今回は「MGガンダムF90」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムF90に登場し、デフ・スタリオン等が搭乗するガンダムF90のMG版をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品。
このキットは、今後発売されていく「様々なミッションパックのベースとなる本体」が1つ入っています。
そしてその本体には26種類のミッションパックを換装するためのハードポイントが11箇所設けられており、カスタム性の高い構造で立体化されています。
という事で、ベースとなる基本のMGガンダムF90を徹底的にレビューしていきたいと思います!
MG ガンダムF90

まさかのMG化を成し遂げたガンダムF90さん。
簡単に設定をおさらいすると、小型MS開発計画である「F(フォーミュラ)計画」でS.N.R.I.が開発した試作MSになります。
また、ガンプラ的にはホビーオンラインショップ初の「完全新規」によるマスターグレードだったりします。
組んでて内部フレームの一部にMGガンダムF91のパーツが使われているような気がしたものの、公式のアナウンスによると完全新規との事でした。
何はともあれ、初の完全新規がF90ってのがスゴイよね……w

ボックスは白黒ではなくカラー印刷です。

カラーの組み立て書に、ホイルシールと水転写デカールが付属。
本体の色分けが優秀なため、ホイルシールの量はかなり少ないです。ツインアイやセンサー、小範囲の▽部分を補うものが中心となります。

付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「Eパック×4」「ビーム・サーベル×2」「シールド」「手首パーツ×6(差し替え式)」「アクションベース用ジョイントパーツ」
Eパックはビーム・ライフル後端部やシールド裏に取り付ける事が可能。
また、手首パーツは握り手・武器持ち手・ライフル持ち手が左右分付属します。(差し替え式)

そして完成したMGガンダムF90がこちら。
小型MSという事で、頭頂高はRGνガンダムと同じぐらいです。パーツ分割による色分けに秀でており、細かなイエロー・レッド部などもとても小さなパーツで色分けされています。

F90ファンのモデラーさん、まさか最新フォーマットで立体化されるとは思っていなかっただろうな……。非常に秀逸なプロポーションで立体化されているので、ファンはまじで感涙ものではなかろうか……(*_*;)
注意点ですが、青・白・赤のトリコロール色と黄色いパーツ以外はABS樹脂が多用されています。(ダークグレーとブルーグレーのランナー)
フレーム部分をはじめ、ビーム・ライフルもABSな点はご注意を。

それでは細かく見ていきます!

頭部から。ツインアイとセンサーはシールで補うものの、その他の色分けは完璧でバルカンは内部からパーツが露出する構造で色分けされています。

横、後ろから。合わせ目は段落ちモールド化されています。

胴体をアップで。ダクト内部のディテールが細かく、色分けも完璧です。
「ダクト内部」「黄色いパーツにかぶさっているブルーグレーのパーツ)」はABSです。

コクピットは開閉します。組み上げてしまえばほとんど見えなくなりますが、内部はクリアパーツが使用されておりパイロットを乗せる事ができます。

胴体と腰は前後はめ込み式ですが、段落ちモールド化されており合わせ目は出ません。
脇の下にあるスラスター(アポジモーター?)も細かく色分けされています。

バックパックのサーベルラックは左右に動きます。
2基のメインスラスターも可動。リアアーマーはウェポンラックになっており、ビーム・ライフルをマウントする事ができます。

ショルダーアーマーも細かく色分けされています。前腕部にはハードポイントが設けられています。
※ハードポイントについては後述

腰前部の構造が面白く、前へ引き出す事ができます。
フロントアーマーは大きく可動し、裏側にもモールドあり。

脚部の色分けも非常に優秀です。

アップで。ブルー・レッド・イエローと小さいパーツながら全て色分け済みで、合わせ目はフレーム部分を含め出ません。

アンクルガード中央の黒い部分のみシールで色を補います。
足裏に肉抜きは無く、モールドも細かいです。

足首パーツのフレームには一部メッシュ素材が使われています。
リード線にメッシュ素材を通して再現するのですが、前側は18mm・後ろ側は20mmにカットする必要アリです。定規が必須だぞ!(>ω<)
MGガンダムF90の可動域を検証

