今回はRG 1/144 フォースインパルスガンダムのガンプラレビューです。
RG版の1/144 フォースインパルスガンダムをご紹介。
2020年発売。
フォースインパルスはもちろん、1/144スケールながら「コアスプレンダー」「チェストフライヤー」「レッグフライヤー」「フォースシルエット」といった各形態が再現できます。
RGシリーズらしく、コアスプレンダーや胴体にはインサート成形が施されたアドバンスドMSジョイントを採用。
という事で、RGフォースインパルスガンダムをレビューしていきたいと思います!
RG 1/144 フォースインパルスガンダム
今回アドヴァンスドMSジョイントは、胴体内部とコアスブレンダーにしか使用しないという、現代風RG仕様になっています。
1/144シン・アスカのフィギュアがこちら。
MG版とは違い、今回付属するフィギュアは立ち姿のシン1体のみです。(MG版にはルナマリアや座っている状態のフィギュアも同梱)
コアスブレンダーがこちら。
1/144スケールながら、パーツ数多めで再現されています。
キャノピーは無色のクリアパーツが使われていて、開閉します。
下部にランディングギアを取り付ける事により、接地状態で展示可能。また、左右のウイング下部にはミサイルランチャーを取り付けることができます。
底面にスタンド用の3mm穴が開いているため、浮かせた状態で単体展示することができます。
こちらはチェストフライヤー。頭部を引っ込め、肩や腕部を折りたたんで再現します。
専用のスタンド用ジョイントパーツが付属し、こちらもスタンドに単体展示することができます。
突撃!
そしてこちらはレッグフライヤー。
股下に取り付ける専用のアクションベース用ジョイントパーツが付属します。
このレッグフライヤーのジョイントパーツは、フォースインパルス状態(MS時)でも使用することになります。(MS状態で使用する場合はアクションベース専用の取り付け方式になります)
シルエットフライヤー内部のパーツを引き出せば、フォースシルエットとドッキングすることができます。
シルエットフライヤー下部には、スタンド用の3mm穴が空いており浮かせて展示できます。
それではドッキングさせて、フォースインパルスを再現してみるぞ!(>ω<)
コアスブレンダーのミサイルランチャーを外し、機首や翼を折りたたんで
上半身と下半身の間に組み込みます。
あとはフォースシルエットを接続すれば、
RGフォースインパルスガンダムの完成です。
RG版の特徴としては、同じドッキングギミックを搭載しているMG版よりも上半身が分離しにくい点です。(ただ、触っていると外れることはアリ)
1/144スケールながら分離・合体ギミックを搭載しているのはもちろん、ご覧のようにRGらしい実機考証にもとづいたデザインとモールド量で再現されているのが特徴です。
……てかめっちゃかっこいいんですけどぉ(>ω<;)
後ろのフォースシルエットは重みがありますが、後方ウイングを接地させることにより自立が安定します。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は真横・それ以上大きく広がります。
特に上半身はチェストフライヤーへの変形ギミックを搭載しているというのもあり、肩を大きく上げることができます。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
真横を向くこともできます。
合体ギミックを搭載しているのに、上半身可動が優秀です。全体的に見て、可動域はかなり広い部類だと思います。
頭部をアップで。ツインアイやトサカ前後にはクリアパーツが採用されており、リアリスティックデカールを貼ることで光沢感のある色分けを実現しています。
アンテナはかなりシャープで、先端に安全フラッグはありません。かなり細いパーツになっているので、破損には要注意です。
横、後ろから。ご覧のように各ダクト部は開口されているうえ、モールドがめちゃめちゃ細かいです。
今回フェイスマスクのへの字スリットが開口されていない点は好みが分かれると思うのですが、個人的には無理に開口せずモールドで再現するのもかっこいいと思います。
RGらしく、胴体の色分けはすさまじいです。中央先端のライトブルー部や、細かなV字もパーツ分割により色分け済み。
ちなみに、胸部エアインテークのグレー部分にはアドバンスドMSジョイントが使われています。
コックピットハッチも開口します。ただMG版のように座っている状態のパイロットフィギュアは付属しません。
腕は大きく上がります。肩接続は↑右画像のように引き出しギミックを搭載していて、フレキシブルに可動します。
前腕部は、独立してロール回転します。
今回全身のフレームにアドバンスドMSジョイントが採用されていないので、従来HGを豪華にしたような関節フレームで構築されています。
※アドバンスドMSジョイントが採用されているのは胴体とコアスプレンダーのみ
腰部の色分けも完璧で、サイドアーマーのカバーを開けばフォールディングレイザー対装甲ナイフを取り出すことができます。(左右とも)
フォールディングレイザー対装甲ナイフは、折りたたんだ状態で収納します。
腰部リア側には、高エネルギービームライフルをマウント可能。照準センサーを折りたたんで取り付けます。
また、股下は↑のようになっていてグレーの裏打ちパーツが採用されモールド量もめちゃめちゃ多いです(*_*;)
どの角度から見ても隙のない作りをしていますね。↑枠のレッグフライヤー用ジョイントパーツを接続することにより、アクションベースに対応します。
ちなみに股間軸を展開させれば、脚部可動が大きく広がります。
この「脚部を取り付けてしまえば見えなくなるような部分」にも、モールドがびっしりと造形されているのがエグいです。
脚部をアップで。足を曲げた際は、動きと連動して膝アーマーが可動します。
露出したフレーム部分には、キラリと光るリアリスティックデカールを貼ります。
各部アップで。ヒザの小さな黄色いパーツは、別パーツで色分け済み。
ふくらはぎのスラスターは上下に可動するうえ、内部のスリットモールドがかなり細かいです。
このぐらい接写しても見た目がいいっていうのが恐ろしいですね……(*_*;)
アンクルガードは↑枠を接続するタイプで、着脱できる面白い構造です。
足裏に肉抜きはなく、色分け・モールド量ともに優秀です。
それではフォースシルエットを見ていきます。
上部にはヴァジュラビームサーベルが2本搭載されていて、基部はある程度動きます。
ウイングはパーツ分割により色分けされており、モールドもそれなりに入っています。
必要十分には可動しますが、MG版のように下へ折りたたむことはできません。
基部部分のハッチは開閉し、開けばバーニアが顔を出します。組み立て書に注意書きがありましたが、結構固くなっているので展開時の破損にはご注意を。
メインノズルはかなり細かく造形されており、上下にスイング可動します。
左右の赤いパーツまわりもスリット形状が細かく、色分けが優秀です。このあたりはさすがRGクオリティといったところ。
「シン・アスカ!出撃します!」
フォースインパルス、出撃!
