今回は「1/1 ガンプラくんDXセット(ランナーVer.再現パーツ付き)」のガンプラレビューです。
ガンダムチャンネルに登場する未確認規格ランナー、ガンプラくんの1/1 DXセットをご紹介。
2023年発売。
選択式で、通常時とランナーVer.でのディスプレイが可能です。
素材には「多色成形によるLIMIX素材」が採用されていて、環境配慮とプラモデルの楽しさを両立した商品に仕上がっています。
ということで、1/1 ガンプラくんDXセットをレビューしていきたいと思います!
1/1 ガンプラくんDXセット
変わり種のランプラ、1/1 ガンプラくんDXセットのボックスアート。
今回はいつものプラ材質ではなく、石灰石を主原料とする日本初の新素材LIMEXが使われているのが特徴です。
CO2排出量を削減できる環境配慮型の素材として国内外から注目を集める素材になっているのですが、注意点もあるのでそのあたりも解説していきますね(>ω<)
ボックス全体図はこんな感じで、お値段は1,100円(税10%込)。
HGUCシリーズを意識したデザインになっていて、思ったより箱の厚みがあります。
今回は通常時とは別に、選択式でガンダムチャンネルに登場するランナーVer.で展示できるのが売りになっているよ……(*´ェ`*)
組み立て書は片面カラーのものが1枚付属。
ホイルシールは、ツインアイのフチに貼る黒のみです。
早速組み立てていきます。シールを使うのは↑部のみで、ツインアイとバルカンのイエロー、その他のレッド部はパーツ分割により色分けされています。
ガチャコン、頭部完成。組んでいてまず感じるのは、素材のさわり心地がいつもとは違う点です。
少し語弊がある言い方かもしれませんが、少し柔らかさを感じる「硬いポリキャップ」のようなさわり心地です。
組み立て書によると、塗装をする場合は「水性塗料以外のプラモデル専用塗料」の使用がオススメとのこと。また、ランナーVer.で使用することになるAランナー部分への塗装は、新素材の特性上オススメできないとのことです。(Aランナーについては後述)
どんどん組んでいきます。
少ないパーツ数ながら色分けが優秀で、合わせ目が出るところはあるもののサクサクと組み上がります。
各部位はボールジョイント接続で、ランドセルのみ軸接続になる感じ。
各部位を接続。
今回は可動モデルには向いておらず、あくまでディスプレイモデルとして固定ポーズで楽しんでくださいとのこと。
底面には穴が空いていて、ディスプレイ用台座も付属します。
新素材だからか、台座は真っ直ぐではなく少し曲がっていました。(個体差の可能性アリ)
そしてディスプレイ用台座に乗せた1/1 ガンプラくんがこちら。
ご覧のとおり、武装以外の色分けは優秀です。特に腰部中央のレッドとヘリウムコア(腰部左右の四角い部分)のイエローが内部から露出する形で色分けされているのがいい感じです……(*´ェ`*)
カワイイ……。パーツ数はかなり少ないので、一瞬で組み上がりました。
今までガンプラを組んだことがない方やお子さんでも、迷うところなくソッコーで組み上がると思います。
武器は、ビーム・ライフルとビーム・サーベルが1つずつ付属。
ともに、シンプルな1色1パーツ成形です。
シールドも1色1パーツ成形で、二の腕に引っ掛けるようにして持たせます。
今回はディスプレイ推奨モデルということでほとんど動きませんが、一応腕は前後に可動します。
頭部も然り。
ライフル+ビームサーベルを持たせてパシャリ。
それでは今回の売り、ランナーVer.で展示してみます。
まずは各部位を分解。
Aランナーがこちら。組み立て書に書いてあった、塗装は推奨できない新素材のランナー部分です。
↑枠部を切り離すことにより、ランナーVer.で展示することができます。ランナーの中にランナーが配置されているため、間違って中の方をカットしないよう要注意なポイントです(>ω<)
頭部に↑枠パーツを取り付け、各部位をランナーに取り付けていきます。
こんな感じで。結構簡単にはめこむことができます。
腕部と脚部もこんな感じで取り付けます。
ゲートが繋がっているような見た目になるのが面白いです。
先程の台座にランナーVer.用のパーツと武器類を取り付け、
このように支える用の台として利用します。
これでランナーVer.の完成です。
横から。
組む前は通常時Ver.で展示しようと思っていたのですが、こちらの方が気に入ってしまいました……(*ノェノ)
色々なSD系RX-78-2ガンダムとディスプレイ。
左から「BB戦士200」「EXスタンダード」「クロスシルエット(CSフレーム時)」「クロスシルエット(SDフレーム時)」「BB戦士329」
「ボクの名前はガンプラくん!」
1/1 ガンプラくんDXセットの感想
ということで1/1 ガンプラくんDXセットのご紹介でした。
パーツ数が少ないわりに色分けがよく、選択式でランナーVer.で飾ることもできるため満足度の高いガンプラに仕上がっています。
ただ、注意点はアリ。
組み立て書に記載の文章:本商品で使用しているLIMEXは、プラスチック素材削減を主とする「環境配慮」を目的とした新素材です。その為、通常のプラスチックより部品が破損しやすくなっております。
↑と記載があったのですが、わたしは気付かずいつものSD系やHGなどを触る感覚で力を入れてしまい、ランナーVer.へ切り替える際に肩を外したらボール軸部分がポッキリいってしまいましたw(>ω<;)
特に力を入れたつもりではなかったのですが、いつものガンプラ感覚で力をいれると破損する率が高いと思われます。一応瞬間接着剤で簡単に治ったので、瞬着で簡単にリペアできる素材ではありました。
それと、ランナーVer.で使うAランナーは塗装には向いていないとも書かれているので、塗装派モデラーさんはそのあたりご注意を。
この素材を使ってのHG化やMG化はまだまだ道半ばのようですが、環境配慮を目的とした新素材で作られているのは新しい試みだと思うので、今後のさらなる進化に期待したいです。
ということで、総評的には「出来はいいけど破損にご注意」といった感じのガンプラでした!
以上、「1/1 ガンプラくんDXセット」のガンプラレビューでした!