今回は「HG ガンダムジェミナス01」のガンプラレビューです。

新機動戦記ガンダムW DUAL STORY G-UNITに登場し、アディン・バーネットが搭乗するガンダムジェミナス01のHGAC版をご紹介。
2020年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
オリジナルメカデザイナー阿久津氏完全監修のもと、完全新規造形によるHG最新フォーマットにて立体化されています。
という事で、ついに発売されたHGガンダムジェミナス01を「旧HG版との比較」「旧HG版のユニットと互換性があるか」などを含めてレビューしていきたいと思います!
HGAC ガンダムジェミナス01

ガンダムW外伝、デュアルストーリーGユニットのHGAC(HGアフターコローニー)シリーズの開幕です……めでたい!(>ω<)
第一弾となるHGACガンダムジェミナス01ですが、本キットでは地上用ジェミナス01が再現できる内容となっています。
旧HG版のようにアサルトブースター(宇宙用ユニット)は付属しません。

ホイルシールとマーキングシールがこちら。
色分けは良好で、シール量は少ないです。マーキングシールはテトロン素材(透明のシール)です。

武装は「アクセラレートライフル」「ビームソード×2」「Gユニットシールド」が付属。
手首パーツは左右の武器持ち手のほか、「右のライフル持ち手」「左の平手」が同梱。
アクションベースに対応する専用のジョイントパーツも付属します。

そして完成したHGACガンダムジェミナス01がこちら。
旧HGの1/144ガンダムジェミナス01は1997年に発売されたので、実に23年の時をこえてリニューアル発売されました。
今回のHGAC版の特徴としては、優秀な色分けだけではなく新たな可動軸を採用したHG最新フォーマットで立体化されている点になります。

まさに主役機的なトリコロール色+ヒロイックなデザインのガンダムだよね……。(グリープと違ってw)
ジェミナス01をデザインされた阿久津氏完全監修との事で、イメージを損なうことなく現代風のプロポーションに仕上がっているのではなかろうか。

それでは細かく見ていきます!

可動域から。腕の広がりはそこそこですが、足は真横まで開脚します。

肘関節は90度、ヒザ関節は90度以上大きく曲がりキレイにヒザ立ち可能です。

上半身は360度回転します。

ジェミナス01のイケメンフェイスをアップで。
ツインアイとトサカ前後のグリーンはホイルシールで色を補います。アンテナ先端には安全フラッグあり。

頭部は前後はめ込み式で側面に合わせ目のようなラインが出ますが、作例や立体化にあたっての設定画を見る限り今回はモールド扱いで良さげでした。

胴体・腰も前後はめ込み式で、青いパーツの側面・上部には合わせ目が出ます。
赤い腰の部分は段落ちモールド化されています。

胴体の中身はこんな感じ。
最新HGフォーマットらしく、柔軟に可動します。左右への可動だけではなく、

腰パーツが前へ倒せるため前方向への可動にも優れています。
よくできた構造なので、今後のHGにも是非活用していって欲しい部分ですね。

肩はボールジョイント接続で多少前後に動くものの、デザイン的に思ったほどは動かず。
ご覧のように、上面の合わせ目は多いです。

Aショルダーユニット(肩)の色分けも非常に優秀です。
換装機構であるリニアロック・ボルトが再現されており、今後のバリエーション展開が予想できる部分になっています。
ボルト部はグレーのシールで色を補います。

腕は前腕部に合わせ目が出ますが、尖っている山の部分に出るので実際ほとんど目立ちません。
二の腕は筒型の1パーツ構造です。(細かな事を言えば、二の腕は前後でデザイインが違っているのですが組み立て書が非常にわかりづらいので、ここは完成画像を見ながら組んだ方がいいと思います)

肘の関節構造が新しくなっていますが、曲げ幅は90度とそこまで広くはないです。

バックパックの色分けが優秀で、スラスターはボールジョイント接続になっていて角度を変える事ができます。
ビームソードの取り付け方が新しくなっており、収納状態でも前へ倒す事ができます。

