今回は「HGUC ブルーディスティニー3号機“EXAM”」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダム THE BLUE DESTINYに登場し、ユウ・カジマが搭乗するブルーディスティニー3号機のEXAM版をご紹介。
2018年発売。
「EXAMシステム起動状態」が選択式で再現できるほか、3号機特有の大型シールドやジム・ドミナンスが使用する二連ビーム・ライフルが付属します。
という事で、HGUCブルーディスティニー3号機”EXAM”を旧HGUC82版との比較画像などを含めてレビューしていきたいと思います!
HGUC ブルーディスティニー3号機”EXAM”

ブルーディスティニー3号機”EXAM”版のボックスアート。
後ろから「ビーム・サーベルを構えて突っ込んでくる2号機」も描かれていてメチャクチャかっこいいです……(*´ェ`*)
ガンプラ的には先に発売されたHGUCブルーディスティニー1号機”EXAM”(および2号機EXAM)の色替えランナーを使用しつつ、3号機特有のシールドやジム・ドミナンスの二連ビーム・ライフルが同梱する内容になっています。

ホイルシールとマーキングシールは、3号機特有のものに変化しています。
ツインアイとトサカのセンサー部は「通常時(グリーン)」「EXAMシステム起動時(レッド)」の2種類が付属。
その他、細かな部分の色を補うものが付属します。

こちらが今回の新規造形、2連ビーム砲とシールドです。
……バンダイさん、もしかして今後HGUCジム・ドミナンスも発売するのかな?

ちなみに余剰パーツとして、手首パーツが3つ余ります。
ただ甲パーツは入っていないのでご注意を。

そして完成したHGUCブルーディスティニー3号機”EXAM”がこちら。
1、2号機と違い全然ブルーじゃないやんけ的な、白を基調とした3号機カラーでまとめられています。共通部分の多い陸戦型ガンダムと少し似ている外観になっているのが特徴です。

旧HG版と比べ、肉付きのよいマッシブな体型になりました。
素材的にもABSは使われていないため、塗装派モデラーさんにも嬉しい仕様にアップデートされています。

それでは各部細かく見ていきます!

可動域から。手足の関節は90度以上大きく曲がり、上半身が柔軟に動くためキレイにヒザ立ち可能です。
手足も大きく広がります。

真横を向く事はできませんが、腰はここまで撚る事ができます。

頭部のメインカメラは、「通常時」「EXAMシステム起動時」の2つが付属します。
※クリアグリーンとクリアレッドのパーツが2種類付属し、選択式
クリアパーツの上からシールを貼るのですが、塗装派モデラーさんはクリアパーツをいかす事ができるので嬉しい仕様です。

頭部は前後はめ込み式です。

胴体も前後はめ込み式で「側面一部」に合わせ目が出ますが、ほとんど目立ちません。
上側と脇の下は段落ちモールド化されています。脇の下は設定画でもモールドになっている部分なので、処理しなくてOKです。

胸部バルカン砲は別パーツ化されており、グレーで色分け済み。
中央の黄色い▽部分はホイルシールで色を補います。

右肩には連邦軍のマーキング、

左肩には「03」のマーキングシールを貼ります。

肩の内部パーツを引き出せば、EXAMシステム起動状態が再現できます。

腕は、前腕部の左右に合わせ目が出ます。

肩の上方向への可動に優れていますが、ショルダーアーマー上部には合わせ目有りです。

腰部は一部シールを使いものの、旧HG版より色分けが向上しています。

脚部は「基部の一部」「側面」「アンクルガード」に合わせ目あり。

ヒザのイエロー部はシールです。
ブルーディスティニー系ランナーの宿命ですが、接地性はそこまで良くありません。

足裏には大きな肉抜きがあります。埋めづらい配置になっているのが残念ポイントです。
股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。

バックパックは、地上用の上に宇宙用バックパックをかぶせる形で再現します。
スラスター部の白い部分は、角張った面にシールを貼るため塗装推奨部分です。
また、バックパックと本体の接続強度は弱く、ポロリしやすいです。

地上用の場合は、差し替えによりEXAMシステム起動状態が再現できます。

ブルーディスティニー3号機、出撃!

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

ビーム・ライフルは、2号機”EXAM”の色替えです。
08小隊の「カレンのジム頭」も装備していたビーム・ライフルのデザインです。

本キットの弱点ですが、他のEXAM系と同様にトリガーガードが省略されている点です。
また、銃持ち手も同梱しないため簡素な出来になっています。気になるモデラーさんはHGUCガンダムEz-8などから移植するのがオススメかもしれません。

シールドは、3号機特有の角ばった大型シールドを装備しています。
表面に貼る連邦軍のマーキングシールが付属します。

ビーム・ライフルで攻撃!

フォアグリップは可動し、両手で構えることができます。

ヤバイめっちゃかっこいい(*_*;)

定番の100mmマシンガンも付属します。
こちらもトリガーガードの造形が省略されています。

ストックが後方へ可動するほか、

フォアグリップによる両手持ちも可能です。

ビーム・サーベルは1号機から3号機共通で、脚部側面の外装の中に収納されています。

ビーム・サーベルを抜刀!
ビームエフェクトパーツは長めのものが2本付属します。

攻撃!


かっこいいですね……!(>ω<;)

二刀流でパシャリ。

「その傲慢さを償え!」

そしてこちらが今回の売りの一つ、ジム・ドミナンスの二連ビーム砲。
シールドと同じく、新規造形です。

手に持たせたあと、前腕部側面に接続固定させます。
ガッチリと保持できるぞ!(>ω<)


撃ちまくるユウ・カジマ!

二連ビーム砲は、シールドと連結する事ができます。

2連ビーム砲の方に接続用の穴が2つ空いており、上下好きな位置にシールドを装着できます。

アクション!

ニムバス・シュターゼンが駆る、ブルーディスティニー2号機(EXAM版)とディスプレイ。

「すべてのものに裁きを。それがEXAMの力だ!」

「人類は…EXAMとはなり得ない!」

2007年発売の、旧HG版(HGUC82ブルーディスティニー3号機/左)と比較してみます。
今回のEXAM版は2018年発売という事で、11年ぶりにリニューアルされました。

スタイルはもちろん、成形色も微妙に変化しています。

頭部を比較。

一番の違いは、今回のEXAM版には二連ビーム砲が付属する点です。
本体の色分けも向上しているのが見て取れますね。

ただ、ビーム・ライフルは劣化しているためご注意を。
ここと足裏に肉抜きが無い点は、旧HG版の勝利ポイントです。



EXAM版の1号機、2号機と比較。




HGUC ブルーディスティニー3号機”EXAM”の感想
という事でHGUCブルーディスティニー3号機”EXAM”のご紹介でした。
本体に関しては2号機EXAMの完全な色替えですが、新規造形として3号機特有の武装が付属するのが特徴となります。
ライフル問題や足裏の肉抜き、接地性が少しだけ悪いのが弱点と言えそうですが、全体的に見て最新ガンプラを感じる色分け・可動・プロポーションで立体化されています。
シールについては付属のマーキングシールでも十分だと思いますが、近くで見るとフチは目立つのでこれから組むモデラーさんはガンダムデカール THE BLUE DESTINY汎用1を使うのも手だと思いますぞ。
以上、「HGUC ブルーディスティニー3号機 EXAM」のガンプラレビューでした!



















