今回は「RE/100 1/100 バウ」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムZZに登場し、グレミー・トトが搭乗するバウのRE/100 1/100スケール版をご紹介。
2016年発売。
RE/100シリーズとしては初の変形合体ギミックを搭載していて、ガンダムUC版の設定に準拠したシャープなデザインで立体化されています。
腰部フロントアーマーの「龍飛」マークは、テトロンシールで再現。
という事で、RE/100 1/100 バウをレビューしていきたいと思います!
RE/100 1/100 AMX-107 バウ
RE/100シリーズという事で、フレームレス構造ながらMGに比肩するクオリティで立体化されている1/100バウさん。
価格は3,850円(税10%込)、そして再販率が異常に低いためいつもプレミア化しているイメージの強いガンプラになります……(*_*;)
2016年の発売日に購入したものの、今までずっと積んでいたのでこの度レビューのため組んでみました。(積み過ぎ)
ホイルシールと、プラモデルオリジナルのマーキングシール(テトロン素材)が付属します。
特徴的な「龍飛」のマークもテトロンシールになっているのは、ちょい残念ポイントかもしれません。ここだけドライデカールをつけてほしかったのが本音ですが、贅沢かな?
そして完成したRE/100 1/100 バウがこちら。
RE/100シリーズという事で、MGのようなフレーム構造ではなく1/100スケールのHGを組んでいるような感覚です。
ただスケールがアップした恩恵で、各所色分けやディテールが追加されており、少なくとも一昔前のMGよりはクオリティの高い外見を実現しています。
商品説明でもありましたが、ガンダムUC準拠のスタイルで再現されているという事で非常にシャープで現代風プロポーションに仕上がっています。
オレンジやイエローの派手な外装色も、キレイな成形色で再現されているためパチ組み派モデラーさんも満足度が高いと思います。
後ろから見てもかっこいい……(>ω<;)
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。今回は変形・分離ギミックを搭載しているというのもあり、一般的なMSより特殊な可動域です。
腕はそこまで広がりませんが、開脚範囲は広いです。
手足の関節は90度強曲がりますが、ヒザ立ちはちょっぴり無理が出ます。
また、お腹にあたる機首部分のおかげで腰を撚る動作は苦手です。
MS時での派手なポーズ付けは不可となります。
頭部をアップで。基本のオレンジ部は左右はめ込み式で、上部に合わせ目が出ます。
額は別パーツ化されていて着脱可能。フェイスマスク部分は段落ちモールド位置になっていて、合わせ目がありません。
横、後ろから。首元の動力パイプは別パーツ化されています。軟質素材ではなく、通常のプラ材質です。
額のパーツを外せば、モノアイを左右に動かすことができます。モノアイには光沢感のあるグリーンのシールを使用。
この額パーツは少し外しにくかったので、モノアイを動かす際は爪楊枝などを使った方がてっとり早いです。
胸部中央のマークや、インテーク部分のイエローは色分け済みです。
マークはHGUC版では色分けされていなかった部分なので、このあたりはさすが1/100スケール版といったところ。
襟部分左右のイエローパーツは少し外れやすいので、接着推奨です。
肩部に合わせ目はありません。
内側はグレーで色分けされており、モールドも細かいです。
腕部に合わせ目はありません。
細かなイエロー部も色分けされています。
前腕部には、ビーム・サーベルをマウントしていて着脱できます。(左右とも)
また、先端部のハッチを開けば4門のグレネード・ランチャーが顔を出します。手首の基部が可動するので、発射状態がキレイに再現できます。
手首パーツは、通常の武器持ち手のみ左右分付属します。
フレキシブル・ウイング・バインダーをアップで。
このあたりは細かく可動します。
各部アップで。パイロンには、3基のミサイルを搭載しています。(左右で6基)
ミサイルは基部パーツを被せる構造で、着脱できます。接続強度はちょい弱で、動かしているとたまに外れます。
腰部をアップで。フロントアーマー左側に、「龍飛」のマーキングシールを貼ります。
このフォント、いいよね……。
底面にはバーニアを搭載。股間軸はシンプルな軸接続で、前後に動いたりはしません。
スタンドに展示する際は、↑枠のジョイントパーツを噛ませます。
アクションベース系のジョイントに対応しています。
意外と言っては失礼ですが、脚部に合わせ目はありません。足裏に肉抜きもありません。
「グレミー・トト、出る!」
バウ、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
シールドがこちら。ネオジオン軍の紋章レリーフをはじめ、細かなところも色分けされています。
ただ前腕部に引っ掛けるようにして装備するため、保持力は弱いです。
ビーム・ライフルの作りも細かいですが、さすがにこのあたりは一部合わせ目が出ます。
「私には戦わねばならぬ大儀がある!」
ビーム・ライフルで攻撃!
