今回は「1/144 モビルターンエックス(ターンX)」のガンプラレビューです。
∀ガンダム(ターンエーガンダム)に登場し、ギム・ギンガナムが搭乗するターンエックスの旧キット1/144版をご紹介。
1999年発売。
25年前に発売された古いガンプラではありますが、当時ものとしては可動範囲が広くメカニカルな造形が素晴らしいキットに仕上がっています。
ということで、1/144 モビルターンXを今のガンプラ目線で見るとどんな感じか見ていきたいと思います!
1/144 モビルターンエックス
旧キット1/144スケールのターンXのボックスアート。シリーズ同様、ボックスはHGシリーズと比べて半分の小さめサイズになっています。
ターンXの1/144はHGCCシリーズで発売されていないので、貴重なスケールモデルだったりします。
ボックス側面。
機体設定的には、太陽系外から飛来したという説まであるトンデモMSです。
組み立て書がこちら。ターンエックスの武装解説がびっしりと記載されています。
今回、ホイルシールは付属しません。
パイロットのギム・ギンガナムが記載。
ご存知、印象的なセリフとインパクトある喋り方が面白いキャラクターですよね。
声はゼクス・マーキスやムウ・ラ・フラガと同じ、CV子安武人氏というのもインパクト大です。
そして完成したパチ組み状態の1/144ターンXがこちら。
ご覧の通り成形色段階での色分けはかなり甘く、ほぼ全ての箇所に合わせ目が出ると思った方がいいです。
※多少手を加えた画像は後述
普段塗装しているモデラーさんなら100パー感じるであろう、このものすごく塗りたくなる見た目w
そしてご覧のとおり、プロポーションに関してはかなり優秀で当時ものとしてはモールドやメカニカルな造形も緻密に再現されている優良素体に仕上がっているのではないでしょうか。
背部のウエポンプラットフォームはデカいながらも、自立は安定します。
接地性が少し悪いですが、旧キットとしては許容範囲かな?
可動域は何気に優秀で、1999年発売のガンプラとして考えれば大きく動きます。
手足がそれなりに広がり、手足の関節も90度ほど曲がります。また、上半身はが回転し真横を向く事も可能です。
特殊なデザインながら、動かす際の事を考慮してデザインされている感じです。
頭部をアップで。シンプルな前後はめ込み式で、頭頂部から側面にかけて合わせ目が出ます。
また、ホイルシールが付属しないので目の部分やくぼみなどはスミ入れペン必須といったところ。
横、後ろから、後頭部のトサカのみ別パーツで、後ろから差し込む構造です。
首の周りに可動を邪魔するものがないので、顔まわりの可動域は優秀です。
胸部は1色1パーツ成形で、胸部損傷痕の形状もばっちり再現されています。
良く見ると、中央縦ライン下のくぼみが左右非対称だったりします。
ガンプラ組むとこういう細かな知識が増えるからいいよね……。
ショルダーアーマーは、腕側面にポリキャップ接続します。
右腕の溶断破砕マニピュレーターは、左右はめ込み式の2パーツ構造です。
内側から見ると、多少縦線の肉抜きが見えます。
左腕は、通常のハンドパーツを使うアームユニットになっています。
武器はこちらの腕に装備させる感じ。
ハンドパーツがポリ製なため、手を加えるモデラーさんはビルダーズーアーツなどに交換した方がいいかもしれません。
※交換する場合ハンドパーツ穴(凹側)が大きいため、手を加える必要はアリ
腰部をアップで。フロントアーマーは1パーツ1色成形で、MG版のように分割可動はせず。
右足の側面のみ、サブアーマーを取り付けます。
レッグユニットを後ろから見た図。フレームが細かく造形されているのが見て取れます。
膝から下は目立つ合わせ目あり。また、足裏のつま先付近に多少肉抜きがあります。
足首パーツまわりは前後にそこそこ可動します。
つま先部分のグレーパーツが多少左右に傾くので、接地性は悪くありません。(良くはないですが)
背部。このフレーム部分ですが、各所合わせ目が出るものの細かく造形されていて見栄えはかなり良好です。
発掘され、ターンXが装備する事になったという設定のウェポンプラットフォームがこちら。
前後はめ込み式の2パーツ構造で中が空洞になっており、良くも悪くもそこまで重みがありません。(自立が安定する要因)
表のみならず、裏側にもびっしりとモールドが刻まれています。
ビームライフルとバズーカは、上から挿すことでマウントできます。
2つとも2パーツのモナカ構造で合わせ目あり。
プラットフォームの穴と武器のサイズ感が良く、スムーズに出し入れ可能です。
それではアクションポーズいっています!
溶断破砕マニピュレーターで攻撃するターンエックス!
ビームライフルで攻撃。
バズーカを持たせてパシャリ。
当時物としてはよく動きますが、さすがに今のガンプラ目線で見ると可動範囲は狭いです。
という事で、ストレート組みだとどうしてものっぺりした見た目になってしまうので……
簡単にササッとスミ入れだけしてみました。
かなり印象が変わった……(*´ェ`*;)
ターンX、出撃!(3mmスタンドには対応していません)
スミ入れだけでここまで変わったので、全身合わせ目消してフル塗装したらめちゃめちゃ化けそうですね。
不思議と可動域も気にならなくなってきた……(まやかし?w)
暴れまわるターンX!
「このターンXすごいよ!さすがターンエーのお兄さん!」
ターンエーガンダム現る!
※HGCCターンエーガンダムとHGCCターンエーガンダム用拡張エフェクトユニット「月光蝶」を使用
∀ガンダムに登場する、1/144スケールのガンプラでディスプレイ。
数が少ないのでボルジャーノン混ぜてみたよ……(*´ェ`*)
ターンエーのガンプラはほんと種類が少ないので、是非HGCCボルジャーノン(ギャバン機)・HGCCカプル(コレン機)・HGCCバンテッドなどを発売して欲しいですね……!(>ω<)
最後に、MG 1/100 ターンXと比較。
MG版は2014年に発売されました。
MG版は比較的最近のフォーマットで作られているので、誰にでもオススメです。
1/144 モビルターンエックスの感想
ということで1/144 モビルターンエックスのご紹介でした。
25年前に発売された旧キットという事で、今のガンプラ目線で見ると多少手を加えた方がいい内容になっています。
ただスミ入れするだけでもここまで印象が変わるので、塗装派モデラーさんには特にオススメだと思います。造形自体はいいので、手を加えれば加えるだけ見た目にフォードバックされる良キットに仕上がっていますぞ。
1/100スケールの迫力のあるMG版が欲しい場合は、もちろんそちらの方がオススメです!(パチ組み派モデラーさんは特に)
以上、「1/144 モビルターンエックス」のガンプラレビューでした!