可動域を見ていきます。肩は前後にある程度可動し、

肩は大きく上がります。ショルダーアーマーが顔にぶつかるまで上げる事ができる感じです。

肘関節は90度以上曲がります。

前腕部はロール回転。

胴体は前後・左右と柔軟に可動します。

上半身は360度回転。

サイドアーマーを邪魔にならないよう動かせば、水平以上に開脚します。

膝関節は90度以上大きく曲がります。胴体を起こせるため、キレイに膝立ち可能です。

脚の付け根がスイングするギミックを搭載。
腰前部パーツを動かし、基部パーツを前へ持っていく事ができます。

アクションベース1・もしくは4用のジョイントパーツが付属。
スイングした状態で取り付けたあと、股間パーツを戻す事により固定されます。

足首パーツの傾き具合も良好で、ここまで開脚しても接地します。
また、素のF90という事でゴテついた装備がないおかげかかなり安定して自立します。
各部位の可動範囲、接続強度、接地性などどれをとっても高水準なクオリティに仕上がっている模様です。
付属の武器を持たせてアクション!
ミッションパックが同梱しないF90本体のキットですが、基本的な武器は付属します。

ビーム・ライフルから。後端部のEパックは着脱できます。
また、リアアーマーのハードポイントにマウント可能です。
接続強度も問題ありませんでした。

シールドの色分けもかなり優秀です。
裏側にはビーム・ライフルのEパックを2個取り付ける事ができます。

腕に接続。そのままの場合は基部で360度ロール回転します。
また、グリップを引き起こして手に持たせる事も可能。この場合回転はしなくなりますが、よりガッチリと保持できます。

ガンダムF90、出撃!

後ろから見た情報量が多いですね(*_*)
めちゃめちゃかっこいいわ……。
それではアクションポーズいってみます!

ビーム・ライフルで攻撃!

ボックスアート風。

シールドで防御!


これ、出来いいぞ……!!(*_*;)

シールドは背中のハードポイントにマウントする事ができます。

左のライフル持ち手も付属し(差し替えパーツ)、左手にビーム・ライフルを持たせる事ができます。

ビーム・サーベル抜刀!
ビームエフェクトパーツはクリアブルーのものが付属します。(柄・エフェクトパーツともに2本付属)

斬りかかるF90!

サーベル+ライフルで。

全身11箇所のハードポイントを確認
それでは、今後発売される様々なミッションパックで使用されるであろうハードポイントの場所をまとめてみます。

まずは肩。

前腕部。

フロントアーマーとサイドアーマー。

脚部側面。

最後に、バックパックとリアアーマーです。
リアアーマーのハードポイントはウェポンラックにもなっています。

ミッションパック
ここからは別売りのMGガンダムF90用のミッションパックをご紹介。
各タイプについてはリンク先からどうぞ。(とりあえずは発売順でリンク貼っておきます)

電子戦仕様のEタイプ

長距離支援仕様のSタイプ


格闘戦仕様のFタイプ

水中戦仕様のMタイプ


MG 1/100 ガンダムF91 Ver.2.0と比較。



最後に、本キットのリデコキットであるMG 1/100 ガンダムF90 (火星独立ジオン軍仕様)と比較。


MG ガンダムF90の感想
ということでMGガンダムF90のご紹介でした。
とにかくパーツ分割による色分けが優秀で、腰前部が可動するギミックのおかげで無理なくポージング可能です。各部良く動きます。
最近のMGらしく変な肉抜きが無いうえ、パーツのポロリも無しと非常に良く出来たキットといった感じ。
注意点は、フレーム部分をはじめ「ダークグレー」「ブルーグレー」部分が全てABSな点です。塗装派モデラーさんは破損に注意してね!(>ω<)
この本体のみでも楽しめますが、やはり全身のハードポイントを見ているとミッションパックを追加してどう変わっていくのかが非常に楽しみなガンプラに仕上がっていると思います。
F90好きには間違いなくオススメだぞ!(>ω<)
以上、「MG ガンダムF90」のガンプラレビューでした!









