今回は「HGジム(モロッコ戦線仕様)」のガンプラレビューです。
映画作品「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」より、カサブランカの町に登場するRGM-79ジムのモロッコ戦線仕様をご紹介。
2023年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
スレッガージムとは異なる「頭部」「胸部」「肩部」などが付属。
オレンジとベージュっぽいライトグレーを主体とした特徴的な成形色で再現されているほか、劇中でも描かれている「機体識別のナンバーマーク」「オリジナルデザインのコーションマーク」を含む新規水転写式デカールも付属します。
ということで、HGジム(モロッコ戦線仕様)をレビューしていきたいと思います!
HG 1/144 ジム (モロッコ戦線仕様)
カサブランカの町に登場する、RGM-79 ジム(モロッコ戦線仕様)さん。
ガンプラ的にはオリジンのHGジム系ランナーを使った内容で、主に成形色がオレンジを主体としたカラーリングになり「頭部」「胸部」「肩部」がモロッコ戦線仕様の形状で再現されているのが特徴です。
ホイルシールのほか、モロッコ戦線仕様専用の水転写デカールが付属するぞ!(>ω<)
このあたりは、さすがプレバン品といったところ。
余剰パーツは、これだけです。
手首付近のパーツが余るので、組み替えれば両腕を「ガトリング有り」「ガトリング無し」に切り替えることも可能。
ジムらしくランドセルのビーム・サーベルは1本しか使わないので、1本は余剰になります。
そして完成したHG 1/144 ジム(モロッコ戦線仕様)がこちら。
ところどころオレンジの成形色になっていて、装甲色のホワイトは少しベージュがかったくすんだ色で再現されているのが特徴です。
今回はオリジン系のHGシリーズということで、昔ながらのポリキャップを組み込む構造になっているのも特徴です。
1/144スケールながらモールドが多く、情報量の多い見た目です(*_*)
ハンドパーツの甲は少し外れやすいものの、他は不満点のないクオリティで立体化されています。
背部左側に、ショルダー・キャノンを搭載しているのも特徴の一つ。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がります。特に、腕を上げる動作に長けています。
手足の関節は大きく曲がり、上半身が前後左右と柔軟に動くためめちゃめちゃキレイにヒザ立ち可能です。
真横を向くこともできます。また、オリジンのHGジム系らしく、↑画像右のように上半身を大きく前に折りたたむことができます。
自立性・接地性も優秀なため、可動域に関してはHGの中でもトップクラスです。
頭部をアップで。メインカメラには、クリアグリーンのパーツが使用されています。
スレッガー搭乗機との比較は後半でしますが、口部分の形状が異なっているのが特徴です。
頭部は前後はめ込み式ですが、合わせ目は段のようになっています。
ただ、設定画を確認したところモールドはなかったので、厳密には合わせ目判定になるかもしれません。
胴体をアップで。胸部形状がスレッガー搭乗機とは異なります。
肩部グレーのパーツも然り。
肩はボールジョイント接続で、前後に動きます。
左腕の手首付近には、ガトリング砲を装備。
二の腕から下は、ロール回転します。ヒジ関節左右の丸い部分は、内側グレーにシールを使います。
右腕はガトリング砲を装備していませんが、
余剰パーツを使えば両腕ガトリング仕様にすることもできます。(両腕ガトリング無しも可能)
背部は、右側にビーム・サーベルを。左側に、ショルダー・キャノンを装備しています。
ショルダー・キャノンは、前方へ可動。
腰部をアップで。中央のV字イエローは、内部からパーツが露出する形で色分けされています。
足の付け根軸は前後にスイング可動。底面には、スタンド用の3mm穴が空いています。
モールド量多めの脚部。ふくらはぎのパーツは、開閉します。
しっかりと中のバーニアも再現されているよ……(*´ェ`*)
足を曲げた際に露出する関節フレームに、合わせ目はありません。ただ、左右の丸い部分グレーはシールです。
足裏に肉抜きはありません。つま先とカカト側のパーツが分離していて、細やかな動きをつけることができます。
モロッコ戦線仕様のジム、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ビーム・ライフルがこちら。スコープとフォアグリップは可動式です。
銃持ち手は、しっかりと左右分付属します。
シールドは、スレッガー搭乗機の色違いです。グリップを持たせて前腕部側面と接続。前後にスライド可動します。
ビーム・ライフルで攻撃!
ジム、降下!
うむ。相変わらず良く動くな……!(>ω<)
ヒザを着いて射撃。
いい感じ……。
フォアグリップを引き出し、両手で構えることができます。
わたしのやり方が悪いだけかもしれませんが、ちょっと無理やり感は出ました。
ビーム・ライフルは、腰部リアアーマーにマウント可能です。
ライフル側のツマミを引き出して接続します。
シールドも、背部にマウントできます。
ただ、取り付ける場合ショルダー・キャノンは外すことになります。
前期型のビーム・スプレーガンも付属します。
2パーツモナカ+先端パーツの、計3パーツ構造です。
二丁持ちでパシャリ。
ガトリング砲で攻撃!
ジム、ビーム・サーベルを抜刀!
アクション!
余剰パーツを使い、二刀流でパシャリ。
HG 1/144 ジム(スレッガー搭乗機)と比較。ともに、プレミアム・バンダイ限定品です。
共通部分は多いのですが、まずはパッと見で成形色が変化しているのが見て取れます。
アップで比較。よく見ると、口の突起部分の大きさが変化しています。
胸部まわりのパーツも、異なる形状です。
肩部は、グレーのパーツが変化。
背部は、左側にショルダー・キャノンが追加されています。ここが一番変化がでかいかもしれませんが、「頭部」「胸部」「肩部」も変化している感じです。
スレッガー搭乗機の方は↓のレビューでどうぞ。
HG 1/144 ジム (モロッコ戦線仕様)の感想
ということでモロッコ戦線仕様のジムのご紹介でした。
相変わらずのオリジンジム系HGクオリティに仕上がっていて、高可動かつモールド量多めの姿で再現されています。
関節部の丸い部分にシールを多用するものの、全体的に見て色分けは良好な部類に入ると思います。
スレッガー搭乗機と共通部分は多いものの、頭部・胸部・肩部と細かなところが異なっているのと、ショルダー・キャノンが付属するのがセールスポイントで間違いないです。
オリジン系のHGジムはどれも当たりキットだと思うので、今回のモロッコ戦線仕様も誰にでもオススメなガンプラに仕上がっていると思います。
以上、「HG 1/144 ジム (モロッコ戦線仕様)」のガンプラレビューでした!