腰部はフロント・サイドアーマーのみならず、リアアーマーも動きます。
リアアーマーはボールジョイント接続になっていました。

脚部の細かなグレー部は細かく色分けされています。ふくらはぎのみ合わせ目あり。
ふくらはぎすぐ上の白い部分はシールで色を補います。

足の付け根は上下にスイングし、可動域拡大に一役買っています。

アンクルガードも細かくパーツ分割されていて、ボールジョイントにより柔軟に動きます。
つま先も倒せるうえ、足裏に肉抜きはありません。今回のプレバン品、気合いが入っているな……(*_*)

股下にスタンド穴は空いておらず、専用のジョイントパーツをかませることによりスタンドに対応します。
接続強度が強く、ガッチリと展示できました。

ガンダムジェミナス01、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

Gユニットシールドは色分けが優秀で、裏側にはモールドがびっしりと刻まれています。
肘に接続するのですが、シールド自体ボールジョイント接続になっていて柔軟に動きます。(取り付け位置は2箇所から選択できます)

こちらはアクセラレートライフル。
白いパーツは別パーツ化されていますが、ここは普通に合わせ目アリです。
人指し指をつきだしたライフル持ち手は右手分のみ付属します。

アクセラレートライフルをぶっ放すガンダムジェミナス01!

攻撃!

手を添えて。左の平手が付属します。

ビームソードを抜刀!
ソード刃の形状は旧HG版のような分厚い形ではなく、スタンダードなサーベル形状に変化しました。

斬りかかるジェミナス01!

二刀流で。

カッケェ!!!(>ω<;)
まさか2020年にGユニットの最新キットが組めるとは思わなかったよ……。

HGACガンダムジェミナス02と比較。

違いは成形色(およびシール類)のみです。

旧HG版との「比較」と「互換性」

旧HG、1/144ガンダムジェミナス01の地上用装備と比較。
※旧版では地上用と宇宙用ユニットの2つが同梱します

発売年に23年の開きがある2体。各部比較していきたいと思います。

上半身を比較。言わずもがな、胸部や肩のAショルダーユニットなど色分けが圧倒的に進化しました。

脚部を比較。肉付きの良かった旧版から、細身の形に変化しています。

アクセラレートライフルを比較。

Gユニットシールドを比較。

色々なガンダムジェミナスバリエーションで比較。
※左から「本キット」「旧HGガンダムジェミナス01」「旧HGガンダムジェミナスエルオーブースター」

「旧HG版の各ユニット」と「今回のHGAC」の互換性があるか調べてみました。
宇宙用のショルダースラスターは無改造で取り付ける事ができましたが、少し緩みがありジャストフィットはしませんでした。

背部ユニットはピンの位置間隔が違うため、無改造では接続できません。
ただ、ちょっとした改造で取り付ける事ができるようになると思います。

エルオーブースターの背部ユニットとも互換性はありませんが、少し改造できるモデラーさんならこのあたりはなんとかなりそうです。
問題は肩のリアクターユニットは対応せず、宇宙用・エルオーブースターともにレッグユニットの取り付けはそれなりな改造が必要な感じでした。
旧HGのガンダムジェミナス01とエルオーブースターのレビューは↓でどうぞ。



↑同じプレミアム・バンダイ限定の拡張セットを使えば、3形態に切り替えることができるぞ!(>ω<)


Gユニットの色々なガンプラでディスプレイ。





HGAC ガンダムジェミナス01の感想
ということでHGガンダムジェミナス01のご紹介でした。
弱点という弱点もなく、まさに最新HGフォーマットで立体化された高クオリティのジェミナス01といった感じです。
……レビューのしがいがないほどにw(*ノェノ)
今後色々な換装パーツが発売されると思うのですが、基本となる素体の出来としては色分け・可動ともに手堅くできていると思います。
Gユニットファンにはオススメです、ハイドラガンダムとグリープまでシリーズが続くことを祈ります……w(*´ェ`*)
以上、「HGAC ガンダムジェミナス01」のガンプラレビューでした!




























