今回は「MGモビルジン」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場し、ミゲル・アイマンやザフト兵が搭乗するモビルジンのMG版をご紹介。
2021年発売。
MGガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)のZ.A.F.T.フレームを使用しつつ、ジンの新規外装や武装が付属。
バックパックがメカニカルに再現されており、上下に軸可動するほか後方にもスイングし、広範囲な可動を実現しています。
という事で、MGモビルジンを徹底的にレビューしていきたいと思います!
MG モビルジン
ついに発売されたザフトの量産機、ジンのMG版。
2021年の最新MGクオリティで立体化されており、往年のファン感涙の出来になっていました……(涙
ホイルシールはモノアイ部分のみ付属。
あとはプラモデルオリジナルのマーキングシールが同梱します。ドライデカールではなく、テトロン素材になります。
付属品一覧がこちら。
※「MMI-MBA3 76mm重突撃機銃」「MA-M3重斬刀」「M68パルデュス3連装短距離誘導弾発射筒×2」「マガジン+マガジンラック」「スタンド用ジョイントパーツ」「交換用手首パーツ」
M69 バルルス改特火重粒子砲(大型ビーム砲みたいなやつ)などのマニアックな武装は付属しませんが、基本的なものは一通り同梱します。
本キットはMGガナーザクウォーリア系のフレームが流用されているため、ジンでは使わない一部のZ.A.F.T.フレームが余ります。
そして完成したMGモビルジンがこちら。
ブルーグレーを主体とした渋い成形色で再現されており、細かな赤い部分も別パーツで色分けされていて色分けがめちゃめちゃ優秀です。
また、最近のMGらしくABS・ポリキャップ不使用でKPSフレームを基軸とした設計です。
HGのような設定画に近いドッシリ体型のジンとは違い、重田作画っぽいMGスタイリッシュアレンジがバリバリに効いた姿で再現されています。
原作のように弱そうな感じがしないので好みは分かれると思いますが、モールド量が多く最新ガンプラ感溢れるディテールで再現されているため単体で飾っておくには良アレンジに仕上がっているのではないでしょうか。
てか、今の時代に最新フォーマットのジンが組めるなんて思っていなかったよ……!(>ω<)
後ろ姿も美しいですね。それでは各部細かく見ていきます!
頭部から。ヘルメットのブルーグレー部分やトサカのホワイトは左右はめ込み式のため、中央にちらほらと合わせ目が出ます。
横、後ろから。後頭部にも合わせ目あり。
実際はパーツの合いが良いので、そこまで目立たないと思います。
超アップで。モノアイ周辺は、無色のクリアパーツで覆われています。
モノアイ部分のみホイルシールで色を補いますが、凸モールドはあります。
ヘルメットを外せば、モノアイを動かす事ができます。
取り外しやすいので、容易に切り替え可能です。非常にストレスフリーな部分。
胴体をアップで。
コクピットハッチは開閉します。
中に乗せる「ザフト兵一般パイロット」のフィギュアが1体付属します。
上半身は、前後左右と柔軟に可動します。
真横を向く事はできませんが、ある程度撚る事ができます。
※上半身~下半身が軸接続になるため、少し引き上げれば一応無理やり真横を向かせる事はできましたが非推奨といった感じです
肩部。レッド・ブラック部分も細かく色分けされており、肩は前方へ大きく可動します。
ショルダーアーマーに合わせ目はありません。
側面内部のレッドも細かく色分け済み。
腕は水平以上上がります。また、KPSフレームの接続強度が少し強めに設計されているため、止めたい位置でピタっと止まってくれます。
腕部は二の腕に合わせ目が出ます。
マニピュレーターは先端の4指部分を交換するタイプで、「握り手」「武器持ち手」「銃持ち手」「平手」の4種類に切り替え可能です。
それぞれ左右分付属します。
バックパックはKPS軸による接続です。
MGらしく、装着すれば見えなくなる部分にもモールドが刻まれています。
左右のスラスターは外側に引き出す事ができます。
