今回は「HG 量産型ザク+ビッグ・ガン(GUNDAM THUNDERBOLT Ver.)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム サンダーボルトに登場する、量産型ザクとビッグ・ガンのセットガンプラをご紹介。
2016年発売。
大型ランドセル装備のサンボル版ザクIIと、狙撃用武器ビッグ・ガンが付属。
ザク用の多彩な武装が付属するほか、ビッグ・ガンの脚部にはビスとナットが使用されていて安定性が確保されています。
という事で、HG 量産型ザク+ビッグ・ガン(GUNDAM THUNDERBOLT Ver.)をレビューしていきたいと思います!
HG 量産型ザク+ビッグ・ガン(GUNDAM THUNDERBOLT Ver.)
(GUNDAM THUNDERBOLT Ver.)のボックスアート。
2013年に「コミック調ボックスアートのガンダムサンダーボルト版」が発売されていますが、違いは成形色だけなので完全なカラバリ品になります。
今回のザクの方が、緑が少し暗めな色になっているぞ!
組み立て書は「サンボル版ザクII」と「ビッグ・ガン」の2枚が付属します。
本キットの注意点としては、ビッグ・ガンの組み立てにビスを使用するためドライバーが必須になる点です。
こちらがザクII分のシール。
こちらがビッグ・ガン用です。それぞれホイルシールとマーキングシールが付属します。
内容物がこちら。
「量産型ザク」「ビッグ・ガン」のほか、「ザク・マシンガン」「ザク・バズーカ」「ヒート・ホーク」が付属します。
多彩な手首パーツも同梱します。
※左右の「武器持ち手」「角度付き銃持ち手」、右の「銃持ち手」、左の「握り手」の計6つ
HG 量産型ザク(GUNDAM THUNDERBOLT Ver.)
まずはザクIIの方から見ていきます。
旧版より濃い目のグリーンになっていますが、成形色以外は変更無し。
リビング・デッド師団で運用されたザクIIらしく、シーリング処理された各関節部やヒザ装甲のショックアブソーバー、背部の大型ランドセルなどサンボル作品らしい特徴的なデザインで立体化されています。
横から。ランナーのフォーマットからしてサンダーボルト特有という事もあり、オリジン版や新HGUC版などとは違う印象を受けますね。
背部の大型ランドセルが重いため重心が後ろに寄りますが、↑のようにプロペラントタンクが接地し自立が安定します。接地性も良好です。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。手足はそこそこ広がりますが、腰を撚る動作は苦手です。
手足の関節は90度ほど曲がります。
今のガンプラ目線で見ると、可動域は標準ちょいマイナスといった感じです。
頭部をアップで。モノアイにはホイルシールを使いますが、凸モールドになっています。
動力パイプは軟質素材ではなく、通常のプラ材質です。
横、後ろから。画像では見えづらいですが、後頭部(動力パイプの接合部中央)には合わせ目が出ます。
底面のツマミを動かせば、モノアイが左右に動きます。
胴体をアップで。胸部に貼るジオンのマークがかっこいいです。
合わせ目も無く、肩接合部にはポリキャップ隠しにもなるパーツをかぶせます。
動力パイプは曲げてランドセルに接続しますが、軟質素材では無いので破損にはご注意を。折り目のへっこんだ部分は、結構折れやすいです。(実際折って接着した経験アリ)
肩は前後に可動します。
上から見た場合、左のショルダースパイクアーマーに合わせ目アリです。
右肩のL字シールドをアップで。
ボールジョイント接続により、柔軟に可動します。
左肩のショルダースパイクアーマーをアップで。
前後はめ込み式です。可動の妨げにならないよう、倒す事ができます。(画像右)
※倒した際は肩ブロックの合わせ目が露出
腕をアップで。「肩ブロック」「シーリング処理された関節部」「前腕部」に合わせ目が出ます。
シーリング処理された二の腕部分は、筒型パーツになっています。
大型ランドセル/サブアームをアップで。
細かなライトグレーやゴールドなどは、ホイルシールで色を補います。
サブアームは収納状態で固定なうえ、モナカ構造で合わせ目が出ます。
ヒート・ホークとザク・マシンガンは、ウェポンラックのようなパーツを使うことによりランドセル下部に取り付ける事ができます。
プロペラントタンクは2パーツモナカで、一直線に合わせ目が出ます。
↑の青枠部分のジョイントパーツを噛ませる事により、ザク・バズーカをマウントする事ができます。
脚部をアップで。モモ側面はモールド扱いで良さげですが、シーリング処理されたヒザ関節前後とふくらはぎ、側面の一部に合わせ目が出ます。
厳密に言えば(設定画準拠なら)↑青枠部分も合わせ目になるのですが、モールドに見えなくもないようなパーツ構造になっています。
足裏にはぐるりと肉抜きアリ。
股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。
リビング・デッド師団、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ザク・マシンガンから。グリップとハンドパーツ内の凹凸を合わせるようにして持たせるため、ガッチリと保持できます。
ザク・バズーカがこちら。
左右の銃持ち手が付属するので、それぞれどちらの腕にも持たせる事ができます。
サンダーボルト宙域に現れるザクII!