↑では魂ステージの3mm軸スタンドで展示していますが、デフォルトだとアクションベース系が必須になる点はご注意を。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
機動防盾はグリップが可動し、手に持たせることができます。
一応グリップをつかまずとも、前腕部に接続させるので保持は可能です。
HGCE版では差し替えでしたが、RG版では差し替えなしでシールドを展開することができます。
ジャキン!
高エネルギービームライフルは、細かな赤い部分なども色分けされています。
持たせる場合は、専用の銃持ち手を使います。
「やってやるさ!ちきしょう!」
高エネルギービームライフルで攻撃!
「落ぉちろーっ!」
可動域が広いので、色々なパーツがガンガン決まります。
フォアグリップは可動式で、両手で構えることができます。
ヒザを着いて射撃。
インパルスって、ストライクとはまた違う魅力があるよね……。
フォースシルエット上部のヴァジュラビームサーベルは、着脱可能です。
↑枠のように、凹凸を合わせることによりガッチリと持たせることができます。
フォースインパルス、ヴァジュラビームサーベルを抜刀!
攻撃!
フォールディングレイザー対装甲ナイフを装備させてみます。
収納された状態では折りたたまれているので、刃部分を展開して持たせます。
こちらもヴァジュラビームサーベルと同様に、凹凸を合わせて保持させます。
「思い通りにさせるかぁ!」
HGCE 1/144 フォースインパルスガンダムと比較。
HGCE版は2016年発売で、今回のRG版の約4年前に発売されています。
頭部を比較。こうアップで見てみると、HGCE版はエッジが緩めに造形されていますね。
細かな色分けやエッジがたっている点は、RG版の勝利ポイントと言えそうです。
上半身を比較。RGは、胸部など細かなディテール表現が追加されています。
脚部を比較。こちらの色分けも言わずもがな、ですね。
フォースシルエットを比較。
HGCEとRGは顔付きや体型バランスをはじめ、デザイン自体結構異なっているので好みが分かれそうです。
MG 1/100版も混ぜ、色々なフォースインパルスガンダムでディスプレイ。
あなたはどのフォースインパルスがお好みかな……?
発売年が一番新しいというのもありますが、個人的にはやはり今回のRG版が好みかも。ただ、MG版はよりスタイリッシュ体型でデザインされていて劇中イメージに近いと思います。MG版もオススメだぞ!↓
RG 1/144 ソードインパルスガンダムと比較。
ソードインパルスはプレミアム・バンダイ限定で、本キットのリデコキットになります。
アップで比較。成形色のほか、付属するシルエットが変化しています。
劇場版 機動戦士ガンダムSEED FREEDOMに登場する、フォースインパルスガンダムSpecIIのRGと比較。
アップで比較。「ボックス」「組み立て書」「リアリスティックデカール」こそ違うものの、基本は成形色が変化しただけです。
色々なシン・アスカのフィギュアと一緒にディスプレイ。
一番でかいエクセレントモデルRAHDXのシン・アスカフィギュアは何気に限定品なので、ゲットしたい場合は中古で探してみるのがオススメだぞ!
「俺…ステラを守るって、決めたんだ…!」
RG 1/144 フォースインパルスガンダムの感想
ということでRGフォースインパルスガンダムのご紹介でした。
ドッキングギミックを1/144スケールで再現しながら、「優秀な色分け」「細かなディテール」「広い可動域」を実現した、RGシリーズの名キットで間違いないでしょう……(*_*)
アドバンスドMSジョイントが使われている部分は「胴体」「コアスプレンダー」のみで、最低限にしか使われていません。そのため動かしやすく、ストレスのないガンプラ構造なのもポイント高いです。(とか言っちゃうといままでのMSジョイント否定になっちゃいますが……(*ノェノ;))
今回のように2020年発売あたりのRG以降は不満点の少ないものが多いので、フォースインパルスファンの方は安心して購入できるガンプラだと思いますぞ。
ただもちろんパーツ数が多く難解なRGシリーズなので、初心者モデラーさんは組むのがキツいかもしれません。心配な場合はHGCE版をチョイスするのがいいかもしれません。
以上、RG 1/144 フォースインパルスガンダムのレビューでした。