今回は「RG MS-06R-1A エリック・マンスフィールド専用ザクII」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムMSVより、エリック・マンスフィールド専用ザクIIのRG版をご紹介。
2019年発売。
エリック機の特徴である頭部ブレードアンテナが新規造形で再現されているほか、特徴的な機体カラーが成形色で再現されています。
部隊マークなど、新規デザインのリアリスティックデカールも付属。
ということで、RGエリック・マンスフィールド専用ザクIIをレビューしていきたいと思います!
RG 1/144 エリック・マンスフィールド専用ザクII
-ジオン本国のエース リアルグレードで登場-
ということでRG版のエリックザクですが、RGシリーズの高機動型ザクII系ランナーを使用しつつ、ブレードアンテナが新規で付属する内容になっています。口まわりの色を補うリアリスティックデカールも今回の売りとなりますが、何気に新規造形部分はそこまで多くなかったりします。
組み立て書は白黒ではなく、一部カラーページのものが付属します。
まずは「エリック・マンスフィールド専用ザクIIとは何ぞや?」と思われる方も多いと思うので、まずは設定からおさらいしてみますぞ(*_*)
新規デザインのリアリスティックデカールがこちら。
本体の新規部分は少ないので、むしろこのデカールが本キットの売りと言えるかもしれません(*_*)
1/144パイロットフィギュアがこちら。
かなりの余剰パーツが出ます。この中で使えるのは、ブレードアンテナ付きのヘルメットパーツぐらいでしょうか。
動力パイプのパーツは、いくつか予備として使えます。
そして完成したRG 1/144 エリック・マンスフィールド専用ザクIIがこちら。
特徴的な成形色は、グレーの低彩度迷彩のパーソナルカラーで再現されています。
基本2010年発売のRGシリーズザクベースとなるため、後発されたオリジン系HGザクと比べると、古さは拭えない内容になっている点はご注意を。
ただ、ご覧のように高密度なパーツ構造で再現されているため、見た目自体は非常に良くできています……(*´ェ`*)
後ろから見ると、大型のバックパックや特徴的な脚部の色分け・ディテールが凄まじいです……。
それでは各部細かく見ていきます!
頭部をアップで。モノアイレールは無色のクリアパーツが使われています。
また、↑画像を見ていただけるとおわかりのとおり、ブレードアンテナに貼るリアリスティックデカールはソッコーで剥がれてくるため何かしらの方法で接着推奨ですw(>ω<)
※何度指で押さえつけても数十秒後には剥がれてくるので、申し訳ないですが今回はこの状態でレビューを続けますw
エリック機の特徴である、口周辺の黒いカラーリングはデカールで色を補います。このあたりは部分塗装しちゃった方が良さそうですね。
左後方のブレードアンテナが、新規造形部分です。
頭部・腰部・脚部に使う動力パイプは、今回も↑のようにパーツをランナーから外す前に組み込みながら作るという、面白い作り方になっています。
顔を左右に振ると、モノアイが連動して可動します。
モノアイ自体は無色のクリアパーツで、ピンクのシールを貼る仕様です。
肩部や胸部をアップで。
ある意味、このあたりのリアリスティックデカールが本キット最大の売りポイントかもしれません。
コクピットハッチは、↑に上がります。
ただ、中に乗せるパイロットのフィギュアは同梱しません。
相変わらず高密度なパーツで構成される、L字シールドをアップで。
このあたりにもデカールを貼りますが、注意点があったのでそのあたりは後述しますね。
左肩のショルダースパイクアーマーをアップで。
赤いラインは、もちろんリアリスティックデカールを使います。
腕部。今回も一部、金属的な表現を再現できるデカールが付属します。
ハンドパーツは「握り手」「武器持ち手」「平手」「指可動タイプの手」4種類が、左右分計8つ付属します。
腰部アーマーは、内側にも細かなパーツが使われています。
↑枠のパーツを底面に取り付ければ、アクションベース2に対応します。
R-1A型の脚部をアップで。このあたり、これでもか!と細かくパーツ分割されていてめちゃめちゃ見た目がいいです(>ω<)
足を曲げると、一部装甲がスライド展開するように可動します。
もちろん、足裏に肉抜きはありません。
巨大ランドセルをパシャリ。
ちなみに高機動型は、ジオンの熟練パイロットの間で「連邦軍の戦艦を沈めるよりもRタイプを手に入れるほうが難しい」と言われているそうです。(総生産数は80機程)
エリック・マンスフィールド専用ザクII、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ザク・マシンガンから。武装は基本、ジオンの定番武器が同梱します。
ザク・マシンガンを撃ちまくるエリックザク!