こちらがスラスターの内部フレーム部分。
非常にメカニカルな見た目に仕上がっています。
胴体の側面パーツが前後に可動し、スラスターを動かす際に干渉しないような作りをしています。
このあたりは、さすが2021年クオリティのMGといったところ。
という事で、このように大きく折りたたむ事ができます。
バックパックをアップで。
色分けは優秀ですが、基部は前後はめ込み式のため合わせ目が出ます。
バックパック自体角度を変える事ができ、
スラスターの上下も大きく展開します。
ほとんど目立ちませんが、内部スラスターの黒いパーツには一部合わせ目が出ます。
腰部はフロントアーマーのみならず、リアアーマーも可動。
股関節(足付け根の穴)は前後に可動し、細かな動きをつける事ができます。
リアアーマー中央のパーツを展開させれば、76mm重突撃機銃をマウントする事ができます。
腰部サイドアーマーを外した状態がこちら。
裏側にもびっしりとモールドが刻まれており、基部も黒く色分けされています。
脚部は関節パーツを含め、合わせ目がありません。
ふくらはぎも細かく色分けされています。
開脚範囲は↑ぐらい。これ以上開くと、サイドアーマーが外れてしまう感じです。
足首パーツは、内部フレームの時点で細かく動く設計です。
つま先や前後の外装を動かす事ができます。
足裏に肉抜きはありません。また、フロントアーマーの裏側は黒の裏打ちパーツで色分け済みです。
股下にスタンド用のジョイントパーツを噛ませれば、アクションベース1と4に対応します。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
腰部サイドアーマーと脚部外側にはアタッチメント(ハードポイント)を搭載しており、ぐるぐるまわります。
腰部には重斬刀を、脚部にはパルデュス3連装短距離誘導弾発射筒をマウント可能です。
ガッチリと装着されるぞ!(>ω<)
また、腰部にはマガジンラックを取り付ける事もできます。
マガジンはすべて着脱可能で、76mm重突撃機銃のマガジンと交換可能。
ただ、マガジンは2パーツのモナカ構造のため全てに合わせ目が出ます。
モビルジン、出撃!
それでは武装を切り替えつつ、アクションポーズいってみます!
MMI-M8A3 76mm重突撃機銃は色分けされていますが、普通に合わせ目が出ます。
上のマガジンは、先程のマガジンラックのマガジンと同じものを取り付けます。
76mm重突撃機銃で攻撃!
やば、もうこれだけでかっこいいわ……。
ヒザを着き、手を添えて。
これ、ジンのファンにはたまらないMGに仕上がっているぞ……(*_*;)
動かしてみると、更にかっこよくなりました。
「生意気なんだよ、ナチュラルがモビルスーツなど!」
ジン、MA-M3 重斬刀を抜刀!
刃部分はシルバー成形色で、無塗装状態でもかなり見栄えがいいです。
ただ、こちらも一部合わせ目が出ます。
アクション!
武器持ち手は左手分もすべて付属するので、左手に76mm重突撃機銃を持たせる事もできます。
M68 パルデュス3連装短距離誘導弾発射筒で攻撃!
後方のグリップパーツを引き出せば、手に持たせる事もできます。
HGモビルジン(微加工済)と全身を比較。
HGモビルジンは、当時もののSEED HGの中ではかなりクオリティが上でした。
今回のMGモビルジンも、ハイマニューバやII型、タイプ インサージェントとかのバリエーション展開されるのかな……?
「ハイドロ応答無し。多元駆動システム停止。ええーい!」
MG モビルジンの感想
ということでMGモビルジンのご紹介でした。
ABS・ポリキャップ不使用で、MGザクウォーリア系のKPSフレームを使っているため高可動かつハイディテールなガンプラに仕上がっています。
頭部・二の腕・バックパック・武器類と、合わせ目はちょこちょことありますがパーツの合いが良いのでそこまでは目立たない印象です。
バックパック/スラスターまわりが細かく動くので、ハッタリの効いたポージングが得意です。惚れ惚れする姿で展示できるのが売りといったところ。
色分けも優秀なので、素組み派モデラーさんにもオススメだと思うよ……(*´ェ`*)
以上、「MG モビルジン」のガンプラレビューでした!