今回は「HGUCガンダムNT1アレックス」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争に登場し、クリスチーナ・マッケンジーが搭乗するガンダムNT-1ことアレックスのHGUC版をご紹介。
2004年発売。
差し替えパーツをつけることにより、劇中のようにガトリングを撃つポージングが可能です。
また、チョバム・アーマーが付属して脱着が再現できます。
という事でHGガンダムNT-1アレックスを、塗装したものも紹介しつつレビューしていきたいと思います!
HGUC 1/144 ガンダム NT-1 (アレックス)
RX-78-2の実戦データを元にNT(ニュータイプ)専用機として開発された、ガンダムNT-1さん。
ガンプラ的には2004年に発売された「HGUCナンバー47」ということで、今のガンプラ目線で見るとレトロHGUCに分類されるキットになると思います(*_*)
ただチョバム・アーマー付きでお値段1,650円(税10%込)ということで入手しやすい価格なのと、1/144スケールのガンプラでは本キット以降新しいものが発売されていないので、アレックス好きなら今でも買う選択肢に入るガンプラにはなっていると思われます。
ホイルシールと、マーキングシールが付属します。
ALEX文字がオサレだぞ……(*´ェ`*)
そして完成したHGUC 1/144 ガンダムNT-1がこちら。まずはチョバム・アーマーを着ていない、素の状態から見ていきます。
さすがに古いHGUCということもあり、腰部中央のV字まわりや脚部レッドのような目立つ場所に、シールを使います。
接地性は意外と優秀で、足首フレームに角度がつけられるため自立状態での見た目はなかなか良いです(*_*)
このあたり、古めのHGにしては良くできている印象。
背部。バックパックは細かなイエローが足りませんが、なにげに設定色の段階から白多めの配色になっていたりします。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は結構狭いですw
特に足は昔ながらのボールジョイント接続のため、あまり開かず。肩もシンプルな軸接続のため、前後に動いたりするようなオシャレな動き方はしません。
手足の関節は90度ほど曲がり、一応ヒザ立ち可能です。
上半身を少し引き上げれば、真横を向くことができます。
当時ものとして見れば悪くはないものの、最近のHGのように柔軟には動かない感じです。
頭部をアップで。トサカ前後と、ツインアイのグリーンはシールです。
くぼみ部分はところどころグレーで要塗装ですが、バルカンの凸部分は設定色でもホワイトのままだったりします。
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部から側面にかけて合わせ目があります。
アンテナ先端には、安全フラッグあり。
胴体も前後はめ込み式で、側面の一直線に合わせ目が出ます。
ただ、胸部ダクトやコックピットハッチなどは色分け済みです。
ショルダーアーマーは、肩と軸の間に挟み込むようにして取り付けます。
肩の取り付け方式がシンプルな軸接続のため、細やかな動きをつけることはできません。
腕部は、「肩内部の球体」「手首付近」に合わせ目が出ます。
関節パーツは良くも悪くも1パーツ成形になっているので、合わせ目はありません。
腰部中央のV字付近は、シールです。
この時代のHGUCということで、底面にスタンド穴は空いておらず合わせ目も出ます。
足の取り付け方式も、昔ながらのシンプルなボールジョイント接続です。
脚部は、前後に合わせ目あり。ヒザの赤い部分はシールです。
ヒザ関節を曲げた際に露出するフレームに、合わせ目はありません。
足裏に肉抜きもないので、このあたりは地味に評価が高いポイントです……(*´ェ`*)
バックパックには、ビーム・サーベルが2本収納されていて着脱できます。
細かなイエローは色が足りなくシールも付属しないので、要塗装です。
ガンダムNT-1アレックス、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
こちらは劇中で一度も登場していない、ビーム・ライフル。
ゲーム等ではすっかり定番の武器になりました。銃持ち手は、右手分のみ付属します。
シールドは、グリップを持たせガトリングカバーに引っ掛けるようにして取り付けます。
表面に貼るシールが、いい感じ。
ビーム・ライフルで攻撃!
