今回は「MGアルトロンガンダムEW」のガンプラレビューです。

新機動戦記ガンダムW Endless Waltzに登場し、張五飛が搭乗するアルトロンガンダムEWのMG版をご紹介。
2015年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
MG 1/100 シェンロンガンダムEWをベースとしつつ成形色を変更し、主に「ドラゴンハング」「ツインビームトライデント」が新規造形で付属。
新規デザインの水転写デカールも同梱します。
ということで、MGアルトロンガンダムEWをレビューしていきたいと思います!
MG 1/100 アルトロンガンダム EW

両腕に装備されたドラゴンハングから「二頭龍=アルトロン」の名前がつけられたとされる、アルトロンガンダムEW。
今回のプレバン品は、エンドレスワルツ版の再現となります。
ガンプラ的には一般で発売されているMG 1/100 シェンロンガンダムEWのリデコキットとなり、成形色の変更と新規造形、そして水転写デカールが同梱する内容になっています。

ホイルシールがこちら。
頭部まわりと、ドラゴンハングにしか使いません。

新規の水転写デカールがこちら。
こちらも本キットの売り部分になっていると思うよ……(*´ェ`*)

1/100 張五飛のフィギュアがこちら。マリーメイア軍の制服姿で再現されていて、地味に新規造形だったりします。
これ以外に、本体に組み込む座った状態のフィギュアも付属します。

余剰パーツがこちら。
ランナー都合でフィギュアが2種類余るのと、MG 1/100 シェンロンガンダムEWのパーツがいくつか余る感じです。

そして完成したMG 1/100 アルトロンガンダムEWがこちら。
EWということでTV版とは違う、シェンロンガンダムEWに近い本体形状で再現されています。
ただ成形色がグリーンを基調としたカラーリングに変更されているのと、新規のドラゴンハングのおかげで結構イメージが変わって見えますよね。

ベースキットのMGシェンロンEWは2011年発売ということで、フォーマット的には一昔前の「ABSフレーム中心+ポリキャップを組み込む」従来のMG構造になっています。
今のガンプラ目線で見ても立ち姿自体は恐ろしくかっこいいのですが、動きは少し硬いかなといった印象です。

背部にマウントしているツインビームトライデントも新規造形になっていて、両側の先端部にビーム刃パーツを装着できます。
それでは各部細かく見ていきます!

可動域はそこそこ広く、手足は大きく広がり顔を上げる動作も得意です。

手足の関節は90度ほど曲がり、ヒザ立ち可能。
ただ股関節まわりなどは柔軟に可動しないので、動きは少し硬いです。

真横を向くことができます。
2011年フォーマットとして見れば良く動くMG、といった印象です。

頭部をアップで。左右のバルカン砲は、パーツ分割によりグレーで細かく色分け済みです。
主に、ツインアイや額にホイルシールを使います。トサカ部はブルー、額中央はイエローと意外と変わった配色です。

横、後ろから。アンテナ先端に安全フラッグはありませんが、結構折れやすいので取り扱いにはご注意を。
※実はMGシェンロンEWのアンテナ、撮影後ポッキリいきました(*ノェノ;)

胸部をアップで。コックピットハッチは開閉します。
中に座った状態のフィギュアを組み込むのですが、あまり見えなくなります。

肩部は、前方向へ少し動かすことができます。

そして新規造形のドラゴンハング、腕部収納時がこちら。
展開ギミックが搭載されていて、先端のクローは引出式の二軸可動でにより開閉可能です。※このあたりは後述
ちなみにドラゴンハングを接続するための前腕部パーツが、一部新規造形になっています。

背部は↑枠のパーツを交換することにより、ツインビームトライデントをマウントできるようになります。
ただ浅い凹凸を合わせて固定するだけなので、ポロリはしやすいです。

腰部。底面に↑枠のジョイントパーツを噛ませれば、アクションベースに対応します。
足の付け根は昨今のMGのようにスイング可動はせず、固定式です。

脚部。

細かなことを言えば、ヒザを曲げた際に露出するフレームに合わせ目があります。
足裏には肉抜きなし。

「行こうかナタク、俺達が道を示す!」
アルトロンガンダムEW、出撃!

