今回は「MGキュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムZZに登場し、エルピー・プルが搭乗する黒いキュベレイMk-IIのMG版をご紹介。
2009年発売。
三つ又・収束タイプの専用ビーム・サーベルが付属。また、プルツー専用機とは違う「オリジナルマークのドライデカール」が付属するほか、プルのフィギュアも4種類同梱します。
という事で、MGキュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)をどこが変わったのかをスッキリさせつつ、レビューしていきたいと思います!
MG キュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)
何気にプルツー専用機の5年後に発売されたMGキュベレイMk-IIのエルピー・プル専用機。
大元をたどれば2001年のMGキュベレイ(白)のランナーを使ったリデコキットとなりますが、成形色変更のほか「三つ又タイプと収束タイプのビーム・サーベル」「1/100エルピー・プル3種」「1/20エルピー・プル」「オリジナルマークのドライデカール」が足された内容になっているのが特徴です。
その代わり、ハマーン様のフィギュアは同梱しない感じです。
ホイルシールはMGキュベレイシリーズ共通のものが付属。
そして、エルピー・プル専用機のオリジナルドライデカールが付属するのが本キットの特徴です。
アップで。かわいいぞ……!(*_*;)
主に右側のバインダーに貼るのですが、キレイに貼るのには神経を使いそうな大きさになっていますw
付属品一覧がこちら。
※「手首パーツ×6」「三つ又・収束タイプのビーム・サーベル×2(+専用形状のサーベル刃×2)」「プルのフィギュア」「MGキュベレイ(白)の余剰パーツ」
手首パーツは左右の「サーベル持ち手」「平手」「指可動タイプ」の計6つが付属。
余剰パーツとして、白キュベレイのファンネル10基が丸々ついてきたりします。
1/100エルピー・プル(立ち姿)をアップで。
更に、1/20エルピー・プルのフィギュアも同梱します。
本キットの特徴部分です。
右側は赤のMGキュベレイMk-II(プルツー専用機)に同梱する1/20プルツー。
今回は5年後発されたものだからか、造形が進化しているような気がします(*´ェ`*)
そして完成したMGキュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)がこちら。
濃いパープルを主体とした成形色に変更されており、光沢感のあるパーツが使われているのが特徴です。
……この素晴らしい完璧なプロポーションよ……(*_*;)
今や古いMGに分類されると思うのですが、スタイルはこの時点で完成されている気がします。個人的にはスケール違いのHGUC REVIVEよりも再現度の高い姿で立体化されていると思うぞ……。
このように、一応素組みでも光沢感のあるキュベレイMk-IIに仕上がります。
ただ、傷がついたらとれない繊細なパーツになっているので、素組み派モデラーさんは取り扱いにはご注意といったところ。
頭部をアップで。
目の部分は、無色のクリアパーツ表面にホイルシールを貼る形で再現します。
ケーブル部分(サブシステムコネクターベルト)は旧HG版と違い、軟質素材ではなくプラ材質でできているため塗装のしやすい素材です。
コクピットは開閉します。
中身はこんな感じで、座っている状態の1/100プルが2種類付属します。
左が私服、右がパジャマ状態。パジャマを選ぶと切ない気持ちになってくるぞ……(涙
てか、めちゃ接写しても良くできた造形ですね。
左のバインダーをアップで。
ネオ・ジオン軍のエンブレムは、バインダー左前と右後ろ分の2枚が付属します。
サブセンサー(ピンクの部分)は、内側からパーツが露出する形で色分け済みです。
丸い部分も然り。
縦長のサブセンサーも色分け済みです。
裏側もグレーのパーツが使われています。
バインダーは、肩のポリキャップ凹と軸接続です。
ガッチリと装着でき、バインダーをあわせてロックする事ができます。
腕部。手首の甲側付近に少しだけ合わせ目がありますが、ほとんどが段落ちモールド化されています。
手首パーツは3種類、両腕分付属します。
ビーム・ガン/ビーム・サーベルは着脱可能です。
色がパープルになっているので、ランナーの都合上白キュベレイのビーム・ガンが2本余剰パーツになります。
フロントアーマーをアップで。サブセンサーはもちろん色分けされています。
フロントアーマーとファンネルコンテナは大きく可動します。
ファンネルコンテナをアップで。
全10基のファンネルはポリキャップ接続ですが、穴サイズと微妙にあっていないので少し取り付けしにくいです。
また、展開用のスタンドなどは付属しません。
脚部をアップで。
下から。アクションベース用のジョイントパーツなどは付属しません。
足裏など、MGらしく細かく色分けされています。
「キュベレイMk-II、出撃しまーす!」
キュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)、出撃!
それではアクションポーズいってみます!
ビーム・ガンで攻撃!
「この敵、ぞわぞわして嫌いだ!」
両手のビーム・ガンで攻撃!
平手固定の手首パーツも、指がそった形になっていて非常にかっこいいです。
「欲しかったら取りにおいで!」
そしてキュベレイMk-IIの特徴である、三つ又/収束タイプの専用ビーム・サーベルがこちら。
先端パーツを差し替えて再現します。サーベル刃を取り付ける場合は、収束タイプ(右)をチョイスします。
「嫌いだ…アタシが遊ぼって言うのに、リィナ、リィナって…!」
クリアイエローのサーベル刃は2本付属します。
斬りかかるキュベレイMk-II!
二刀流で。
非常にかっこいいです……(涙
エクセレントモデルのプルフィギュアとディスプレイ。
HGUC 1/144 キュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)のREVIVE版(左)と比較。

MGキュベレイ、MGキュベレイMk-II(プルツー専用機)とディスプレイ。
可動域や合わせ目の場所は、白キュベレイのレビューでどうぞ↓


「人はね、人間はね、自分を見るのが不愉快なのよ」
MG キュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)の感想
ということでMGキュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)のご紹介でした。
まずは「他キュベレイとの違い」のまとめです↓
成形色のほか、「ドライデカール」「1/100プル3種」「1/20プル」が同梱するのが本キットの特徴です。また、Mk-II分の特徴として三つ又・収束タイプの専用ビーム・サーベルが同梱します。
基本的な作りはMGの白キュベレイとほとんど同じです。
パーツの合いが悪かったり、組み立てるのに力のいる部分があるのは古いMGの弱点といったところ。
再販タイミングが合わず、黒・赤のキュベレイが入手できない場合は白キュベレイをフル塗装しても一応は再現できます。
※デカールやフィギュア、サーベルは別形状になります
※抜刀せず、ビーム・ガン(手首付近に収納している)状態だと白キュベレイと同じ形状
個人的にですが、REVIVE版などと比べた場合でもMG版のキュベレイがいまだに最強のプロポーションを誇っていると思います。バンダイさんもVer.2.0を出しづらいレベルだと思われ。
非常にオススメなガンプラで間違いないでしょう(*_*)
以上、「MG キュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)」のガンプラレビューでした!