今回は「RG MS-06R-1A 黒い三連星専用ザクII」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムMSVより、黒い三連星が駆るR-1A型高機動型ザクIIのRG版をご紹介。
2018年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
RGのザク系ランナーを使用しつつ、特徴的なカラーリングと機体形状が再現されています。
ということで、RG黒い三連星専用ザクIIをレビューしていきたいと思います!
RG 1/144 MS-06R-1A 黒い三連星専用ザクII

RG版の黒い三連星専用高機動型ザクII(R-1A型)。
頭部とデカールにより、ガイア・オルテガ・マッシュ機が再現できます。今回はオリジン版のように3体の本体仕様が違うといったことはないので、頭頂部パーツの切り替えとデカールで差をつける感じです。

リアリスティックデカールがこちら。
ガイア、オルテガ、マッシュそれぞれのマーキングを収録した、新規のものが付属します。
ちなみにガイア機を再現するなら「03」、オルテガ機は「06」、マッシュ機は「02」をチョイスする感じになります。

1/144パイロットフィギュアがこちら。

いくつか余剰パーツが出ますが、使えそうなパーツはあまりありません。

そして完成したRG 1/144 黒い三連星専用ザクIIがこちら。
今回はツノ有り頭部と「03」のデカールを使い、ガイア機で組んでみました。
黒い三連星らしい、特徴的な漆黒の成形色で立体化されています。

骨格フレームには、初期RGザクのアドヴァンスドMSジョイントが使われているため、今のガンプラ目線で見るとぶっちゃけそこまでクオリティが高くありませんw
というのもこのジョイント、動かしていると腰回りアーマーのポロリ率が高いうえ、上半身や肩関節の接続強度が弱いので少しフニャついてしまう弱点があります。

逆に、この高密度かつ徹底的に色分けされた状態がパチ組みで組めてしまうので、見た目特化なガンプラに仕上がっているのは間違いないでしょう……(*_*)
それでは各部細かく見ていきます!

頭部をアップで。モノアイガードには無色のクリアパーツが採用されています。

顔を左右に振ると、モノアイが連動して可動します。

オルテガ/マッシュ機用の、ツノ無しパーツも付属します。
また、余剰パーツとして異なるタイプのブレードアンテナも同梱。

胴体をアップで。動力パイプ部は全てのパーツが分離されていて、1/144スケールとは思えない密度感を誇っています。

コクピットハッチは開閉するぞ!

右肩のL字シールドをアップで。
このあたりのリアリスティックデカールがめちゃかっこいいです。

左腕をアップで。左肩はおなじみショルダースパイクアーマーになっていて、可動します。

特徴的なバックパックをアップで。
このあたりのパーツ分割構造が優秀で、下部バーニアはボールジョイント接続により可動します。

腰部をアップで。このあたりのアーマー(特にフロント側)がポロリしやすいのが弱点といったところ。

↑枠のジョイントパーツを噛ませれば、アクションベース系に対応します。
最近だと3mm穴がついているものもありますが、今回は□穴のみです。

ボリューミーな脚部がこちら。
全身の中でも、このあたりのパーツ密度が特に高いです。

もちろん、足裏に肉抜きはありません。

黒い三連星専用高機動型ザクII、出撃!
ハンドパーツは「握り手」「平手」「武器持ち手」「指可動タイプの手」の4種類が、左右分計8つ同梱します。

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

ザク・マシンガンがこちら。
グリップ部と手の平内部の凹凸を合わせて持たせるため、ガッチリと保持できます。

攻撃!

フォアグリップは可動し、両手で構えることができます。

また、ドラムマガジンを外して腰部アーマーにマウントすることができます。
意外と言っては失礼ですが、ガッチリとマウントできました(*ノェノ)

ザク・バズーカも付属しますが、グリップを引き出すことができないので少し持たせ辛いです。

バズーカをぶっ放す三連星ザク!

こちらも、フォアグリップが可動します。

ジャイアント・バズは、グリップを引き出すことができるので持たせやすいです。
ただ、グリップについている凸ピンが右側面についている影響で、左手に持たせることはできません。

アクション!

スコープ部は開閉し、中にはクリアパーツが使われているコダワリの作り。
フォアグリップも可動します。

「迂闊な奴だ!」

二丁持ちでパシャリ。

ヒート・ホークは、シンプルな2パーツ構造です。
高熱化した色のパーツは、付属しません。

「無駄だと言っとろうが!」

ヒート・ホークは、腰部サイド・リアアーマーにマウントできます。

ショルダータックルをかますガイア!

武装は、L字シールドにまとめてマウントできます。
ただ重心が右に寄ってしまうため、上半身が右に傾いてしまう弱点はアリ。

HGUC 1/144 黒い三連星ザクII、HG 1/144 高機動型ザクII(ガイア専用機)と比較。
黒い三連星ザクは、それぞれ2013年・2015年・2018年とコンスタントにリリースされています。

この中では今回のRG版が一番新しいですが、ベースキットに古いRGザクのパーツが流用されているので、実質的にはオリジン版が最新だと認識する方がベターです。

頭部を比較。

上半身を比較。オリジン版のガイア機は、左肩もL字シールドになっています。

脚部を比較。

バックパックを比較。

高密度なパーツ数・色分け・細かなディテールは今回のRG版の圧勝ではあるのですが、今から買うならオリジン版の方がオススメかもしれません。
三連星各機で肩部形状なども変化しているので、違いがより楽しめると思うぞ!(>ω<)
※HGUC版のクセのないスタイルも捨てがたいですが



RGの高機動型ザクIIバリエーションを比較。
※左から「本キット」「ジョニー・ライデン専用」「シン・マツナガ専用」「エリック・マンスフィールド専用」
ジョニー・ライデン機以外は、プレミアム・バンダイ限定品です。

頭部を比較。エリック・マンスフィールドだけ独特なアンテナデザインですね。
ちなみにデカールが剥がれかかってますが、エリック機にかかわらず経年で結構剥がれてくる点はご注意を(>ω<)

上半身を比較。

ショルダースパイクアーマーを比較。
ジョニー・ライデン機は、よりトンガってます。

脚部を比較。




RG 1/144 MS-06R-1A 黒い三連星専用ザクIIの感想
ということでRG黒い三連星専用ザクIIのご紹介でした。
他のRG系ザクと感想がかぶりますが、RG初期のザクベースで構成されているため、今のガンプラ目線で見るとポロリ率の高さや関節(上半身と下半身、肩部)のフニャつきが気になるケースが多い点はご注意を。
長所は、圧倒的なパーツ数による色分けとディテールの細かさ。素立ちさせた時の見た目に関しては、めちゃめちゃかっこいいです。
黒い三連星ザクはHGUC版、オリジンのHG版、今回のRG版と選択肢が広いので、好みのガンプラをチョイスしてみてくださいね。
以上、「RG 1/144 MS-06R-1A 黒い三連星専用ザクII」のガンプラレビューでした!