それでは武装と展開ギミックを見つつ、アクションポーズいってみます!

本キットの売りの一つ、ツインビームトライデントがこちら。
ビーム刃は流用されていますが、両側分2個付属します。

ツインビームトライデントを掲げるナタク!

攻撃!

「その目に焼き付けるがいい、ナタクの真の力を!」

ドラゴンハングの展開ギミックを見ていきます。
このようにパーツを展開させて、

前へ持っていきます。

延長用のアームブロックは、10個付属します。
2つに分けてもいいし、1つを長くするなど長さのカスタマイズが可能です。

間に、5個延長した状態がこちら。

先端のクローは引出式の二軸可動で、展開できます。
あと細かなことを言えば、中央部の黒い部分にホイルシールを使います。

補助スタンドが付属し、底面に取り付けることができます。

こんな感じ。

ドラゴンハングを展開!

「悪は滅ぼす!この俺が!」

両腕のドラゴンハングを展開した状態がこちら。
補助スタンドも、2つ付属します。

撮影ブースからはみ出そう……(*ノェノ)

別売り「拡張パーツセット(敗者たちの栄光仕様)」との組み合わせ

それではここからは別売り、拡張パーツセット(敗者たちの栄光仕様)を使ってフーティエ装備にしたアルトロンガンダムEWを見ていきます。

まずは、肩の一部パーツを組み替えて黄色いラインが見えるようにします。

前腕部も、一部変更。グリーンだったパーツを、↑枠のイエローに交換します。

こちらがフーティエ装備。
ご覧のようにTV版アルトロンガンダムと同様の武装になっていて、バックパックに伸縮可能なフレームを介して2連装ビームキャノンが搭載されているのが特徴です。

装着した図がこちら。もちろん成形色が統一されているので、違和感がありません。

この状態でも、ツインビームトライデントをマウントすることができます。
マウントするパーツは、今回背中につけていたものを移植する感じです。

2連装ビームキャノンは、前へ持っていくことができます。

ドドン。アルトロンEWは背中が寂しい気がするので、気になる方はこの拡張パーツセット(敗者たちの栄光仕様)とのあわせ買いがオススメですぞ↓

アルトロンEW用以外にも、MGデスサイズヘルEW用のホーネット装備、MGトールギスII用のヒートサーベル装備も同梱します。

ベースキットの、MG 1/100 シェンロンガンダムEWと比較。
EW版ということで、本体はほぼ色替えです。

アップで比較。

ドラゴンハングを比較。

ビームトライデントと、ツインビームトライデントを比較。

シェンロンガンダムEWのMG版は、一般で入手可能です。

ちなみにタウヤー装備はプレバン限定なので、気になる方は↓のレビューもあわせてどうぞ。


「つまらん相手だ」
MG 1/100 アルトロンガンダム EWの感想
ということでMGアルトロンガンダムEWのご紹介でした。
まとめると、成形色変更のほか「ツインビームトライデント」「ドラゴンハング(+一部前腕部パーツ)」「展開用補助スタンド×2」「フィギュア2種」が新規造形で、専用の水転写デカールが付属するのが特徴です。
それと組み立て書も白黒の紙が追加で付属するのではなく、ちゃんとカラーページのある従来のMG仕様になっていたりもします。
大元が2011年製のMGなため最新ガンプラ感は感じませんが、今回画像のとおり見た目に関しては今でも通用する良スタイルのアルトロンEWが再現されていると思いますぞ!(>ω<)
別売りのフーティエ装備もオススメなので、再販タイミングがあえば合わせ買い推奨です。
以上、「MG 1/100 アルトロンガンダム EW」のガンプラレビューでした!























