今回は「フルメカニクス 1/100 カラミティガンダム」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムSEEDに登場するカラミティガンダムの、1/100スケールFULL MECHANICSをご紹介。
2021年発売。
SEEDの新シリーズ第一弾として、完全新規造形にて立体化されています。
頭部・胴体・腰部をはじめ武器まわりにもスイングギミックが搭載されており、細かな表情付けが可能。
驚異的な色分けを実現したガンプラに仕上がっています。
という事で、1/100カラミティガンダムをレビューしていきたいと思います!
FULL MECHANICS 1/100 カラミティガンダム

ついに発売された1/100カラミティガンダム。
ご存知SEEDに登場した連合の機体で、第2期GAT-Xシリーズの砲撃戦仕様機となります。
いきなり余談になりますが、先週のRGウイングガンダムの時は朝店頭に行ったらサクっと買えたのに、カラミティは長蛇の列が出来ていました……(*_*;)

ホイルシールとマーキングシールがこちら。
ホイルシールでは主に頭部周りの色を補う事になりますが、今回のフルメカニクスは色分けが優秀す。腰部周りのダクト内部やふくらはぎのスラスターを部分塗装すれば、大体の色はカバーできます。

付属品一覧がこちら。
※「337mmプラズマサボット・バズーカ砲 トーデスブロック」「対ビームシールド/115mm 2連装衝角砲 ケーファー・ツヴァイ」「交換用手首パーツ(右手のバズーカ用)」「アクションベース用ジョイントパーツ」
余剰パーツは、頭部の内部フェイスパーツが1つだけ余ります。

そして完成したFULL MECHANICS 1/100 カラミティガンダムがこちら。
MGのようにフルフレーム構造ではありませんが、腕は完全なフレーム構造なうえMG並のパーツ数を誇っています。
RE/100シリーズに近い内容になっていますが、色分けは今回のシリーズが勝っているかもしれません。

ABSレス仕様で、KPS関節を使用しているため塗装派モデラーさんにも嬉しい仕様です。
また、ポリキャップも使われていません。各関節はKPS関節により、適度なキツさでバシッとポーズが決まります。このあたり最新ガンプラを感じる部分です。

後ろから見てもこの情報量です……(>ω<;)
それでは各部細かく見ていきます!

頭部から。ツインアイ部分には無色のクリアパーツが使われていますが、ここはシールで色を補います。
トサカ前後の細かなグリーンもシールですが、その他はパーツ分割により細かく色分けされているうえ3つのアンテナは全て別パーツになっています。

横、後ろから。合わせ目は段落ちモールド化されています。

胴体をアップで。このあたりにも合わせ目はありません。
使われているパーツ数もめちゃめちゃ多いです。

580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」をアップで。
このようにアップで見ても形状が細かく、レッド・ブルーだけではなくスキュラの砲口も色分け済みです。
胸部まわりのイエロー部はもちろん、網のようなエアインテーク部分もモールドが細かいうえ色分けされています。

上半身は左右に可動します。

ショルダーアーマーの色分けも優秀です。
特徴的な形状のスラスターも細かく可動します。また、内部はメカニカルに造形されており、作り込みがスゴイです。

前後のアーマーもある程度可動します。

また、肩は引き出しギミックが搭載されています。特に前方への可動に優れています。

腕部。こちらも、合わせ目が全てモールドのデザインになっています。
ちなみに、手首付近を引き出す事で上下にスイングできます。

腰部はフロント・サイドアーマーのみならず、リアアーマーも可動します。
このあたりはボールジョイント接続です。ダクト内部のスリット部はレッドで要塗装です。

前屈した際、胴体の左右方向の回転を妨げないようフロントスカートが手前に傾く連動可動ギミックを搭載しています。

更に、股間軸も下方向へスイングします。
今回のカラミティ、作り込みがマジで凄まじいです(*_*;)

ただ、ここは注意ポイントです。↑枠のジョイントパーツを介してアクションベースに展示するのですが、上半身が重いからか何度か落下する事がありました……w
ガチっとはまるわけではないので、破損にはご注意を!
各アーマー内部は裏打ちパーツにより色分けされており、モールド量が細かいです。

