今回は「RGユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer.)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムNTに登場するユニコーンガンダム3号機フェネクス(ナラティブVer.)の、RG版をご紹介。
2020年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
全身の金色はRGの独自考証により3種のゴールドメッキで再現されており、アドバンスドMSフレームワーク機構と一部差し替えにより「ユニコーンモード」「デストロイモード」の切り替えが可能です。
スタビライザーには太めのリード線が使用されていて、HG版の弱点が克服されています。
という事で、RG版のユニコーンガンダム3号機フェネクス(ナラティブVer.)をHGUC版と比較しながらレビューしていきたいと思います!
RG ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer.)
暴走する金色の不死鳥、RG化。という事で、RGのNTフェネクスはプレバン限定品になっています。
ちなみにHGUC版は一般発売されていますが「ユニコーンモード」「デストロイモード」で固定となるため、RG版の売りは変形機構が備わっている点です。
組み立て書は、専用のものが付属。
表紙と裏はカラーですが中はグレースケールで、設定説明のカラーページはありません。
リアリスティックデカールがこちら。専用のものが付属します。
デストロイモード用のツインアイは複数枚付属し、赤を貼れば暴走時の目を再現する事ができます。
余剰パーツがこちら。RGユニコーンガンダム系のアンテナなど、一部パーツが余ります。
ランナー都合で、フェネクスのアンテナも1つずつ余るよ……(*´ェ`*)
ユニコーンモード
まずはユニコーンモードから見ていきます。(組み立て書でも最初にユニコーンモードで組んでいく指示)
本体形状は一般発売されている1号機や2号機の色違いですが、頭部アンテナと背部アームド・アーマーDE(スタビライザー)、およびそれを繋ぐアームが付属するのがフェネクスの特徴です。
パッと見ではわかりづらいですが、今回はRG独自の考証により装甲ごとにニュアンスを変えた3種のゴールドメッキが使われているのも特徴です。
アームド・アーマーDEのせいで重心が後ろに寄りますが、スタビライザー先端が接地するので少し自立の補助になる感じです。
それでは各部細かく見ていきます!
頭部をアップで。フェネクスの特徴的なアンテナですが、ユニコーンモードとデストロイモードで別のパーツが付属します。
今回は切り替え時に、アンテナを差し替える仕様です。
胴体をアップで。このあたりは他ユニコーンの色違いです。
脚部。
足の付け根軸は可動式で、前後にスイングします。
また、股下にジョイントパーツを取り付ければアクションベースや3mm軸タイプのスタンドに対応します。
後ろからスライドさせるようにして取り付けるのですが、ガッチリと装着されます。
バックパック。ビーム・サーベルのグリップには、パーティングラインが出ちゃいます。
アームド・アーマーDEを繋ぐアームは可動式で、細かく動きます。
HGUC版では固定式だったので、RGとしてパワーアップした部分です。
アームド・アーマーDEをアップで。展開状態は後述しますが、
今回はスタビライザー部分に、太めのリード線を使用しているのが特徴です。
というのもHG版ではリード線が使われておらず、プラ同士を繋げるシンプルな構造でした。動かすとポロリしやすく、破損もしやすい箇所でした。
ここが、RG版最大の長所と言っても過言ではないぞ!(>ω<)
フェネクス、現る!
それではアクションポーズいってみます!
平手パーツは、左右分付属します。
シュコンシュコン!アームド・アーマーDEを射出!
アームド・アーマーDEの接続穴は3mmではないので、アクションベースなどに展示することはできません。(↑は3mm軸スタンドに無理やり飾ってます。穴の方がでかいです)
カッケェ!(>ω<;)
HGUC版より可動域が広くなっているので(特に足まわり)、ポージングがうなります。
ビーム・マグナムも付属。腕部後ろ側と、バックパックにマウントできます。
また、Eパック・カートリッジを取り外して腰部リアアーマーに取り付けることができます。
HGUC 1/144 ユニコーンガンダム3号機ユニコーンモード(ナラティブVer.)(左)と比較。
ご覧のように、RG版では全高が上がっています。
HGUC版はユニコーンモード固定で、2019年に一般発売されています。
上半身をアップで比較。
少しスタイリッシュなデザインになったような気がしますね。
肩から腕にかけて比較。
脚部を比較。
RG版では、アームド・アーマーDEを繋ぐアームが可動式になりました。
アームド・アーマーDEを比較。
スタビライザー(尾のような部分)にリード線を使い、動かしやすく破損しにくくなったのがRG版最大の進化ポイントだと思います。
デストロイモード
それではデストロイモードに切り替えていきます。
頭部のみ差し替えが必要で、↑のようにバラしたあとデストロイモード用のアンテナに交換します。
今回ツインアイにはイエローのシールを貼っていますが、暴走時の赤いシールも付属します。
上半身や肩部など、指でアーマーを展開させていきます。
バックパックも展開。
ビーム・サーベルのグリップは、着脱可能です。
アームド・アーマーDEも各部変形させます。
チラリとのぞくクリアブルーのパーツがかっこいいぞ……!(>ω<;)
腰部は、前後左右の装甲を細かく開いていきます。
脚部も。このあたりはRGの他ユニコーンタイプと同様、完全変形機構を備えているのが特徴です。
という事で、変形させたRG 1/144 ユニコーンガンダム3号機フェネクス(ナラティブVer.)のデストロイモードがこちら。
胴体や脚部などを展開させた事により、更に全高が上がりました。
うむ。これは満足度が高いぞ……(涙
ビーム・マグナムを持たせてみます。
フェネクス、ビーム・マグナムで攻撃!
フォアグリップは可動し、両手で構えることができます。
ビーム・サーベルを抜刀!
攻撃!
ビーム・トンファーも再現できます。
突き!
サーベル刃は、HGUC版より長めのクリアブルーが2本付属します。
HGUC版のデストロイモード(左)と比較。
デストロイモードのHGUC版も固定式で、こちらは2018年に一般発売されました。
頭部を比較。
上半身を比較。
肩から腕にかけて比較。
脚部を比較。RG版は、マッシブになった印象です。
展開状態のアームド・アーマーDEを比較。
HGUC版のレビューは↓からどうぞ。
今回のRG版とは違い、一般で入手できるので固定式で飾るならHG版も選択肢の一つだと思います。
RG ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer.)の感想
ということでRGユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer.)のご紹介でした。
RG版の売りを端的に言うと、「アームド・アーマーDEを繋ぐアームが可動式になった」「アームド・アーマーDEのスタビライザー(尾のような部分)にリード線を使う事により可動と破損しにくさが向上」「本体の可動域が向上(特に足まわり)」の3点です。
元々HG版のフェネクスは2009年に発売された1号機のリデコキットだったので、発売年の古さもあり本体可動が弱点でした。
今回のRG版は2017年発売の1号機がベースになっているので、そのあたりが改善されているのも長所と言えそうです。
ただ今の時代、RGのユニコーン自体も少し前のRGフォーマットで再現されているので(本体フレームにアドバンスドMSジョイントを多用)、昨今のハイクオリティRGと比較した場合少し古さを感じてしまう点はご注意を!(贅沢な悩みですが)
以上、「RG ユニコーンガンダム3号機 フェネクス(ナラティブVer.)」のガンプラレビューでした!