ザク・マシンガンで攻撃。
ザク・バズーカで。
撃ちまくるザク!
ザク・マシンガンのフォアグリップや照準は可動します。左の武器持ち手が付属するので、
両手で構える事ができます。
ザク・バズーカも然りです。
ヒート・ホークを装備!
アクション!
ビッグ・ガン
それではビッグ・ガンを見ていきます。
でかい上にモールドが細かく出来がいいですが、色分けは甘めで合わせ目の量も多いです。
横から。
バレルをアップで。
機関部の上にある大型ジェネレーターをアップで。
一部シールを使いますが、ご覧の通りモールドはめちゃめちゃ細かいです(*_*)
底面にも大型ジェネレーターを搭載しています。
機関部のセンサーをアップで。
一部シールですが、ここにはクリアレッドのパーツが使われています。
グリップ部分をアップで。
側面についているフォアグリップは、ある程度可動します。
機関部の右側。動力パイプは通常プラ素材で一体化されています。
脚部と先端のクランプは上下に可動します。
このあたりの関節はビスとナットが使われており、止めたい位置でピタっと止まってくれる優秀な作りをしています。
という事で、組み上げるのにはドライバーが必須な点はご注意を!
クランプとスラスターをアップで。
警戒色にシールを使うものの、ご覧のとおりアップで見ても造形が細かいです。
それでは、射撃体勢を再現してみるぞ!(>ω<)
ドドン。ビッグ・ガンをぶっ放すザクII!
横から。脚部を動かす事により高さを調節できるので、ザク以外のガンプラとも相性がいいと思います。
後ろから。
上から。
めちゃめちゃかっこいいです……。
ザクIIは単体版も発売されていますが、今から買うモデラーさんは是非とも今回のビッグ・ガンセットをオススメします……!(>ω<;)
サイコザクとの組み合わせ
↑の別売りHG 高機動型ザク サイコザクには、本キット対応のサブアーム(展開状態)が同梱します。
ということで、このパーツを移植すれば……
サブアームを展開し、武器を持たせた状態で展示できたりします。
HG高機動型ザク サイコザクとディスプレイ。
組み合わせて遊ぶことができるので、サイコザクとの同時買いもオススメだよ!
色々な作品のザクとディスプレイ。
HG 量産型ザク+ビッグ・ガン(GUNDAM THUNDERBOLT Ver.)の感想
ということでHG量産型ザク+ビッグ・ガン(GUNDAM THUNDERBOLT Ver.)のご紹介でした。
ザク本体はサンダーボルト作品らしい「シーリング処理された関節部」「大型ランドセル」が特徴的なのはもちろん、とにかくビッグ・ガンのインパクトがデカいガンプラになっていました。
ビッグ・ガンはアーム部分など合わせ目の量は多いのですが、造形自体は緻密にできています。また、ビスとナットを使うことによりアームの関節強度が調整でき、ちょうどいい位置で止まってくれるため、非常にストレスフリーかつポージングしやすいキットに仕上がっています。
ビッグ・ガンは単体販売されていないので、今からサンボルザクを買うならこのザクIIとのセット品一択で間違いないでしょう……(*_*)
以上、「HG 量産型ザク+ビッグ・ガン(GUNDAM THUNDERBOLT Ver.)」のガンプラレビューでした!