手足は大きく広がります。
足はもっと開脚するのですが、これ以上広げるとサイドアーマーが外れてしまう感じです。

手足は二重関節構造になっていて、90度以上大きく曲がります。
先程の股間軸のスイングギミックの恩恵もあり、ヒザ立ちは超得意です。

脚部をアップで。ふくらはぎのスラスターは多少上下に可動します。
スラスター内は要塗装ですが、基本的な色分けは良好です。

接地性は高いです。足裏に肉抜きはありません。

125mm2連装高エネルギー長射程ビーム砲「シュラーク」は上下に可動するほか、

ハの字に動かす事もできます。(反対のハの字も可能)
このあたりも、合わせ目が段落ちモールドになるデザインになっています。

砲口(左)と後ろ側(右)をアップで。
細かな色分けも優秀で、アップで見ても作り込みがスゴイです。

ここだけに限りませんが、全体的にモールド量が多くメカニカルな見た目を実現しています。
ここまで来ると、最近のMGにも引けを取らない出来ですね(*_*;)

背中とバックパックをアップで。
このように、見えにくいところにもモールドがビッシリと刻まれています。
ガッチリと装着でき、保持力が高いです。

背部のスラスターも地味に可動します。

「ウロチョロすんなよ!テメーら!」
カラミティガンダム、出撃!

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

337mmプラズマサボット・バズーカ砲「トーデスブロック」はグリップがスイングし、無理なく持たせる事ができます。
ちなみにトーデスブロック持ち手(交換指パーツ)は、右手分のみ付属します。

トーデスブロックで攻撃!

砲口などをアップで。一部に赤いシールを使います。

アクション!

ヒザを着いて射撃。

柔軟に可動するので、色々なポーズ付けができるぞ!

対ビームシールドは肘付近に取り付けるうえ、グリップをつかむ事でガッチリと保持できます。
グリップは可動式で、収納したり前後に動かす事ができます。

攻撃を防ぐカラミティ!

対ビームシールドに内蔵された115mm 2連装衝角砲「ケーファー・ツヴァイ」は、↑まで引き上げる事ができます。
銃口も開口されており、合わせ目もありません。

ケーファー・ツヴァイで攻撃!

「オラァ!次はどいつだ!!」

集中砲火!


フリーダムと交戦!
※「MG フリーダムガンダム Ver.2.0」



HG 1/144 カラミティガンダムと比較。
HG版はTV放送当時に発売された古いHG GUNDAM SEEDシリーズに属するガンプラですが、同シリーズの中では出来が秀逸でした。



同じフルメカニクスシリーズの1/100レイダーガンダムには、今回のカラミティを乗せることができるジョイントパーツが付属するぞ!

フォビドゥンガンダムも混ぜてディスプレイ。




本キットのリデコキット、FULL MECHANICS 1/100 エールカラミティガンダム(左)、FULL MECHANICS 1/100 ソードカラミティガンダム(右)と一緒にディスプレイ。
本キット以外は、プレミアム・バンダイ限定です。



FULL MECHANICS 1/100 カラミティガンダムの感想
ということで1/100 カラミティガンダムのご紹介でした。
SEEDシリーズのフルメカニクス第1弾として発売されたカラミティですが、色分け・可動・造形どれを取っても異常に出来がいいです。
そのまま組んでも高クオリティなカラミティが完成しますが、ABS/ポリキャップレス仕様なので塗装派モデラーさんにもオススメです。
弱点はアクションベース用のジョイントがガッチリ固定されないため、落下の恐れがある点。ここだけはご注意を。
個人的な感想ですが、ここ最近組んだガンプラの中ではトップクラスだと思います。それぐらい可動ギミックが多彩で、色分けに優れていました。
SEEDの機体ってバキバキにモールドが追加されたアレンジが似合いまくる気がするので、このシリーズの今後が楽しみで仕方がありません……(>ω<;)
※関節ランナーに「FM 1/100 GAT-FRAME」と表記されていたので、今後このランナーをベースにシリーズ展開されていくものと思われます
以上、「1/100 カラミティガンダム」のガンプラレビューでした!





























