今回は「HGギャプランTR-5[フライルー] (ティターンズ仕様)」のガンプラレビューです。
A.O.Z RE-BOOT ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-より、ギャプランTR-5[フライルー]のティターンズ仕様をご紹介。
2024年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
「ガンダムフェイスの頭部」「ショルダーアーマー」「股関節」「握り手」が新規造形で再現されていて、ギャプラン本体の関節パーツはABSからKPSに変更されアップデートされています。
MA形態にも変形可能。
ということで、TR-5[フライルー]のティターンズ仕様をレビューしていきたいと思います!
HGUC 1/144 ギャプランTR-5[フライルー] (ティターンズ仕様)(A.O.Z RE-BOOT版)
「黒き怪鳥」、TR-5[フライルー]のティターンズ仕様さん。
内容的には一般で発売されている「HGUC 1/144 ギャプラン」および「HGUC 1/144 ギャプランTR-5[フライルー]」のリデコキットとなり、ティターンズカラーで再現されているほか頭部がガンダムフェイスになっているのが最大の特徴です。
価格は3,630円(税込)です。
ホイルシールのほか、マーキングシールが付属します。
ギャプランやTR-5[フライルー]のパーツが大量に余るよ……(*´ェ`*)
この中だと「マルチ・アーム・ユニット」などは丸々組めるうえ、「ビーム・サーベル×2」「ダブル・シールド状態を再現できるパーツ」は普通に使えるパーツになっていると思います。※このあたりは後述
そして完成したティターンズ仕様のギャプランTR-5[フライルー]がこちら。
「TR-5[フライルー]」の名を冠しているものの、本体デザインは普通のギャプランの色違いです。
ただガンプラ的には関節ランナーがKPSに変更されていたり、ショルダーアーマーなど細かなところが新規造形で再現されているのが売りといったところ。
ギャプラン自体2003年発売のHGUCとかなり古いキットになるのですが、合わせ目が多いのは仕方ないとして普通に良プロポーションで再現されているのがスゴいですね……(*_*;)
一応新規部分もあるのですが、基本的には素材変更されているのが主な変更点なので、接地性が良く洗練されたスタイルで立体化されているのに驚きます。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域はそこそこで、手足は大きく広がります。
開脚範囲は広いのですが、足の取り付け方は昔ながらのボールジョイント接続です。
手足の関節はそれほど曲がらず、腰を撚ることは不可となります。
新規造形のガンダムフェイスがこちら。
ご覧のようにツインアイのガンダムフェイスになっているのが、本キット最大のアイデンティティ。
横、後ろから。頭頂部に一部合わせ目がありますが、ここはほぼ目立たず。
グリーン部は、ホイルシールで色を補います。
胴体は、先端部イエローがシールです。
背部のパーツはモナカ構造で、合わせ目が出ます。
腕は、「胴体と肩を繋ぐフレーム」「二の腕付近」「前腕部」に合わせ目が出ます。
握り手はギャプランにもTR-6[フライルー]にも同梱しなかったので、今回の売りポイントです。
ムーバブル・シールド・バインダーは、前腕部とアームで繋がれています。
ポリキャップ接続で、ロール回転可能。
ムーバブル・シールド・バインダーには、派手なマーキングシールを貼ります。
先端部にはビーム・キャノンが搭載されていて、グリップを引き出して手に持たせることができます。
腰部。ここに限らず、頭部以外はTR-5[フライルー]ではなくギャプランと同デザインです。
底面には少し合わせ目あり。股関節パーツは新規になっていて、3mm穴が空いた汎用性の高いものに変更されました。(過去作は角型の穴でした)
脚部は合わせ目の量が多いです。このあたりはさすがに2003年製HGの名残部分といったところ。
足裏に肉抜きはありません。接地性は優秀です。
それでは早速、MA形態に変形させてみるぞ!(>ω<)
ギャプランやTR-5[フライルー]ではABSが使われていたので変形させるのに苦労しましたが、今回関節ランナーがKPSになったことで、驚くほどスムーズに変形させることができました。
……KPSってスゴいんだね(*_*;)
MA形態がこちら。黒いランナーレススタンドが、一つ付属します。
アンテナは、↑の折りたたまれたものに差し替えます。
突撃!
