今回は「HGUC νガンダム HWS(ヘビー・ウェポン・システム装備型)」のガンプラレビューです。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア モビル・スーツ・バリエーション(CCA-MSV)」に登場する、νガンダム HWS(ニューガンダム ヘビー・ウェポン・システム装備型)をご紹介。
2009年に発売、HGUCシリーズ93番目のガンプラになります。
通常のHGUCνガンダムには付属しない強化装甲をはじめ、「ハイパー・メガ・ライフル」「ハイ・メガ・シールド」が付属。
ハイパー・メガ・ライフルのバイポッドは展開可能、肩部ミサイルランチャーも可動するなど手の込んだキットに仕上がっています。
という事で、フルアーマー化されたHGUC νガンダムHWSを今のガンプラ基準で見るとどんな出来かじっくり見ていきたいと思います!
HGUC νガンダムHWS(ヘビー・ウェポン・システム装備型)
ボックスアートは「まさにMSV!」といった風格のνガンダムHWSが描かれています。
まさにMSV的なモビルスーツですね……(*´ェ`*)
シールは主にファンネルのイエローを補うものが付属します。
ホイルシールを含め、マーキングシールもHWS専用のものになっています。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ハイパー・メガ・ライフル」「ニュー・ハイパー・バズーカ」「ビームサーベル種類違い×2(エフェクトパーツ×3)」「ハイ・メガ・シールド」「フィン・ファンネル」「ハンドパーツ(右:握り手・サーベル持ち手・ライフル持ち手 左:握り手・平手)」
かなりの大ボリュームになっているぞ……(*´ェ`*;)
完成したHGUCνガンダムHWSがこちら。
内容的にはHGUCνガンダムがまるごと1体入っており、HWSのランナーが2枚追加されています。
そして実のところ、HGUCνガンダムと比べ300円しか高くなっていません。
とはいえ、HGUC NT-1アレックスのチョバムアーマーのように強化装甲部分をかぶせていくだけの構造ではないため、実質的に組み換えはできない(できるけど分解の必要あり)と思った方がいいです。
このゴテゴテ感がたまらないですねぇ……。
特徴的なハイパー・メガ・ライフルをはじめ、強化装甲部分もホワイトを基調としたカラーデザインになっています。
本体の重量が上がったため、通常のνガンダムより自立が安定します。
ライフルやシールドの重さで、上半身がどちらかに傾いてくる事もありませんでした。
可動域はνガンダムとほぼ同じで悪くはないです。
ただ、厳密に言えばデザイン上顔の左右可動が狭まっています。
あとはリアアーマーが大型化しているため、脚の後ろ方向への可動が少し狭まった感じ。
上半身は多少引き上げれば360度回転します。
頭部はνガンダムと同じで、相変わらずの変態金型により合わせ目ゼロ設計です。
形状がほんとよくできています。
HWSの特徴の一つ、肩部ミサイルランチャーは上方向へ多少可動します。
色分けはへっこんでいる部分を黒くスミ入れするだけでOK。
サイコミュ・グレネードの搭載も検討されていたが実用化には至らず、後にファンネル・ミサイル(Ξ[クスィー]ガンダムが装備)の技術に繋がった、という設定です。
す、すごいMSVっぽい……。
上半身はひと目で違いがわかる強化装甲を装備しています。
中の胸ダクト(胸イエロー部)を外し、その穴に強化装甲を取り付ける構造です。
合わせ目は出ません。
肩は前後にこのぐらい可動。
上から見ても各所に合わせ目は出ません。
ショルダーアーマー側面のイエローは別パーツで色分けされています。
また、肩側面の合わせ目もモールド化されているため合わせ目無し構造。
二の腕は筒状パーツ、前腕部はへっこんでいる部分など細かいところを除けば色分けが完璧です。
左腕側面はサーベルラックになっています。
※引き出しギミックは後述
V字部分はシールです。(中央の股間パーツはHGUCνガンダムと同じ)
フロントアーマーはνガンダムのパーツは使わず、HWSのものをまるまる組み込みます。
裏側には適度にモールドが刻まれています。
サイドアーマーはνガンダムと同じ。
ここは色分けされていないため、細かなダクト周辺をイエローで要塗装です。
巨大なリアアーマーはνガンダムの赤いパーツを外し、かぶせる形で組み込みます。
ここのダクトもイエローで要塗装です。
裏側にはばっちりモールドが刻まれています。
脚部は外側が新規パーツで装甲兼スラスターユニットになっています。
組み立て書の解説によると、Zガンダムの脚部構造をベースにしているそうな(*´ェ`*)
ふくらはぎのカバーは可動し、中のバーニアが露出します。
イエロー部周辺はグレーで要塗装です。
つま先イエローはシール、足裏に肉抜きなし。
バックパックはνガンダムと同じでパーツ分割による色分けが優秀です。
イエローパーツ中央のラインのみバックパック色で要塗装といった感じ。
フィン・ファンネルとニュー・ハイパー・バズーカがマウント可能です。
それでは付属しまくる武装を見ていきます!
