今回は「HGティエレン宇宙型」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム00に登場する、ティエレンの宇宙型をご紹介。
2008年発売。
他ティエレンタイプとは異なる「頭部」「肩部」が付属。
ガンダム鹵獲作戦の捕獲用特殊武装も同梱します。
という事で、HGティエレン宇宙型を宇宙指揮官型や他のティエレンタイプとの比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
HG ティエレン宇宙型
付属品一覧がこちら。
※「200mm×25口径長滑腔砲(宇宙型)」「カーボンブレイド(余剰)」「カーボンワイヤー」「ジェル発射管」「カーボンネット」「右の平手パーツ」
200mm×25口径長滑腔砲に取り付ける、2枚の排熱版(ブレイド)が追加で付属。また、ガンダム鹵獲作戦の武装が同梱するのが特徴です。
付属武装は、宇宙指揮官型の同梱物と同じです。
そして完成したHGティエレン宇宙型がこちら。
成形色がブルーに変化し、主に地上型とは異なる「頭部」「肩部」「ヒザの水素タンク」「武装」になっているのが特徴です。
今回は合わせ目を消してフル塗装で仕上げてありますが、いつもどおり合わせ目箇所はバッチリ解説していくぞ……(*´ェ`*)
水素タンクのほか、全身に姿勢制御用のバーニアを装備しているのも宇宙型の特徴です。
足首パーツが傾くため接地性に優れており、自立性も優秀です。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がります。
頭部は固定式ですが、モノアイを動かす事はできます。
手足の関節は90度ほど曲がります。
デザイン的に水素タンクが接地するためヒザ立ちは苦手ですが、宇宙型という事で問題ない部分です。
上半身は360度回転します。
今のガンプラ目線で見ても、可動範囲がめちゃめちゃ広いです。
頭部は左右はめ込み式で、ど真ん中一直線に合わせ目が出ます。(今回は消してあります)
この頭部は地上型や宇宙指揮官型、タオツー系とも異なるデザインになっているため、宇宙型固有の特徴部分です。
頭頂部のパーツを外せば、モノアイを動かす事ができます。
モノアイは凸モールドがあり、ホイルシールで色を補います。
胴体をアップで。バックパックが宇宙/宇宙指揮官型共通のデザインに変化しています。
右側のオレンジ部分はカーボンワイヤー発射装置なのですが、ここは色分けされていないため要塗装部分です。
上から。姿勢制御用のバーニアが特徴です。
左脇の下にはカーボンネットを装着できます。
左右に振れるので、上半身可動の妨げになりません。
ただ、モナカ構造のため合わせ目は出ます。
上半身は前後に可動します。
肩は、前方へスライド可動します。
上から見た場合、頭部・胴体上などの合わせ目が目立ちます。
肩部をアップで。ここも宇宙指揮官型などと別造形になっており、本キット特有の部分です。(地上型やタオツー系とも異なるデザイン)
腕は「肩内部パーツ」「前腕部」などにちょろちょろと合わせ目が出ます。
前腕部には、ジェル発射管(↑グレーのパーツ)を取り付ける事ができます。
ティエレン系共通で、脚部の合わせ目量が多いです。
前後ほとんどの面に出るほか、水素タンクにも合わせ目アリです。
水素タンクをアップで。↑枠のブルー部分は要塗装です。
足を曲げた際に露出する関節フレームや、足裏にも合わせ目が出ます。
合わせ目絶対消す派モデラーにとって、脚部は本キットの鬼門部分です。
動かしていると、脚部後ろのバーニアのポロリ率が激しかったです。
気になる方は加工推奨といった感じ。
股下のカバーパーツを外せば、スタンド用の3mm穴が露出します。
ティエレン宇宙型、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
200mm×25口径長滑腔砲は地上型とは違い、2枚の放熱板(ブレイド)が搭載された宇宙型のデザインになっています。
一部合わせ目があり、色分けもされていないため要塗装部分です。(ブレイドのホワイト部)
200mm×25口径長滑腔砲で攻撃するティエレン宇宙型!
いい感じ……(*´ェ`*)
ジェル発射管がこちら。左右どちらの腕にも装着可能です。
アクション!
可動域がめちゃめちゃ広いので、派手なポーズが決まります。
カーボンワイヤー発射装置のカバーは開閉し、リード線を繋げば射出状態が再現できます。
カーボンワイヤーを射出!
余剰パーツとして、カーボンブレイドも付属します。
1色1パーツ成形で要塗装、地上型のようなリアアーマーへのマウントギミックはありません。
アクション!
HGティエレン宇宙指揮官型(素組み)と全身を比較。
違いは、↑の「頭部」「肩まわり」「カカト」の3点です。
※更に宇宙指揮官型の方にはセルゲイ・スミルノフのパーソナルマーク(マーキングシール)が付属
カカトは地上型と同じ形をしているため、本キット特有の部分としては「頭部」「肩」の2点となります。
ソーマ・ピーリスのティエレンタオツーも混ぜ、ティエレン部隊でディスプレイ。
3体飾る場合は、↑の魂STAGE ACT TRIDENTがオススメだよ!
色々なティエレンタイプでディスプレイ。
※左から「HGティエレンタオツー(ソーマ・ピーリス専用機)※塗装済」「本キット」「HGティエレン地上型※塗装済」「HGティエレン宇宙指揮官型」「HGセルゲイ専用ティエレンタオツー」
HG ティエレン宇宙型の感想
という事でHGティエレン宇宙型のご紹介でした。
キット自体はティエレン系のバリエーションキットという事で可動範囲が広く、プロポーションが良い部分もそのまま継承しています。
先述した通り、他ティエレンにはないこの宇宙型の特徴は「頭部」「肩部」の2点です。
ガンダム鹵獲作戦で使われた多彩な武装も付属し、ティエレン地上型などに持っていけるため遊びの幅が広がるキットに仕上がっているよ!
今の時代、ティエレン宇宙指揮官型よりも中古価格が安めに設定されている店が多い気がするので、ティエレンコンプリートを目指すモデラーさんにはコスパがいいと思いますぞ。
以上、「HGティエレン宇宙型」のガンプラレビューでした!