今回は「MGキュベレイ」のガンプラレビューです。
機動戦士ZガンダムおよびZZに登場し、ハマーン・カーンが搭乗するキュベレイのMG版をご紹介。
2001年発売。
全10基のファンネルは全て着脱可能で、MGらしく色分け良好なガンプラに仕上がっています。
という事で、MGキュベレイを今のガンプラ目線で見た場合どんな出来になっているのかレビューしていきたいと思います!
MG キュベレイ
MG版キュベレイのボックスアート。
2001年発売と、23年前に発売された古いマスターグレードになります。
キュベレイは今の時代でも塗装派モデラーさんに人気のあるキットだと思うので、最近のガンプラ目線で見ても通用する素体かどうか見ていきたいと思いますぞ!(*_*)
シールはホイルシールとマーキングシール、ドライデカールの3種類が付属します。
ホイルシールはメインカメラ(目)部分のみで、素組みでも色分けが良好です。
付属品はビーム・サーベル×2(+クリアイエローのビームエフェクトパーツ×2)に、手首パーツが3種類計6つ付属します。
1/144ハマーン・カーンのフィギュアも付属。
↑の立ち姿のほか、コクピットに乗った状態も同梱します。※後述
そして完成したMGキュベレイがこちら。
装甲色のホワイトはつや加工などされておらず、一般的な成形色になっています。
素組み状態でもパーツ分割による色分けに優れているほか、ABSレス仕様のため塗装派モデラーさんには塗りやすいキットになっています。
プロポーションは今のガンプラ目線で見てもメチャメチャ良くできています。
キュベレイのリアル頭身ガンプラは「1/220」「HG2種」「今回のMG」と計4つ発売されていますが、個人的にはMGが最強だと思います(>ω<)
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。腕は水平まで上がりますが、開脚範囲はそこそこといった感じ。
腕関節は90度弱、ヒザ関節は90度強曲がります。
上半身は360度回転。
頭部は「額」「側面」に合わせ目が出ます。
モールドとして見ても違和感のない配置になっているのでこのままでもOKですが、一応設定画ではモールド無しです。
メインカメラ(目)のみホイルシールを使用します。
横から。裏側はグレーのパーツで色分けされていて、スリットも造形されています。
首は後ろへ大きく倒せます。デザイン上、顔を左右へ振る動作は苦手です。
胸部まわりのケーブルは軟質素材ではなくプラでできています。
胴体は前後はめ込み式で、側面の合わせ目はモールド位置になっています。
背中左側の「2LMES」はモールドが無く、ドライデカールを使って再現します。
コクピットカバー・ハッチともに開閉し、お座りになられているハマーン様がチラリと見えます(*´ェ`*)
フル塗装で仕上げる場合、このハマーン様とコクピット内部から塗る事になりそうですね。
上半身は前後に柔軟に動きます。
左右にも。
バインダーのピンク・ブルーは色分け済みです。
肩は軸接続で、間にバインダーを噛ませる構造。
MGサイズのバインダーという事でかなりの重さがありますが、垂れ落ちてくる事はありません。
バインダー裏側はメカニカルな造形が再現されています。
MGの作例準拠では、内部ホワイトはレッドで塗る事になるようです。
前後バインダー内の凹凸(↑枠)をあわせれば、バインダー同士がロックされます。
バインダーは↑位置まで下がります。このあたりの可動はHGUC195キュベレイの勝利といったところ。
後ろから見てもいい感じですね。
ヒジはボールジョイント接続でロール回転しますが、曲げ幅は90度弱です。
腕は前腕部の手首付近一部に合わせ目アリ。その他は基本段落ちモールド化されています。
手首パーツは「サーベル持ち手」「平手」「指可動型」の3種類が左右分付属します。
サイドアーマーは多少動きます。フロントアーマー内側はピンクの裏打ちパーツになっていて、モールドが細かいです
リアアーマーのサブセンサー(ピンクのライン)も色分け済み。
MGらしく、カバーを外しても内部ディテールが細かいです。
ファンネルコンテナがこちら。10基のファンネルは全て着脱可能で、ポリキャップによる軸接続です。
全箇所ではないですがポロリしやすい箇所がありました。(個体差の可能性アリ)
フロント・リアアーマーは大きく広がります。
ニーガードも可動。
青い丸やふくらはぎの色分けも完璧です。
脚部外装は基本的に段落ちモールド化されていますが、足首パーツやフレームには合わせ目が出ます。
色分けは良好で、つま先は折りたたむ事ができます。
ニーガード内側はグレーの裏打ちパーツで再現されています。
モールドも細かく、このあたりはさすがMGクオリティといったところ。
足裏に肉抜きは無く、グレー部など細かく色分けされていますが合わせ目は出ます。
それではアクションポーズいってみます!
指が動くおかげで表情が付くのがいいですね。
ビーム・ガンで攻撃!
顔を左右に振る動作は苦手です。
両腕で攻撃!
バインダーが程よく動き、迫力のあるポーズで展示する事ができます。
ビーム・ガンは取り外し可能で、
ビーム・サーベルとして持たせる事ができます。
キュベレイ、ビーム・サーベルを展開!
襲いかかるキュベレイ!
挑発するハマーン様。
二刀流で。ビームエフェクトパーツも2本付属します。
ゼータガンダムと交戦!
※MGゼータガンダムVer.2.0
![](https://gunplapocchi.com/wp-content/uploads/2021/01/MG-ZETA-GUNDAM-Ver2-01-320x180.jpg)
ハマーン様のミニフィギュアとディスプレイ。
HGUC195 キュベレイ(REVIVE版)と比較。(左)
HGUC195は2015年発売という事で、今回のMGとは14年の開きがあります。
可動域に優れているため、こちらも併せてどうぞ。
![](https://gunplapocchi.com/wp-content/uploads/2020/03/HG-QUBELEY-REVIVE-R-01-320x180.jpg)
MGキュベレイMk-IIと一緒にディスプレイ。
成形色のほか、付属するドライデカールやパイロットフィギュア、ビーム・サーベルなどが変化しているのが特徴です。
![](https://gunplapocchi.com/wp-content/uploads/2021/02/MG-QUBELEY-Mk2-Ple-01-320x180.jpg)
![](https://gunplapocchi.com/wp-content/uploads/2021/02/MG-QUBELEY-Mk2-Ple-two-01-320x180.jpg)
MG キュベレイの感想
ということでMG キュベレイのご紹介でした。
2001年製のMGという事で、パーツの接続強度がきつい部分があったり足回りの可動域はそこまで広くないです。
ただ目立つ合わせ目が足首パーツのみという事と、ABSレス仕様のため塗装がしやすいのが最大の長所だと思います。胸部まわりのケーブルも軟質素材が使われていないです。
キュベレイや百式は塗装素体として人気のガンプラだと思うのですが、「塗りやすいパーツ構造」と「今の目線で見ても見劣りしないプロポーション」のおかげで塗装派モデラーさんに最適のキットと言っていいでしょう(*_*)
以上、「MG キュベレイ」のガンプラレビューでした!