まずは左腕に収納されているビームサーベルから。
引き出しギミックを搭載しています。
νガンダムHWS、ビームサーベル抜刀!
こちらは短めのビームエフェクトパーツを使用します。
次はハイ・メガ・シールド。
νガンダムの通常シールドと重ねるように取り付けます。
表面のマーキングシールはテトロンシールのため、フチが少し目立ちます。
2門のメガ粒子砲部分はガンメタル調の成形色で色分けされていますが合わせ目はアリ。
シールド先端、紺色のラインはシールで補います。
重ねるように取り付けます。
ジャストフィットするのでノンストレスでした。
シールドをまるまる取っ替える仕様ではなく、あくまで重ねるというところが面白いです。
弱点としては、ハイ・メガ・シールドが重すぎるせいで腕から多少外れやすい点。
気になるモデラーさんは要加工ポイントといったところ。
メガ粒子砲を放つνガンダムHWS!
ランドセルにマウントされたビームサーベルを装備させてみます。
こちらは形状違いのビームエフェクトパーツを前後に取り付けます。
こちらはνガンダムのビーム・ライフル。
下部に合わせ目が出ます。
くっ……カッコヨイ……
ニュー・ハイパー・バズーカを持たせてみます。
左右分割で全箇所合わせ目が出ます。
途中に挟まっているような板部分の色分けはされていないですが、「ホワイト・グレー・レッド」とHGの武器としては基本的な色分けがされており、グリップも可動します。
ニュー・ハイパーバズーカで攻撃!
着地。
銃口の奥は地味にグレーのシールが付属します。親切。
そしてHWSの目玉武器、ハイパー・メガ・ライフルがこちら。
側面にある丸い部分はグレーで要塗装。
下部に合わせ目が出ますが、ご覧のとおり目立つ位置には出ない構造です。
赤い部分はシールが付属します。
ハイパー・メガ・ライフルを構えるνガンダムHWS!
ボリューミー!(>ω<)
ジャキッ!
ふぅ……。
なにこのかっこいいプラスチック
バイポッドの位置を変えれば、
このような射撃ポーズも可能です。
HGUCνガンダム(塗装済)と比較。
この追加パーツ分の差額が300円ってのが信じられん……(*´ェ`*)
RG νガンダムHWSと比較。
RG版のHWSは、プレミアム・バンダイ限定品になります。
HGUC νガンダムHWS(ヘビー・ウェポン・システム装備型)の感想
ということでHGUC νガンダムHWSのご紹介でした。
通常のHGUCνガンダム同様、イエロー部等色が足りない箇所が多少ありますが、下地が白いおかげで部分塗装はやりやすいキットだと思います。
そして長所も引き継いでおり、合わせ目の少なさは折り紙つきです。
先述した通り、通常νガンダムの差額300円でHWSのランナーが2枚付属するのでプレイバリューは相当高いキットになっています。
HWSにはせず通常νガンダムを組み、余った「ハイパー・メガ・ライフル」「ハイ・メガ・シールド」「強化装甲」を部品取りとして使うのもアリかと思いますぞ(*´ェ`*)
ガンガン可動するキットではありませんが、ボリュームがあり強化された感の強いプロポーションは今のガンプラ基準で見てもかっこいいのでνガンダムHWS好きなら間違いなくオススメです(*´ェ`*)
以上、「HGUC νガンダムHWS」のガンプラレビューでした!