今回は「MGストライクE+I.W.S.P.(ルカス・オドネル専用機)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYSなどに登場する、ルカス・オドネル専用ストライクE+I.W.S.P.をご紹介。
2008年発売。
ストライクEは「I.W.S.P装着時」のトリコロールカラーで再現されていて、「コンバインシールド」「試製9.1m対艦刀」をはじめグランドスラムまで同梱する、武装てんこ盛りな内容になっています。
ASTRAYSに登場するルカス・オドネルのパーソナルマークも付属。
ということで、MGストライクE+I.W.S.P.(ルカス・オドネル専用機)をレビューしていきたいと思います!
MG 1/100 ストライクE+I.W.S.P.(ルカス・オドネル専用機)
後に「ストライクE」に「ノワールストライカー」を換装し、「ストライクノワール」としてファントムペインで運用されたこともあるストライクE。
ガンプラ的にはストライクEは2007年に発売されたMG 1/100 ストライクノワールガンダムの色替えキット(大元を辿れば、旧MG版のストライク)で、I.W.S.P.は2006年に発売されたMG 1/100 ストライクガンダム+I.W.S.P.に同梱するストライカーが付属する内容になっています。
お値段は、4,950円(税10%込)です。
ボックス側面には、ルカス・オドネルさんが記載。
猛獣の名で知られたザフトのエースパイロットで、SEEDの外伝系らしく少しニヤけた表情で描かれています。(SEEDの外伝系キャラってニヤケ顔めちゃ多いよねw)
ホイルシール、マーキングシール、ガンダムデカール(ドライデカール)の3種類が付属します。
特にマーキングシールには、ルカス・オドネルのパーソナルマークが印刷されているのが特徴です。
本キットは大元を辿れば2003年に発売されたMG 1/100 エールストライクガンダムのリデコキットとなるので、ストライクのパーツが少し余ります。(パイロットフィギュアは余剰パーツではないかもしれませんが)
ちなみにMGのストライク系ランナーは2種類存在していて、今の時代なら2013年に発売したより新しいMG 1/100 エールストライクガンダム Ver.RMも発売されています。
本キットはあくまで、旧MGストライク系のリデコキットである点はご注意を!
そして完成したMG 1/100 ストライクE+I.W.S.P.がこちら。
本体はMGストライクノワールの本体(ストライクE)の色替えで、ストライカーはI.W.S.P.になっています。
トリコロールのカラーリングに変更されたので、正統派のヒロイックな印象を受けますね(*_*)
本キットは付属する武装がメチャメチャ多いのが特徴で、非常にプレイバリューの高い内容になっているのも特徴です。
背部のI.W.S.P.は重さがありますが、関節フレームがキツ目に設計されているため自立は安定します。
フレームは昨今のKPS(やわらかプラ)ではなく、ABS樹脂が使われています。
可動域はそこそこ広いですが、足の接続方式が昔ながらのシンプルなボールジョイント接続のため、開脚範囲はそこまでといった感じ。(必要十分には動きますが)
手足の関節は90度以上曲がり、ヒザ立ち可能です。
ただ最近のMGのように上半身が柔軟に動かないため、少し無理やり感は出ます。
腰はここまで撚ることができます。
頭部をアップで。ストライクEらしい、フェイスマスクにスリットが入った特徴的なデザインです。
トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器(額左右のバルカン)は、内部からパーツが露出する形で色分けされています。
アンテナ先端に、安全フラッグはありません。
トサカ前後のブルーは、ホイルシールで色を補います。(ツインアイも)
胴体。肩の付け根を見てもらえばわかりますが、一部ビスを使うところがあるためプラスドライバーは必須といったところ。
コックピットハッチは開閉します。
中に乗せるフィギュアはルカス形状になっているわけではなく、共通のパイロットスーツフィギュアが付属します。(余剰パーツで立ち姿のものもアリ)
ショルダーアーマーは、地味に可動します。
肩は前方向へ少し傾けることができる感じ。
腕部をアップで。
手首は上下にスナップ可動します。
腰部側面には、ビームライフルショーティーをマウント可能。
左右同じパーツというわけではなく、内側に面する↑枠パーツをスライドさせることで腰部に装着します。(青い部分はシール)
底面。アーマー内側にはモールドあり。
足の接続方式は、昔ながらのボールジョイント接続です。リア側の穴は開きっぱなしで、後述するスタンドに対応します。
脚部。底面はグレーで色分けされていて、モールドもびっしりと刻まれています。