腰を撚ることができないので、ポーズ幅は限られます。
「この不快感、何だというのだ!」
グレネード・ランチャーで攻撃!
ビーム・サーベルを抜刀。ビーム刃は、クリアイエローのものが2本付属します。
ライフルにせよサーベルにせよ、ハンドパーツ内の凹凸をあわせるようにして持たせるためポロリの心配はありません。
斬りかかるグレミー!
ネオジオン版ゼータガンダムみたいな出で立ちが、非常にかっこいいっす……(>ω<;)
二刀流でパシャリ。
バウ・アタッカー
それでは分離させ、バウ・アタッカーを再現してみます。
上半身を外し、機首を展開して頭部を引っ込めます。
腕部やフレキシブル・ウイング・バインダーまわりを動かし、
下部にビーム・ライフルとシールドを装着。
あとはMS時でも使った、↑枠のジョイントパーツを使えば……
浮かせた状態でバウ・アタッカーを展示できます。
横から。
バウ・ナッター
下半身は、バウ・ナッターになります。
こちらは簡単で、ソール部を収納し
左右のウイングを展開、足を広げれば完成です。
こちらは専用のジョイントパーツが付属し、これを使えばアクションベース系に対応します。
迫りくるただの足バウ・ナッター!
バウ・アタッカーとバウ・ナッターを並べて展示。
HGUC 1/144 バウと比較。
バウのHG版は2000年発売という事で、めちゃめちゃ古いHGUCナンバーのガンプラになります。ただご覧のとおり、立ち姿だけは今のガンプラ目線でも通用する良プロポーションで立体化されています。
HGUC版も、バウ・アタッカーとバウ・ナッターが再現できるぞ!
本キットのリデコキットである、RE/100 1/100 ガンダムリントヴルムと比較。
まずパっと見で、リントヴルムの方が全高が上がっているのが見て取れます。
ちなみにリントヴルムはプレミアム・バンダイ限定で、ビルドダイバーズ外伝シリーズのガンプラになります。
骨格など共通部分が多いのですが、
頭部と胸部を比較。このように目立つ部分が変化しています。
腕部とシールドを比較。
下半身を比較。
脚部を比較。
背部を比較。
ビーム・ライフルを比較。
バウにゼータガンダム養分を足したような内容になっているので、リントヴルムもかなりオススメだよ……(*´ェ`*)
「ママ、これが恋というものなのでしょうか?」
RE/100 1/100 AMX-107 バウの感想
ということでRE/100バウのご紹介でした。
まず2016年製のRE/100シリーズという事で、今のガンプラ目線でも通用しまくる高クオリティなキットに仕上がっています。
弱点はさわっていると各部ポロリするところがあるのと、可動域が広くない点でしょうか。ただ可動はデザイン的に動かせない部分なので、このあたりは致し方ないかなといった感じです。
HGUC版で弱点だった接地性の悪さなどが大幅に改善されているので、スケールにこだわりがない場合は現状最強のバウ立体物で間違いないでしょう。
問題はその再販率の低さで、棚に並んでいるのをあまり見たことがないです……笑
ハンマ・ハンマとかもそうですが、バンダイさん初期RE/100シリーズの再販お願いします……!(>ω<;)(この頃まだブログはじめてなかったw)
以上、「RE/100 1/100 AMX-107 バウ」のガンプラレビューでした!