今回は「1/144 ガンダムレオパルドデストロイ」のガンプラレビューです。
機動新世紀ガンダムXに登場し、ロアビィ・ロイが搭乗したガンダムレオパルドD。
1996年に発売と、実に20年以上前のキットになります。
ガンダムレオパルドを改修したレオパルドデストロイですが、右肩ビーム・キャノンは可動・左肩11連ミサイルポッドのハッチは開閉。
差し替えにより、ツインビームシリンダーを両腕に取り付ける事も可能なガンプラに仕上がっています。
という事で、今回はガンダムレオパルドデストロイをがっつりとご紹介します!
1/144 ガンダムレオパルドデストロイ
ガンダムXといえばダブルエックス?ディバイダー?エアマスター?ベルティゴ?エニルカスタム?
レオパルドデストロイでしょ(錯乱
という事で組んでみたレオパルドデストロイですが、ガンダムX視聴中に乗り換えで装甲色がグリーンからレッドへ変わった事で混乱したのはわたしだけでは無いハズ(*´ェ`*)
簡素な組み立て書とシールが付属。
パイロットはご存知ロアビィ・ロイさん。
男らしい完全素組みで仕上がったガンダムレオパルドデストロイがこちら。
当時ものキットという事で、もちろん成形色による色分けは圧倒的に足りません。
※合わせ目も出ない箇所の方が少ないので、今回は色分け・合わせ目説明は少し省略
しかし驚いたのは、ご覧の通り素立ちで立たせた状態のプロポーションはかなり良いという点。
これは手を加えられるモデラーさんには最高の素材になっているのではないでしょうか。
もっとやばいキットかと思ってたよ←失言
武装てんこ盛りでゴツいスタイルが再現されています。
背部のツインビームシリンダーが良くも悪くも単純なモナカ構造になっており、中が空洞になっているので(軽いので)自立も安定しています。
上半身は回転せず開脚、特に膝立ちは苦手で可動はほぼしないと思った方がいいです。その理由として、
腕が単純な軸接続・脚はボールジョイントになっているだけではなく、フロントアーマーの取り付け位置が奥まっている影響でフロントアーマー可動が制限されるのが理由です。
フロントアーマー取り付け位置問題は、改造派モデラーさんなら比較的楽に改修できる箇所かもしれません。
頭部は口やアンテナ中央の紺色部分がシールになります。
ただご覧の通り、造形自体は今の目で見ても悪くないです。
頭部は前後はめこみ式になっているので合わせ目が出ます。
胴体中央センサーと顔のすぐ前にあるホワイト部分はシールが付属します。
胸部ハッチ(紺色パーツ)まわりは色分け良好です。
胸部ハッチは開閉します。
胸のブレストガトリングは全く色分けされていないので要塗装です。
胴体側面、胴体と肩上部には合わせ目が出ます。
右肩の2連装ビーム砲、ビームキャノンは基部で回転します。
このあたりも色分けなし。
左肩の11連ミサイルポッドはハッチが開閉します。
当時物キットとしては良く出来ている部分。
ここはミサイル以外グレーに要塗装です。
右手のリストビーム砲は前後に多少可動します。
左手はシンプルな形状。
右腕もそうですが関節はポリキャップむき出しです。
また、パーツの合いが非常に悪いので要調整箇所。
バックパックのツインビームシリンダーは可動しますが色分け無し、また上から見ると接続するためのポリキャップはむき出しになっています。
腰回りは元デザインのカラーデザインがシンプルな影響もあり、股間上・下、後ろ一部をグレーに塗装するだけで良さげです。
……旧キットレビューしてるとこの状態で色分けが優秀に見えてくるというプチ混乱状態におちいるぞ……w(*´ェ`*)
右足側面はラックになっており、ビームナイフをマウントできます。
脚部はパーツの合いが悪く変な隙間があくので、合わせ目処理しないモデラーさんでも接着剤は必要だと思います。
足裏にはモールドの類はありませんが、ご覧の通り脚部のマッシブな形状自体はいい感じだと思います。
それではビームナイフを装備させてみます。
ラックからビームナイフを引き出すギミックは問題ありませんでした。
レオパルドデストロイ、ビームナイフで攻撃!するが劇中では未使用だぞ!(*´ェ`*)
それではこのキット最大の売り、ツインビームシリンダーを両腕に装備させてみます。
↑の前腕部パーツを差し替えて再現します。
このあたりも要塗装。
右腕・四砲身のガトリング砲で攻撃!
左腕のビーム砲で攻撃!
この存在感よ……。
浮かせてみます。……あれっ
普通にかっこよくね……?(*_*)
※股下にはスタンド穴が無いので、浮かせる場合は挟み込みタイプのスタンド必須
これ完全に塗装したらめちゃめちゃ化けるキットだぞ……。
膝のホーミングミサイルも展開させてみます。
意外と細かい作り。
フルバーストモード!
1/144ガンダムレオパルドと比較。
1/100ガンダムレオパルドデストロイと比較。
1/100には今回の1/144に付属しないヒートアックスとセパレートミサイルポッドが同梱するのが特徴です。
また、色分けが向上していて赤い装甲の成形色も渋い色になっています。
ガンダムX後期MSの1/144スケールでディスプレイ。
1/144スケールのガンダムX系ガンプラとティファ・アディールのフィギュアでディスプレイ。
1/144 ガンダムレオパルドデストロイの感想
ということで1/144 ガンダムレオパルドデストロイのご紹介でした。
当時ものキットという事で、ほぼ全てに合わせ目が出ます。また、
色分けも死んでいるので要塗装キットといった感じ。
パチ組みでも問題ないぜ!というモデラーさんでも、パーツの合いが非常に悪く変な隙間があく箇所が多いので接着剤は必須だと思います。
改造派モデラーさんはポリキャップむき出し問題を改善したり可動域を広げたり、本格的に改修するとなるとかなりの時間がかかりそうです。
ご覧の通りプロポーション自体は今の目で見ても悪くないので、細かな改造は諦め素立ち状態で割り切ってもフル塗装すればめちゃめちゃ化けるキットといっていいでしょう。
以上、「1/144 ガンダムレオパルドデストロイ」のガンプラレビューでした!