今回は「HG 105スローターダガー」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED C.E73-STERGAZER-に登場し、ファントムペインが運用した105スローターダガーをご紹介。
2006年発売。
エールストライカーが付属するダガータイプのガンプラになります。
という事で、HG 105スローターダガーを「HG105ダガー+ガンバレル」との違い・比較やHGUCエールストライクガンダムと互換性があるかなどを検証しつつレビューしていきたいと思います!
HG 105スローターダガー
105スローターダガーのボックスアート。
設定的には、ファントムペインが105ダガーにエールストライカーを組み合わせ独自の改修を加えてカスタム化した機体になります。
ガンプラ的には2004年に発売されたHG 105ダガー+ガンバレルの本体ランナーを使ったバリエーションキットで、こちらにはエールストライカーが付属する感じです。
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
バイザーや本体の細かな箇所、エールストライカーの色を補うものが付属します。
付属品一覧がこちら。
※「MX703ビームライフル」「ES01ビームサーベルの柄×4」「クリアイエローのサーベルエフェクトパーツ×2」「シールド」
サーベルの柄は腰側面に2本・エールストライカーに2本マウントするのですが、それぞれ微妙に形状が違います。
また、105ダガー+ガンバレルではクリアレッドだったサーベルはクリアイエローに変更されました。台座は付属しません。
そして完成したHG 105スローターダガーがこちら。
ファントムペインらしいダークグレーを基調とした成形色に変更されています。
白・青・赤とヒロイックな印象だった105ダガーからイメージが結構変わりました(*´ェ`*)
本体と武装(ライフル・サーベル・シールド)は105ダガーの色違いです。
本体の合わせ目は105ダガー+ガンバレルのレビューで画像付きで解説してありますので、こちらも併せてどうぞ↓
エールストライカーは重みがありますが、足首等の関節強度が強めに設計されているため自立します。
ただ、立たせ方によっては後ろに倒れやすいです。
それでは細かく見ていきます!
可動域はそこそこで、今のガンプラ目線で見ると狭いです。
関節は90度ほど曲がり、膝立ち可能です。
上半身は少し引き出せば360度好きな位置へ持っていけます。
頭部のバイザーとトサカのセンサーはシールで補います。
設定色ではフェイスマスクはライトグレーなので、105ダガーと比べると色分けは甘めです。
胴体。腰の一部や肩上部の突起部分などは色が足りず、要塗装です。
上から。肩は軸接続で、前後に傾けることはできません。
肩のサブアーマーを動かせば腕の可動範囲が上がります。
肘は90度曲がります。二の腕の突起部分は黒いシールで色を補います。
シールド表面の突起はイエローで要塗装ですが、裏側は別パーツで色分けされておりモールドも刻まれています。
シールドは基部で360度ロール回転します。
腰左右にはES01ビームサーベルをマウント可能です。
脚部。
全体的に合わせ目は多いぞ!(*´ェ`*)
ただ、膝関節は1パーツで合わせ目が出ません。
下から。股下には「HG105ダガー+ガンバレルに付属する台座」に対応する特殊なサイズの穴が空いています。(このキットに台座は付属せず)
足裏に肉抜きはありません。
エールストライカー上二枚のウイングは非可動で、前側にシールを使います。
角張った面に貼るのであまりキレイにはいかず。
スラスターはフレキシブルに可動します。
イエロー部分はシールですが、シールの下にはモールドありです。
105スローターダガー、出撃!
エールストライカーのデザインって浮かせるとめちゃめちゃかっこよくなるよね……(>ω<)
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
MX703Gビームライフルはシンプルな2パーツモナカ構造で、形状的には105ダガー+ガンバレルと同じものが付属します。
降下するファントムペイン!
ライフルで攻撃!
ES01ビームサーベルを抜刀!
柄は4本付属、エフェクトパーツはクリアイエローのものが2本付属します。
斬りかかる105スローターダガー!
二刀流で。
同じファントムペインのHGストライクノワールと比較。
同じ時期に発売されたガンプラですが、ストライクノワールの方は肩関節の可動域が広いです。
HGCEエールストライクガンダムのエールストライカーとの互換性
HGCEエールストライクガンダムのエールストライカーと比較。
HGCEのエールはこのキットの8年後(2014年)に発売された新しいものなので、形状や可動域がアップしています。
上から。「エールストライカーだけHGCEから持ってきたろ!」と考えているモデラーさんも多いと思うので、互換性があるか調べてみました!(>ω<)
↑枠が接続部です。一見互換性があるように見えますが、結果は無改造では取り付け不可でした。
ただ、改造派モデラーさんなら小加工で取り付ける事ができると思いますぞ。
HG 105ダガー+ガンバレルとの違いを比較
HG 105ダガー+ガンバレルと比較。
本体は同じ形状の色違いです。
違いは成形色のほか「背部のストライカー」「台座の有無」「シール類」となります。
マーキングシールの違いも大きく、HG105ダガー+ガンバレルには「月下の狂犬モーガン・シュバリエ」のパーソナルマークが同梱したりします。
↑は105ダガー+ガンバレルに同梱するスタンド。
本体が同じという事で、105スローターダガーとも互換性があります。
もちろん無改造でガンバレルストライカーを装着できるぞ!
逆に、本キットのエールストライカーを105ダガーに装備させる事もできます。
色とストライカーが違うだけで印象変わりますね(*_*)
HGCE 1/144 ストライクダガー、HGCE 1/144 ダガーLも混ぜ、ダガー系のガンプラでディスプレイ。
HG 105スローターダガーの感想
ということでHG 105スローターダガーのご紹介でした。
先述の通り、合わせ目についてはHG 105ダガー+ガンバレルの方で解説してあります。こちらも併せてどうぞ↓
SEED時代のガンプラという事で、細かな色が足りず合わせ目の量が多いです。可動域も広くはありませんが、造形的には中々かっこよく仕上がっているのではないでしょうか。
ただ、バリエ元のHG105ダガー+ガンバレルと比べると台座が付属しなかったりマーキングシールが簡素なので、どちらか迷う場合は105ダガー+ガンバレルの方がオススメかもしれません。
改造派モデラーさんはHGCEエールストライクガンダムのエールストライカーを移植させてパワーアップさせてみても面白いと思いますぞ!
以上、「HG 105スローターダガー」のガンプラレビューでした!