「固定タイプ」の2種類が左右分付属します。
このあたりはABSです。(関節パーツも)
腰部をアップで。側面のナイフラックは開閉し、中に折りたたまれた状態のフォールディングレイザー対装甲ナイフを収納することができます。(左右とも)
腰部リア側には、高エネルギービームライフルをマウントすることもできます。
底面のパーツを外せば、アクションベース用ジョイントパーツを取り付けることができます。
ちなみに今回のMG、足の付け根軸が可動するギミックは非搭載です。
脚部をアップで。
ヒザの小さな黄色いパーツは別パーツ化されており、色分け済み。
ふくらはぎのスラスターは、地味に可動します。
足首付近はシリンダーのような形状になっていて、ボールジョイント接続です。
足裏に肉抜きはなく、左右でつま先形状が違うスタイリッシュなデザインをしています。
ちなみに、接地性はそこまで良くありません。(及第点ぐらい)
フォースシルエットの接続は安定しており、各所アップで見てもディテールが細かく色分けが優秀です。
このあたり、さすがMG版といったところ。
機動防盾は、上下左右にパーツが展開します。
内側のグリップは可動し、手に持たせることができます。(機動防盾自体は前腕部に接続)
「シン・アスカ!インパルス、行きます!」
ジャキン!それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
高エネルギービームライフルは、照準センサーとフォアグリップが可動します。
「また戦争がしたいのか、あんた達は!」
シン・アスカ、高エネルギービームライフルで攻撃!
フォアグリップを動かし、両手で構えることができます。
……ヒザ立ちもキレイに決まるぞ!(>ω<)
「落ちろ!」
ヴァジュラビームサーベルは着脱でき、マウント状態でも手に持たせることができます。
ヴァジュラビームサーベルを抜刀!
ビーム刃のエフェクトパーツは、日本刀のように湾曲したタイプのものが2本付属します。
攻撃!
フォールディングレイザー対装甲ナイフを装備させてみます。
ストライクのアーマーシュナイダー風ポーズでパシャリ。
「大した腕もないくせに!」
そして嬉しいのが、本来ソードシルエットに装備されているエクスカリバーレーザー対艦刀が1本付属する点です(*_*)
ビーム刃のエフェクトパーツもバッチリ付属するぞ!
「俺がなぎ払ってやる…全て!」
エクスカリバーレーザー対艦刀で攻撃!
やば、カッコイイ……(*ノェノ;)
ちなみにボーナスパーツが付属し、コアスブレンダーを↑枠の背中パーツに取り替えることにより……
別売りのMG系ストライカーパックに対応します。
※↑画像は「MGエールストライクガンダムVer.RM」に付属するエールストライカー
MG 1/100 ストライクガンダム+I.W.S.P.に付属するストライカーパック、I.W.S.P.にも対応しているぞ!
全部試したわけではありませんが、ほかのストライカーパックにも対応しそうです。(説明書には一部対応しないものがあるかもとの記述あり)
HGCE版、RG版のフォースインパルスガンダムとディスプレイ。
フォースインパルスは各シリーズによってプロポーションがかなり違うと思うので、選択肢の幅が広いMSになっていると思います。
MGでは、ソードインパルスとブラストインパルスも発売されています。
ブラストのみ、プレミアム・バンダイ限定です。
ちびボイス、EFコレクション3、エクセレントモデルのシン・アスカフィギュアとディスプレイ。
ブチ切れ種割れ状態のちびボイス、オススメだよ……。
「あんま強くないよね、あの人。昔は強かったってやつ?」
MG 1/100 フォースインパルスガンダムの感想
ということでMGフォースインパルスガンダムのご紹介でした。
MG版特有の売りとしては「各形態用のランディングギアが付属する」「フォースシルエットの翼がある程度折りたためる」「エクスカリバーレーザー対艦刀が付属する」「別売りの一部MGストライカーパックに対応するジョイントパーツが付属する」4点で間違いないでしょう。
弱点という弱点ではないかもしれませんが、2008年製のMGということでKPS不使用、ABS+ポリキャップ構造になっていてガンプラ自体の最新感がない点はご注意を。接地性がちょい悪なのも気になりますが、全体的に見て長所の方が勝っていると思います。
特に1/100スケールならではの「迫力あるスタイリッシュ体型」で立体化されているので、インパルスファンには満足度が高いと思いますぞ!
以上、「MG 1/100 フォースインパルスガンダム」のガンプラレビューでした!