ヒザを着いて。
ガトリングカバーを一度外し、間にガトリング砲を取り付ければ、劇中のような射撃状態が再現できます。
ガトリングを撃ちまくるアレックス!
展開用のガトリングパーツは、両腕分付属します。
ビーム・サーベルのグリップは引き抜くことができますが、今回サーベル刃は付属しないため……
持たせる場合は、グリップとビーム刃が繋がった、ホワイト1色1パーツ成形のサーベルを持たせます。
このあたりは、さすがにレトロ感が漂いますね。
斬りかかるアレックス!
ちなみに、背中のサーベルグリップには穴が空いているので、他から合うタイプのビーム刃を持ってくれば取り付けることができます。
本キットにビーム刃は付属しないので、ご注意を。
チョバム・アーマー
それではチョバム・アーマーを取り付けてみます。
基本的にパコパコと取り付けていくだけなので、切り替えはラクチンです。
肩部は、外側からスライドさせるようにして取り付けます。
腕部は、前後からはめ込みます。
バックパックは、一度サーベルを外してから装着。
脚部をアップで。
ということで、チョバム・アーマーを着せた状態がこちら。
切り替えはかなり簡単で、数分で完了します。
ライフル+サーベルを装備。
さすがにこの状態では、シールドをつけることができませんでした。
アクション!
スタンド穴が空いていないので、挟み込みタイプのスタンドが必須だぞ……(*´ェ`*)
折角なので、塗装状態のアレックスもご紹介。
今回は、ファレホのゲームカラー72088 ブルーという水性塗料で筆塗りしてみたものになります。はじめてファレホ使ったんですが、めちゃめちゃキレイな色合いだったので満足度が高かった思い出です……(>ω<)※かなり昔に塗装したものになります
付属のハンドパーツはサイズが少し大きく感じたので、右手をMSハンド03 (連邦系・Sサイズ)に交換してみました。
左手はビームサーベルを持たせたかったので(MSハンドにはサーベル持ち手が付属せず)、余っていた適当なハンドパーツを使用しています。
ガトリングで攻撃!
ビームサーベルを抜刀。
最終決戦仕様でパシャリ。先述したとおり、今回アレックスの青部分に、ファレホという水性アクリル塗料を使って筆塗りしてみました。ちょっとレビューから逸れますが、ファレホについての感想をご紹介。
↑今回使ったのは、「ファレホのゲームカラー72088 ブルー」。
塗膜は弱いので、50時間位かけて完全乾燥した後でも、少し引っ搔くと表面が剥がれます。コーティングとして水性のつや消しスプレーなどは必須だと思われます。
ガンダムヒロインヒストリー3のクリスフィギュアとディスプレイ。
最後のシーンだと思いますが、珍しいクリスの私服姿の立体物になります。それではぐるりと。
ローアングルで。
このフィギュア、オススメだよ……!(>ω<)
設定的に共通パーツのあるジム・カスタムと比較。キット的には、流用パーツはありません。
HGUCザクII改と劇中再現!
本キットのリデコキットである、HGUCガンダムAN-01トリスタンと比較。
「正しい事なんて、どこにもない。自分に出来る事をするしかないんだわ」
HGUC ガンダム NT-1 (アレックス)の感想
ということでHGUCガンダムNT-1アレックスのご紹介でした。
初期のHGUCという事で、可動域は狭く色が足りない箇所もちょくちょくあります。今のガンプラ基準で見てしまうと満足いかない可能性大ですが、塗装して素立ち状態だけなら見栄えが良いガンプラに仕上がっているとは思います。
この値段でチョバム・アーマーまで付属するのは、当時ならではのコスパの良さといったところでしょうか。
今の時代アレックス好きならMG版の方がオススメですが、改造してもっと高クオリティなアレックスを再現してみたいモデラーさんにはオススメです。パチ組み派は、そこまで期待しない方がいいかもしれませんw(*ノェノ)
以上、「HGUC ガンダムNT-1(アレックス)」のレビューでした!