……動かすと更にかっこよくなった(*_*;)
ただ各部結構ポロリするため、このあたりは初期RGの弱点を引き継いでしまっている感じです。
やはり高機動型は、後ろから見ても美しいのがポイント高いですね……。
ザク・マシンガンのフォアグリップは可動します。
両手で構えるエリックザクの図。
ザク・マシンガンのドラムマガジンは着脱でき、腰部リアスカートかサイドスカートにマウントできます。
ザク・バズーカも付属します。
こちらはグリップ部を引き出すことができないので、少し持たせづらいです。
ジャイアント・バズは、スコープが展開します。
アップで。一部クリアパーツが使われています。
また、こちらはグリップを引き出すことができるため持たせやすいです。
ジャイアント・バズをぶっ放すエリック・マンスフィールド専用ザクII!
こちらも、フォアグリップが可動します。
バズーカ2丁持ちでパシャリ。
ジャイアント・バズの方は、グリップに突起がある都合上左手に持たせることはできません。
ヒート・ホークを装備!
突撃するエリックザク!
ヒート・ホークは、ザク・マシンガンのドラムマガジンと同様に腰部サイドスカートかリアスカートにマウント可能です。
小さなジョイントパーツを使ってマウントするのですが、非常になくしやすいためご注意を。
バズーカどちらかと「ザク・マシンガン」「ヒート・ホーク」は、マウントパーツを使うことによりまとめてL字シールドに装着できます。
ただここが注意ポイントで、エリック機の場合この方法で装着させるとL字シールドに貼ったシールが剥がれて汚くなってしまいます。本キットの場合、このマウント方法はやらない方が無難なので、ご注意ください(>ω<)(実際取り付けたらシールが汚くなってしまいショックを受けました←人柱)
RGの高機動型ザクバリエーションでディスプレイ。
※左から「黒い三連星専用」「ジョニー・ライデン専用」「シン・マツナガ専用」「本キット」
頭部を比較。今回のエリック機が、独特なデザインをしています。
胴体を比較。
ショルダースパイクアーマーを比較。ライデン機だけ、トンガリ具合いが大きいです。
脚部を比較。
RG 1/144 エリック・マンスフィールド専用ザクIIの感想
ということでRGエリック・マンスフィールド専用ザクIIのご紹介でした。
元がRG初期の2010年ベースのRGザク系ランナーを使用しているため、今のガンプラ目線で見ると正直弱点は多いと思います。
動かしているとパーツのポロリが激しいのと、上半身が外れて落下し、アンテナが破損しそうになりヒヤヒヤしました……w
それと最後に解説した「武装をまとめてシールドにマウントするとリアリスティックデカールが剥がれる問題」など注意点もあり。
しばらく再販されていないためかなりプレミア化しているようですが、新規造形がそれほど多くないためそこまでお得なプレバン品ではないかもしれません。
ただ、パーツがめちゃめちゃ多いうえ「ここまでパーツ分割で色分けするのか……」と感心してしまうRGザク特有の密度感は、さすがといったところ。固定ポーズで飾ってニマニマ眺める系のキットだと思うので、エリックザク好きにはオススメです。
ちなみに同じプレバン限定にはなりますが、MG版も発売されているので好きな方をチョイスするといいと思いますぞ↓
以上、「RG 1/144 エリック・マンスフィールド専用ザクII」のガンプラレビューでした!