今回は「1/144 ガンダムエピオン」のガンプラレビューです。

新機動戦記ガンダムWに登場し、ミリアルド・ピースクラフトが搭乗するガンダムエピオンをご紹介。
2000年に発売された旧キットで、フィギュア付きのリニューアル版になります。
旧キットながらモビルアーマー形態への変形ギミックを搭載。
という事で、1/144スケールのガンダムエピオンをレビューしていきたいと思います!
1/144 ガンダムエピオン

5体のガンダムやトールギスを研究し、トレーズが完成させたガンダムエピオン。エピオンTV版のキットになります。
今の時代、1/144スケールだとより最新のRG版が発売されているので、今回のレビューはレトロガンプラマニア向けになる点だけはご注意を……(*´ェ`*)

リニューアル版のパッケージはCGで描かれたガンダムエピオンと、ミリアルドが描かれたボックスアートになっています。

組み立て書は小さめで3つ折りのものが付属。ミリアルド、イケメン!(>ω<)

当時物キットという事で、ランナーは2色成形です。紫と紺色以外は全てホイルシールで補う感じです。

1/35ミリアルド・ピースクラフトのフィギュアがこちら。
リニューアル版にはフィギュアが付属しますが、放映当時版はフィギュアが同梱しないかわりに定価が安くなっています。
とはいえ今の時代、再販時はほとんどこちらのフィギュア付きが出荷されているイメージです。

そして完成した1/144ガンダムエピオンがこちら。
アナザーガンダムのガンプラではかなり古い部類に属するため、全てに合わせ目が出る作りで可動域はかなり狭いです(*´ェ`*)
ただ、成形色の色合いは結構いい感じですね。

ご覧のように、頭部と胴体前面側はほとんどシールで補います。
塗装派モデラーさんは腕のなる色分けになっているぞ……w(>ω<)

それでは細かく見ていきます。

腕は水平まで上がりますが、開脚範囲はかなり狭いです。上半身と腰は一体化されており、まわす事はできません。

モビルアーマー形態への変形ギミックの弊害で、フロント・リアアーマーは非可動です。
そのため、今のガンプラ目線で見た場合「下半身まわりはほとんど動かない」と思った方がいいです。

頭部はツインアイ・フェイスマスク全てを1枚のシールで補います。
シールの下はモールドが刻まれているため、このあたりは塗装前提と思った方がいいと思います。

胴体。胸のダクトや紺色部分は全てシールで補います。
当時物っぽい光沢感のあるシールになっているので、ちょっと違和感を感じます。
このあたりも塗装前提といったところ。

色はほぼ足りないのですが、サーチアイまわりは開口されています。

上から。

肩は昔ながらの軸接続です。最近のガンプラのように、前後に柔軟には可動せず。

腕部。関節と手首パーツはポリ製です。

肘関節は90度弱曲がります。
エピオンクローは前後に可動します。

ここがこのキットの鬼門部分で、腰回り(フロント・リアアーマー)が非可動となるため足回りの可動範囲がかなり狭くなっています。

右側にはビームソードをマウントできます。
↑は収納状態のビームソードで、展開状態のものは別パーツで付属します。

脚はボールジョイント接続です。当時ものあるある、無改造状態では接続強度がゆるくプラプラしてしまう感じ。

脚部。足首パーツの高は全てシールで補います。

横、後ろから。

下から。足裏に肉抜きはありませんが、モールドも無しです。

ウイングは角度をつける事ができるほか、

基部パーツも可動します。
ウイングの重さで転倒する事もなく、自立性は高いです。

エピオンシールドとヒートロッドがこちら。

ヒートロッドは↑の3箇所が可動し、ある程度曲げる事ができます。
エピオンシールドとの基部だけ、ポリパーツ接続になります。

ガンダムエピオン、出撃!

当時物らしく、スタンド穴は空いていません。

ビームソードを持たせてみます。
1色1パーツ成形です。

フル装備のガンダムエピオン。
ビームソードを持たせる場合、腰部横に収納されているビームソードは取り外す感じです。

それではアクションポーズいってみます!

「弱者を作り出すのは強者だ!」
斬りかかるガンダムエピオン!

「私はまだ、自分を弱者だと認めていない!」
相当古いキットなのに、アニメの思い出補正なのかかっこよく見えるぞ!w(>ω<)

ヒートロッドで攻撃!

モビルアーマー形態に変形させてみます。
リアアーマーをとっぱらい、下半身を上へ持っていきます。
ここの変形ギミックは中々良く出来ていると思うのですが、そのおかげでMS形態での可動域が制限されている感じだと思います。

ガンダムエピオン、モビルアーマー形態に変形完了!

横から。双竜のような脚部、尻尾のようなヒートロッドが特徴的だぞ……(*´ェ`*)

下から。

2023年に発売された、RG 1/144 ガンダムエピオン(右)と比較。


ついでに、MG 1/100 ガンダムエピオンEW(右)と比較。





「決着をつけるぞ!ヒイロ!」
近接特化型ってのがかっこいいよね……。
1/144 ガンダムエピオンの感想
ということで1/144 ガンダムエピオンのご紹介でした。
上半身と下半身が一体化されていたり、フロント・リアアーマーが非可動だったりするのでデフォルト状態ではほとんど動かないと思った方がいいです。
それなりに可動するよう改造するにはそれなりに時間がかかる系のキットだと思われ。
また、足関節もプラつく事があるので接続強度の調整も必要かと思います。

ちなみに↑は組み立て書の作例写真。完璧に塗装すれば化けそうですね(*_*)
総評としては、古めのガンプラをじっくり作りたいモデラーさんにはオススメといった感じです!
リニューアル版は1/35ミリアルドのフィギュアが付いてくるだけなので、フィギュアがいらない方は旧版でもOKです。安いものを見つけてお得にゲットしてみてくださいまし(*´ェ`*)
繰り返しになりますが、1/144スケールだと今の時代RG版を購入する方がオススメなので、レトロガンプラファン以外はRG版をチョイスした方が幸せになると思うよ!
以上、「1/144 ガンダムエピオン」のガンプラレビューでした!