つま先側とカカト側は、独立可動します。
足を曲げると、装甲が連動してスライド可動します。
かなり昔のMGベースながら、出来がいいですね。
背部はMGのストライカーパック共通の規格になっていて、他のストライカーを装着することもできます。
ということで、I.W.S.P.を装着した状態がこちら。
上部には、2門の115mmレールガンを装備。
細かく色分けされているうえ、
左右、上下に可動します。
I.W.S.P.を装着するときはアンテナが干渉しやすいので、115mmレールガンを開いた状態で取り付けると事故が起きないと思いますぞ。
左右のウイングをアップで。先端部ブルーのみ、シールを使います。
下側。エールストライカーを感じる部分ですね。
下部には、左右に9.1m対艦刀が搭載されています。
背部をアップで。モールドの作り込みが凄まじいぞ……。
本キットには、↑のスタンドが同梱します。
腰部リアアーマーに接続するのですが、めちゃめちゃガッチリと接続されるので落下の恐れはほぼありません。外そうとしたとき、むしろリアアーマーごと外れることが多々ありました。
ただこのスタンド、支柱が長すぎてちょっと展示させにくい大きさになっていますw
ストライクE+I.W.S.P.、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
まずはコンバインシールドから。ヒジ側の装甲を外し、グリップを掴んで保持します。
先端には、30mm6銃身ガトリング機関砲が搭載されています。
各部アップで。このあたりはかなり作り込まれていますね……(*_*)
シールド表面にはビームブーメランが搭載されていて、着脱可能です。
ただこのビームブーメラン、ポロリ率が激しく少し触るとポロリする点はご注意を。
30mm6銃身ガトリング機関砲で攻撃!
グリップを掴んで両手で構えることができますが、ちょっと無理やり感は出ます。
ビームブーメランは、専用のビーム刃パーツが同梱します。
グランドスラムは、刃パーツを折りたたんだり展開させることができます。
なにげに非公式武装で、PG 1/60 ストライクガンダムに付属されていたボーナスパーツを元に設定されたオリジナルの大型実体剣だったりします。
グランドスラムを掲げるストライクE+I.W.S.P.!
高エネルギービームライフルも付属します。
さらに、175mmグレネードランチャー装備 57mm高エネルギービームライフルも2丁付属します。
その名の通り銃床下にグレネードランチャーを搭載したライフルで、設定的にはデュエルと同型のビームライフルです。※MGストライクノワールにも同梱
175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフルで攻撃!
ビームライフルショーティーを持たせてみます。
ビームライフルショーティー、かっこいいよね……。
9.1m対艦刀を引き抜き、持たせた状態がこちら。
アンカーランチャーは、リード線と先端パーツが2セット付属します。
両掌の穴に接続できるぞ!
アンカーランチャーは、両掌のほか両爪先、踵裏に取り付けることもできます。
設定的には計6基搭載されていますが、パーツ自体は2セット付属する感じです。
MG 1/100 ストライクガンダム+I.W.S.Pと比較。
ストライクの方のI.W.S.P.にも、グランドスラムなどが付属します。
ただストライクの方は旧MGストライクまんま(色はダークトーンになっていますが)なので、どうせ買うなら今回のストライクEの方が価値があるかな?といった感じ。
MG 1/100 ストライクノワールガンダム(塗装済)と比較。
言うなれば、本キットは先ほどのストライクI.W.S.P.のストライカーと、ノワールの本体(ストライクE)の成形色違いが同梱する内容になっています。
アップで比較。
やっぱ、ビームライフルショーティーいいわ……。
MG 1/100 ストライクE+I.W.S.P.(ルカス・オドネル専用機)の感想
ということでストライクE+IWSP(ルカス機)のご紹介でした。
ノワール本体(ストライクE)の色替えにI.W.S.P.を足した内容と言われればそのとおりなのですが、ヒロイックなトリコロールカラーに変わり豪華なストライカーパックが同梱するので、非常にかっこいいMGに仕上がっていると思います。
こういうのがプレバンではなく、一般発売されている点もポイント高いですよね。
ただ先述したとおり、ストライクE本体は旧MGストライクベースになっているので、Ver.RMクオリティを期待すると肩透かしを食らうかもしれません。(2003年クオリティなので)そこだけはご注意を!
以上、「MG 1/100 ストライクE+I.W.S.P.(ルカス・オドネル専用機)」のガンプラレビューでした!