今回は「HGガンダムキュリオス」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム00に登場し、アレルヤ・ハプティズムが搭乗したガンダムキュリオスをご紹介。
2007年発売。
差し替えにより飛行形態へ変形可能なほか、GNシールドがクローとして展開できるギミックを搭載。
という事で、HGガンダムキュリオスを今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているかレビューしていきたいと思います!
HG ガンダムキュリオス
17年前に発売されたHGキュリオスさん。
HGシリーズはダブルオー時代ぐらいから形状のクオリティが上がった気がするので、キュリオスの出来はどうなっているのか見ていきたいと思うぞ!(>ω<)
ホイルシールは多めで、目立つ腰部やフロントアーマー一部を補うものなどが付属します。
実は色の足りない箇所が多く、特にリアアーマーは全く違う色になっていたりします。※このあたりは後述
付属品一覧がこちら。
※「GNビームサブマシンガン」「GNビームサーベル×2(柄のみ)」「GNシールド用ブレイド」「手首パーツ×3」「変形用差し替えパーツ」
GNビームサーベルはこの当時よくある柄のみが付属するという内容で、サーベルエフェクトパーツは付属しません。
手首パーツは武器持ち手が左右と、平手は右のみが付属するという変わった内容になっています。
そして完成したHGガンダムキュリオスがこちら。
ご覧の通り、造形自体は今のガンプラ目線で見ても通用するかっこいいプロポーションで立体化されているぞ……!(>ω<;)
弱点としては目立つ箇所をシールで補う点と、色が足りない箇所が多い点になります。
プロポーション自体をいじる手間はないと思うので、塗装派モデラーさんには作りがいがあるキットといっていいかもしれません。
それでは細かく見ていきます!
可動域は変形ギミックの恩恵で、肩がほぼ真上まで上がります。
開脚範囲もそこそこ広く、各関節も90度以上曲がります。
上半身は少し引き出せば360回転。
頭部は左右はめ込み式になっており、トサカ(頭頂部)に合わせ目が出ます。
トサカのセンサーはシールが付属しますが、シールを使わない場合にはここにも合わせ目が出ます。
赤い口は色分けされておらず、シールで補う仕様です。
頭部側面のレンズはクリアパーツが使用されています。(下にシールを貼る構造)
後頭部に少し合わせ目が出ますが、ここはあまり目立たず。
顔左右のアンテナは可動します。MS状態では引き上げ、飛行形態では収納する感じ。
胴体は側面と上部に合わせ目が出ます。腰の赤い部分はシールになるのですが、貼らない場合は合わせ目が露出します。
胸部にもクリアパーツを使用。胸のダクト内のイエローはシールで補います。
そして写真右の腰部分ですが、やはりこのあたりのシールは結構目立つと思われます。
肩の接続方法はポリキャップレス式で、ABSによるボールジョイント接続です。
意外な事に、ABS関節でよくある硬すぎてギシギシいう事がなく、接続強度も丁度良い感じでした。
……まじで意外だわw(*´ェ`*)
肩は大きく前後に可動します。
肩まわりの可動域は、今のガンプラ目線で見てもかなり優秀です。
また、↑のように肩と付け根部分も下にスライドします。
変形時にスライドさせる部分でもないので、MS状態での可動域向上に役立ちます。
前腕部は左右はめ込み式で、前後に合わせ目が出ます。
一応目立たないようパーツ分割されていますが、それでもちょこちょこ合わせ目は出る感じです。
肘関節は90度強曲がります。
肘からたれているライトブルーのコードは軟質素材が使われているおり、色分けされています。(この部分のためだけに軟質ランナーが付属)
GNシールドはジョイントパーツを介して前腕部後方に取り付けます。
接続強度は少し弱く、ぶつかると外れやすいです。また、↑部分に小さな肉抜きあり。
GNシールドは肩の後ろにあるウイングパーツと干渉するので、ちょっと動かしづらいです。
フロントアーマーは大きく上がります。裏側にモールドはありませんでした。
脚部は太もも、スネや関節パーツに合わせ目が出ます。
スネ以外は目立たないよう端の方に配置されています。(HGのダブルオー系でよくある感じ)
横には合わせ目が出ません。後ろにはちょこちょこ出ます。
脚部は↑枠部分が独立可動し、360度回転させる事ができます。
脚部自体そこまでハの字に広がらないのですが、ここが回転するおかげで自由度のあるポージングが可能となります。
足裏はモールドあり。股下のカバーパーツを外せば、アクションベース用の3mmジョイント穴が露出します。
背部パーツは全て合わせ目が出ますが、モールドは結構細かいです。
GNビームサブマシンガンを装備させてみます。
設定的には、威力は他のガンダムが使用するライフルに比べ低いものの高速移動しながらでも高い命中率を維持できるように設計されている、との事。
ダブルオー系HGという事で、アクションベースに対応しているのが嬉しいっす……(*´ェ`*)
それではアクションポーズいってみます!
GNビームサブマシンガンで連射するキュリオス!
変形ギミックの恩恵か、可動域は良好でハッタリの効いたポーズをとらせる事ができます。
変形用の差し替えパーツを使えば、↑のように腕側面にマシンガンを装備する事ができます。
いい感じ……(*´ェ`*)
GNビームサーベルの柄は、リアアーマー内側に2本マウントされています。
ちょっと取り出しにくいですが、接続強度は丁度いい感じです。
サーベルのエフェクトパーツは付属しません。という事で、
他から持ってくる必要ありです(*´ェ`*)
ハレルヤ状態のキュリオス風ポーズで二刀流!
飛びかかるキュリオス!
キュリオスってサーベルも似合うよね……。
注意点ですが、手首パーツの穴サイズと柄サイズがあっていないため角度によっては抜け落ちてしまいます。
GNシールド展開!各部細かく可動します。
ブレイドが1本付属し、中央に取り付ける事ができます。
ギュワッ!
……はい。大変かっこいいです(涙
17年前のガンプラという事もあり、色分けは甘いのですが造形自体はほんと良くできていると思うぞ!
飛行形態がこちら。一部パーツを差し替えて再現します。
下から。
ガンダム00 PORTRAITS2のハレルヤとディスプレイ。
このハレルヤは「ガンダム00 Portraits2」のシークレットで、ちょっぴりレア化しているようです。
エクシア、デュナメス、ヴァーチェとパシャリ。
HGアリオスガンダムGNHW/M(中央)、HGガンダムハルート(右)と比較。
HG ガンダムキュリオスの感想
ということでHG ガンダムキュリオスのご紹介でした。
弱点は目立つ箇所(口・腰)にシールを使う点と、シールが付属せず色が足りない箇所が多い点かと思われます。
↑主に色が足りない箇所がこちら。
リアアーマーは丸々違う色になっており、肩のウイングや脚部後ろ側も色分けされていません。
完璧に塗り分けるとなるとそれなりに手間はかかると思うので、ある程度手を加える前提のモデラーさんにはオススメといった感じのガンプラだと思います。
長所は、非常に良好なプロポーション。
造形自体カッチリできており、今のガンプラ目線で見ても見劣りしないキュリオスに仕上がっていると思うぞ!(>ω<)
以上、「HGガンダムキュリオス」のガンプラレビューでした!