ギュゥゥン……
MS形態に変形!
戦場に降り立つギャプランTR-5[フライルー]ティターンズ仕様!
ビーム・キャノンで攻撃!
ちなみにグリップを引き出し、手に持たせることができます。
こちらはロング・ブレード・ライフル。専用の持ち手が付属します。
基本、TR-5[フライルー]から形状的変更はありません。
ロング・ブレード・ライフルで攻撃!
デザイン上少し持たせづらいですが、及第点といったところ。
ライフル持ち手は、左手も付属します。
また、前後のパーツを外してビーム・ピストルとして持たせることもできます。
ビーム・ピストル状態でパシャリ。
余剰パーツで同梱するギャプランのビーム・サーベルを持たせることもできますが、サーベルは1色1パーツ成形です。
余談ですが、↑別売り品のシールド・ブースターが必要なものの余剰パーツでダブル・シールド状態が再現できるジョイントパーツが余ります。
地味に嬉しいパーツになっているよ……(*´ェ`*)
※↑はHGUC 1/144 ギャプランTR-5[フライルー]で再現した画像
「HGUC 1/144 ギャプラン(左)※塗装済」「HGUC 1/144 ギャプランTR-5[フライルー](中央)」と比較。
すべてギャプランからのバリエーションキットとなり、成形色の変更や頭部・外装・武装が変化しているのが特徴です。
ただ、今回ティターンズ仕様の本体はギャプランと同形状だと思ってOKです。(細かな新規パーツは付属していてアップデートはされていますが)
頭部を比較。ティターンズ仕様の特徴は、このガンダムフェイスで間違いないでしょう。
↑一応、「HGUC 1/144 ギャプランTR-5[フライルー]ギガンティック・アーム・ユニット装備(A.O.Z RE-BOOT版)(左)」にも、オマケパーツとしてガンダムフェイスが同梱します
胴体を比較。
腕とムーバブル・シールド・バインダーを比較。
※ギャプランのハンドパーツは別のものに変えてあります
腰部を比較。TR-5[フライルー](中央)は、増加スカート・ユニットになっています。
リア側を比較。
↑同時期発売の「HGUC 1/144 ギャプランTR-5[フライルー]ギガンティック・アーム・ユニット装備(A.O.Z RE-BOOT版)」のレビューは↓からどうぞ。
HGUC 1/144 ギャプランTR-5[フライルー] (ティターンズ仕様)(A.O.Z RE-BOOT版)の感想
ということでティターンズ仕様のHGギャプランTR-5[フライルー]のご紹介でした。
今回の売りはズバリ、「新規ガンダムフェイス」と「アップデートされたギャプランのKPS関節ランナー」の2点。
ショルダーアーマーや股関節パーツも新規になっているので、現代風に細かくアップデートされているのもポイント高し。
KPS関節になったことで、これほどまでにスムーズにMA形態に変形できるとは思っていませんでした。KPS恐るべし……。
ただ外装ランナーをはじめ、もともとは2003年発売の古いHGUCのリデコキットになっているため、期待し過ぎると肩透かしをくらう可能性はあると思います。そのあたりだけはご注意を!(>ω<)
ただHGUCギャプラン・TR-5[フライルー]ともに、今のガンプラ目線で見てもプロポーションは優秀な出来だったので、見た目に関しては満足度の高いリデコキットになっていると思いますぞ。
今回の売りであるガンダムフェイスはギガンティック・アーム・ユニット装備にも同梱するので、より変化が欲しい方はこちらをチョイスするのもアリだと思いますぞ↓
以上、「HGUC 1/144 ギャプランTR-5[フライルー] (ティターンズ仕様)(A.O.Z RE-BOOT版)」のガンプラレビューでした!