今回は「HG シン・マツナガ専用ゲルググJ」のガンプラレビューです。
『機動戦士ガンダムMSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』に登場し、シン・マツナガが搭乗するゲルググJ(イェーガー)をご紹介。
2018年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
基本的にはHGUCゲルググJの色替えキットとなりますが、シン・マツナガのパーソナルマークが印刷されたマーキングシールやHGUCゲルググマリーネの一部ランナーが追加で同梱する内容になっています。
という事で、HGシン・マツナガ専用ゲルググJをレビューしていきたいと思います!
HGUC シン・マツナガ専用ゲルググJ
白狼、シン・マツナガ大尉の専用機であるゲルググJさん。
ガンプラ的には2004年に発売されたHGUCゲルググJの色替えキットとなりますが、ハンドパーツとビーム・サーベル(HGUCゲルググマリーネの一部ランナー)が追加で同梱する内容になっています。
シールは変更され、シン・マツナガ専用のマーキングシールが付属します。
モノアイ周辺の黒や、ショルダーアーマーに貼る白狼のマークが印刷されています。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・マシンガン」「ビーム・サーベル×2」「手首パーツ×6」
↑画像の右半分が、ゲルググマリーネの流用パーツです。
残りのHGUCゲルググマリーネの余剰パーツがこちら。
あまり使えるパーツはありませんが、右の銃持ち手は丸々組む事ができます。
そして完成したHGUCシン・マツナガ専用ゲルググJがこちら。
レッドからホワイトを主体としたマツナガカラーに変更されていますが、形状は一般発売されているHGUCゲルググJから変更はありません。
という事で、今回のプレバン品は2004年発売のガンプラベースになっています。肩は昔ながらの軸接続、足はボールジョイント接続になっているので、今のガンプラ目線で見ると作りはちょい古いです。
とはいえ当時物としては出来の良いキットだったため、立ち姿は普通にかっこいいです。
接地面が広いので、自立も安定します。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。手足はまずまず広がり、多少顔を上げる事ができます。
手足の関節は90度弱ほど曲がりますが、ヒザ立ちは不可です。
上半身を少し引き上げれば360度回転しますが、真横を向くと腰パーツが少し外れそうになるので実際は回転しないと思った方がいいかもしれません。(特に腰の合わせ目を消した場合)
頭部をアップで。奥まった位置のため画像では見えづらいですが、モノアイはクリアレッドのパーツになっています。
モノアイ周辺の黒は、シールで色を補います。
横、後ろから。頭部は前後はめ込み式で、頭頂部から側面にかけて合わせ目が出ます。
胴体も前後はめ込み式で、上部・側面に合わせ目が出ます。
コクピットハッチは色分けされています。
左肩の白狼マーキングシールをアップで。
肩は前後はめ込み式で、上部・側面に合わせ目があります。
上から見た場合、一直線に頭部・肩・胴体の合わせ目が見える構造です。
肩まわりはこんな感じで、ショルダーアーマーをはさみこむ形で再現します。
腕は「肩内部の球体」「前腕部」に合わせ目が出ます。
腕部ビーム・スポットガンをアップで。
機関砲の砲口は色分け済みで、開口されています。
腕部ビーム・スポットガンで攻撃!
腰部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
フロントアーマーは左右独立して可動します。
足は昔ながらのボールジョイント接続です。
股下にスタンド穴は空いていませんが、リアアーマー内部にはスラスターが搭載されています。
脚部はヒザ周辺とふくらはぎに合わせ目が出ます。
関節は1パーツ構造で、合わせ目無しです。
足裏に肉抜きは無く、装甲内部にはスラスターが搭載されています。
このあたりゲルググ系っぽいデザインですよね。
ランドセルをアップで。アンテナやバーニアは別パーツになっています。
左右のプロペラントタンクは軸接続かつモナカ構造で、一直線に合わせ目が出ます。
ここに限りませんが、バーニア内部はレッドで要塗装です。(肩側面や足裏など)
シン・マツナガ専用ゲルググJ、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ビーム・マシンガンは5パーツ成形ですが、合わせ目はあります。
少し遊びはありますが、グリップを挟み込んで持たせるためポロリの心配はありません。
ビーム・マシンガンで攻撃!
左の銃支え手が付属するので、マシンガンを支えるようなポージングが可能です。
アクション!
「俺は今度こそ狼になる!」
シン・マツナガ、ビーム・サーベルを抜刀!
斬りかかるマツナガ!
劇中では腕部ビーム・スポットガン(手首付近)の銃口からサーベル刃を発生させていましたが、本キットではオミットされていました。
手持ちのサーベル刃を使って差し込もうとしたのですが、無改造ではサイズが合わなかったので改造して取り付けてみるのも楽しいと思いますぞ……。
ビーム・マシンガン+ビーム・サーベルでパシャリ。
HGUCシン・マツナガ専用ザク(高機動型ザクII)と比較。
ザクの方は、2013年に一般発売されています。
マーキングシールを比較。
RG版のマツナガザク(右)も加えてディスプレイ。
HGUCジョニー・ライデン専用ゲルググとディスプレイ。
ライデンの高機動型ゲルググもプレバン品になります。
HGUC シン・マツナガ専用ゲルググJの感想
ということでHGシン・マツナガ専用ゲルググJのご紹介でした。
まず、元に使われているのが2004年製のガンプラベースのため最新ガンプラ感はありません。そこだけはご注意を(>ω<)
追加されたハンドパーツとビーム・サーベルも古いゲルググマリーネベースのものが入っているだけなので(特にサーベルはクリア1パーツ成形)、コダワリ派モデラーさんは他キットからサーベルや手首パーツを移植した方がいいかもしれません。
ただベースキットの時点で立ち姿は普通に美しかったうえ、ABS不使用のため塗装がしやすいキットになっています。
プレバン品の中ではオススメしづらいですが、手軽にサクッとマツナガ専用機を再現したいモデラーさんにはオススメといった感じだよ……(*´ェ`*)
以上、「HGUCシン・マツナガ専用ゲルググJ」のガンプラレビューでした!